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英語の現在形の使い方!習慣や事実を表現する例文を紹介!

 

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英語の「現在形」とは、どんなことを言うときに使われる言葉でしょうか?

英語の文法項目で、始めの段階に出てくるので簡単な感じもするのですが、意外とその使い方を掴み切れていないという人も多いのです。

今回は、英語の「現在形」の持つニュアンスをしっかりと理解するための使い方について紹介します!



「現在形」の基本イメージ

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まず、英語の「現在形」の基本イメージを知っておきましょう。

イメージは「過去・現在・未来」

その名前の通り、「今のこと」を話すときに使われるもので間違いありません。ですが、「現在形」の役割というのはそれだけじゃないんです。

実は、「現在形」には「過去・現在・未来」の全ての時間が含まれています。

つまりどういうことかと言うと、以下を表現できるようになるんです!

・「現在も含め、過去や未来にも続く習慣・事実」
・「過去&現在と続き、未来にも続くであろう習慣・事実」

こういった点から、今回紹介していく「習慣」や「事実」などのニュアンスが生まれるんですね。

使われる「動詞」

そして、「現在形」を表現するために重要になってくるのが「動詞」の形。

まず、「be動詞」は”am”、”are”、”is”の3種類が使われます。どの「be動詞」を使うかは、主語に応じて変化します。

そして、もう1つの「動詞」の種類である「一般動詞」は原形を使いますが、1つだけ注意が必要です。

英語の「現在形」の文で「一般動詞」を使うとき、主語によっては”s”をつけなくてはいけません

“s”が必要になるのは、主語が「自分と相手以外の1人の人や1つの物」を指すときです。

“he”や”she”などの「代名詞」でも、”Ken”というような具体的な「固有名詞」でも、それが1人または1つであれば「動詞」に”s”が必要になります。

例えば、”I”と”Ken”をそれぞれ主語にした文章を見てみましょう。

I listen to music every day.
(僕は音楽を聴きます。)

これは「私」を表す”I”が主語なので、「動詞」の”listen”をそのまま使っています。

Ken listens to music every day.
(ケンは毎日音楽を聴きます。)

こちらは「ケン」が主語です。「自分と相手以外の1人の人」なので、「動詞」の”listen”に”s”をつけています。

では、基本イメージと使う動詞のルールが確認できたところで、詳しい使い方について見ていきましょう!


「習慣」を表す

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英語の「現在形」で「習慣」を表すときの使い方です。

「普段からやっていること」や「定期的に続けていること」などを言いたいときに使われます。

「習慣」ですから、「過去のあるときに始めて、現在も続けていて、この先も続けるであろうこと」ですね。「過去・現在・未来」の時間が意識されています。

「be動詞」で表す

「習慣」の中でも「普段の仕事」や「普段の状態」を表現したいときには、「be動詞」を使って言うことができます。

例えば、「普段の仕事」について言うと、このようになります。

I am a bank teller.
(私は銀行員です。)

「銀行員であること」は、「今この瞬間だけのこと」ではなく「普段の仕事」です

「過去のある時点から銀行員の仕事を始めて、今も続けている、いつか辞める日が来るかもしれないけど、とりあえず当分は続けていく」そんなニュアンスが込められているんです。

「一般動詞」で表す

「習慣」の中の「普段から行っているある行動」について話すときには、「一般動詞」を使って表現します。

I take piano lessons.
(私はピアノを習ってる。)

「過去にピアノを習い始めて、今もやってる。そして、しばらくは続ける」という意味合いが込められています。

「今だけピアノを習っている」というわけではなく、「ピアノを習うという習慣がある」ということです。

そして、この「習慣」を表すパターンでは、頻度を表す言葉が一緒に使われることがあります。

I take piano lessons every Tuesday.
(毎週火曜日にピアノを習ってる。)

“every Tuesday”をつけることで、「毎週火曜日に定期的に行ってる習慣」として伝えることができます。

以下は、頻度を表す英語の例です。

①文末に置く言葉の例

two days a week(週に2日)

once a month(月に1回)

regularly(定期的に)

②動詞の前に置く言葉の例

always(いつも)

usually(よく)

sometimes(時々)


「事実」を表す

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英語の「現在形」を使って「事実」を伝えることもできます。ここで言う「事実」とは、「ずっと変わらないこと」や「一般的に知られている法則」などのことです。

例えば「地球は回っている」とか「太陽は東から昇る」と言うときに使われます。

「be動詞」で表す

一般的に知られていて変わらない「事実」として考えられる「人や物の特徴」について話すときには、「be動詞」を使って表現することができます。

The Jupiter is the largest planet in our solar system.
(木星は太陽系の中で1番大きな惑星です。)

木星の「太陽系の中で1番大きい」という特徴は、一般的に知られていることであり、これから木星より大きい太陽系の惑星が発見されない限りは、変わることのない「事実」です。

「一般動詞」で表す

一般的な「事実」として考えられる「人や動物の習性や物の動き」などについて話す場合には、「一般動詞」を使いましょう。

Water freezes at 0℃.
(水は0度で凍る。)

「水は0度で凍る」という、一般的に知られている法則であり、変わることない「事実」ですね。

主語が”water”なので、「動詞」の”freeze”には”s”がついています。

おわりに

今回は、英語の「現在形」の使い方について紹介しました。いかがでしたか?

「習慣」と「事実」の項目に分けて紹介しましたが、基本のイメージはどちらも同じです。

英語の「現在形」というのは、「過去・現在・未来」と全ての時間に関わっていることを表現するための形であるということを抑えておきましょう。

「現在形」と混乱しやすいものの1つに「現在進行形」があります。以下の記事で、その違いも参考にしてみて下さいね。

「進行形」の英語の使い方!「している」を表現するための英文法!

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