「guy/guys」の意味と使い方!ネイティブが使う様々な用法をマスター!
英語の映画などで耳にする”guy”や”guys”という言葉。
学校ではしっかりと教えてくれませんでしたが、一体ネイティブがどのような意味で使っているかご存知ですか?
今回は”guy”と”guys”の意味とニュアンスを理解して、実際の日常会話でよく使われる用法を学んでいきましょう!
“guy”の意味①「男/やつ」
ほぼ”guy” = “man”
単数形で使われる”guy”は、「男」や「やつ」という意味になります。インフォーマルで砕けた印象の”man”(男性)と覚えておきましょう!
He’s such a nice guy.
(彼って本当にいい人。)
(あいつ本当にいいやつだよな。)
あくまでも男性を表す英語ですので、女性にはもちろん使われません。そして性別は男だとしても、小さな子供に対しても使いません。少なくともティーンエイジャーから上の大人の男性に用いるのが一般的です。
下品な言葉ではない
先ほどの例文を見て分かるように、誰が話しているかによって日本語訳の印象が変わってきます。話し手の性別やタイプによって”He’s such a nice guy.”は「彼って本当にいい人」にもなりますし、「あいつ本当にいいやつだよな」といった雰囲気にもなります。
確かに男女の話し言葉によって訳は変化しますが、女性が言ったとしても下品な言葉遣いには全くならないので安心してください!大切なのは日常会話で“guy”は”man”よりも軽い感じで使われるということです。
人によって”guy”の捉え方は違う
ネイティブの間でも”guy”と”man”の違いには様々な意見が存在します。見解は個人によって異なるため「これが正解!」というものはないと言ってもいいかもしれません。
しかし一般的に考えられている違いは次の通りです。
“guy”はあまり社会的責任がなく、とにかく気楽で面白い男性
“man”は社会的責任を担っていて、落ち着いている男性
こういった印象の差があるため、“guy”は”man”よりも軽い感じで使われるのでしょう。
その場しのぎで生きていたり、仕事や恋愛にあまりコミットをしないタイプの男性は年齢に関係なく”guy”と見なされます。それに比べ”man”は、家庭やキャリアなど様々な責任を持っている自立した男性とされるのです。
こういった差はあるものの、日常会話ではしっかりと使い分けをしているわけではありません!友達と話している時は気軽に使ってみましょう!
This guy is so awesome!
(こいつマジ最高!)
I was annoyed at the bar last night because a weird guy was hitting on me.
(バーで変なやつがナンパしてきたから昨晩はイライラしたわ。)
“guy”の意味②「もの/こいつ」
人間以外にも使える
“guy”は時として人間以外を対象にして使うことができます。その場合「もの」、「やつ」、「こいつ」といった訳になり、対象の呼び名が分からない時に使う傾向があるようです。
例えば何かを組み立てていたとしましょう。「完成した!」と思いきや、何やらよく分からない部品が残っていることに気づきました。そんな時はこんな英語フレーズを言うことができます。
I don’t know what to do with this guy.
(こいつどうしていいか分からないや。)
部品の名前や正式名称が出てこない時は、このように”guy”を使って曖昧に表現することができるのです!スラング的な使い方として覚えておきたいですね。
“guys”の意味①「みんな/君達」
男性と女性の両方を対象にできる
先ほどの”guy”を複数形にすると”guys”になります。単数形だと男性のみを意味しますが、実は複数形になると女性を含むこともできるのです!
Hey guys, what’s up?
(やぁみんな、元気?)
基本的にこういった呼びかけで使われる場合は、男女合わさったグループに対しての「みんな」という意味になります。
女性だけのグループにも使える
男性が混じっていなくても構いません。女性しかいないグループに対しても”guys”は使うことができます!
Sorry guys, I was stuck in traffic.
(みんなごめん、渋滞で身動き取れなかったの。)
しかし一般的に女性だけの集団には、もっと別の言い方をする人が多いかもしれません。仲の良い女友達同士だったら“Hey girls”(やぁ、みんな)などと言って、「女子達」という軽い意味で声をかけます。
しっかりと大人として扱うため「女性達」という意味を表現をしたい時は、“Hi ladies”(こんにちは、みなさん)なんて言い方もできますね。
“you”と合わせて使うことが多い
“you guys”という形で使われることが多く、その場合男女混合の「君達」や「あなた達」といった意味になります。
“you”は単数の「あなた」でもあれば、複数の「あなた達」という両方の役割を果たしますよね。そのため”you”のみで使うと、1人を指しているのか、複数人を指しているのかが明確ではないのです。
こういった意味の曖昧さを除くのが、”you guys”という英語。これを使うことで、対象が1人だけでないということがよく分かりますよ!
What are you guys doing?
(みんな何してるの?)
“you guys”を1つのかたまりとして使ってくださいね!
“you guys”はカジュアルな表現
“you guys”はフレンドリーで砕けた表現です。そのため友達間や親しい間柄では全く問題ないのですが、職場の上司達に対して使うのはNG。目上の人には使わないように気をつけましょう!
“guys”の意味②「男達」
男達のみを指す場合もある
単数形の”guy”が「男性」のみを意味するわけですから、もちろん複数の”guys”も「男性達」のみを表す状況もあります。非常にシンプルな考え方ですね。
I hate guys who smoke.
(タバコを吸う男性は大嫌い。)
呼びかけでない時は基本男性のみ
先ほど男女混合でもOKという話がありましたが、それは呼びかけ形式の文章で使われることがほとんどです。つまり“Hi guys!”(みんなこんにちは!)や“You guys are awesome.”(君達最高だよ。)というように、目の前に相手がいるケースで使われる時は女性が含まれていて構わないのです。
しかしそれ以外の場合で使われると、ほぼ「男達」という性別が限定された意味になります。例外もありますが、基本的に“guys”となりうる対象が目の前にいない時は男性のみであると覚えておきましょう!
おわりに
いかがでしたか?
今までなんとなく聞き流していた言葉の意味やニュアンスがハッキリと分かれば、自信を持って英会話の中に取り入れることができますね。
日常会話でよく使われる表現ですので、是非実践で使ってみてください!