「上手」ですねって英語で何? 相手を褒めたい時に役立つフレーズ11選
誰でも褒められるとすごく気持ちがよくなりますね。友達同士の会話、またビジネスや職場で、良い人間関係を築くには、人を褒めることは大切なことです。
今回は、「すごく能力がある人に」また 「生まれながらの素質がある人に」、また「他人と比較して、周りの人より優れている人」を褒める時に使う、英語の「上手」ですねフレーズを見ていきましょう。
能力を褒める「上手」
You are good at cooking!
お料理、上手だね!
“You are good at 〇〇.”のように、〇〇のところは動名詞のing形をいれれば、自分の言いたいように書き換えられます。例えば「ピアノを弾くのが上手だね」だと、 “You are good at playing the piano.” のような感じになります。
A: These cookies are really good! You are good at cooking.
(このクッキー美味しい!お料理が上手だね。)
B: Thanks! I learned from my mom.
(ありがとう! お母さんから習ったの。)
また「本当に」や「すごい」上手だね、といいたい場合は、 “really” や “pretty” をつけましょう。”
You are really good at cooking.(お料理が本当に上手だね。)
You are good with children.
子供と遊ぶの上手だね。
“with”は関係を表す前置詞なので、ここでは、子供との関係がよいということです。
A: You are good with children. Have you thought about being a kindergarten teacher?
(子供と遊ぶのが上手だね。保育士になることは考えたことはある?)
B: Yeah, but I’m more interested in becoming a lawyer.
(うん、でも弁護士になるほうがいいんだよね。)
ほかにも、お金の使い方、お金との関係が良い場合は、このように表現できますよ。
You are good with money. (お金の使い方が上手だね。)
He is adept at speaking.
彼女は話すのが上手ですね。
“ adept” は「技術力」「高いスキル」があり、「よく訓練されている」「教育を受けている」という意味です。 “at”の後に、動名詞のing形を入れ換えれば、何が上手なのか、自由に言い回しがつくれます。
A: Your son did really well in the speech contest! He is adept at speaking in front of people.
(息子さん、スピーチコンテストでよくできていましたね!彼はみんなの前でお話するのが上手ですね。)
B: It seems that way. He never gets nervous in these situations.
(そうみたいです。絶対に人前であがらないから。)
生まれつきの才能を褒める「上手」
He has got a natural talent for sports.
彼はスポーツの才能あるね。
“a natural talent”は「生まれつきの才能」という意味の英語です。日本語でタレントというと、芸能人のことを思い浮かべますね。
「タレント」は、英語で「芸能人」という意味ではなく、「才能」という意味です。日本語のタレントは、「才能を持った人」という英語の意味からきたのでしょうね。
初めてトライするのに、やけに上手な人っていますよね。その時にこの英語のフレーズを使いましょう!
A: He has got a natural talent for sports. With diligence, he could become a professional!
(彼にはスポーツの才能があるね。努力すれば、プロになれる可能性があるよ!)
B: That’s what a lot of people have been saying.
(みんながそういっているよ。)
He is a born footballer.
サッカーが上手だね。
“born”は「生まれながらの」という形容詞。「生まれながらのフットボール選手」という褒め言葉です。
余談ですが、フットボールは英国発祥のスポーツ。本場ではフットボールと呼ばれ、アメリカと日本ではサッカーと呼びます。
A: Did you see what Shota did in the football game today? It was amazing!
(今日のサッカーのゲームで、翔太の活躍見た?すごかったよ!)
B: Yeah, he is a born footballer.
(うん、彼は生まれつきのサッカー選手だよ。)
She is a natural at dancing.
彼女はダンスが上手だね。
“natural” ということは、自然にダンスができている状態のことです。リズム感も表現力もあって、ぎこちない踊りではない感じ。
A: I wish I could dance like Monica.
(モニカのように踊れたらいいのにな。)
B: I know what you mean. She is a natural at dancing.
(その気持ちわかるよ。彼女は生まれつき踊りが上手だよね。)
He is a gifted leader.
彼は才能のあるリーダーです。
“gift” は贈り物という意味の英語です。神様から才能の贈り物を与えられて生まれてきた人のイメージです。特に教えられていないのに、自然にその役割がこなせるリーダーっていますよね。
A: Who are you going to vote for?
(誰に票をいれる?)
B: Mr. Nakamura. He is a gifted leader.
(中村さん。彼はすばらしいリーダーだから。)
You have a knack for writing poetry.
あなたは詩を書く才能があるね。
“knack”は「特別な才能」という意味の英語です。特に、「クリエイティブな才能」に使えます。発想力があって、新しいことを考えられる能力がある人に「上手だね」の気持ちを込めて使ってみてはいかがでしょうか。
A: These poems are great! You have a knack for writing poetry.
(この詩は素晴らしいね。あなたには詩を書く才能があるよ!)
B: Do you think so? Thanks. I’m glad to hear that.
(そうですか? ありがとう。そういってもらえると嬉しいです。)
他者と比較して褒める「上手」
She is head and shoulders above the rest.
彼女は他の人より優れているね。
「頭と肩が他の人より上に出ている」という意味の英語の比喩表現で、「他の人より優れている」という意味になります。実際、背が高い人が集団にいると、目立ちますよね。そのように他の人より上手で、「目立って優れている」、「人並みはずれた」感じの英語表現です。
A: Makiko got into the prestigious music school.
(真紀子は音楽の名門校に行くんだって。)
B: I’m not surprised. She is head and shoulders above the rest.
(当然そうだよね。彼女は他の人よりずば抜けて上手だから。)
He is in a class of his own!
彼はずば抜けているよ!
“class”は「種類」「部類」という意味。それだけで構成しているので、「他に並ぶものがない」「類がない」という英語フレーズです。
A: Why are you so excited about going to that new cake shop?
(どうしてあの新しいケーキ屋さんに行くのを、そんなに楽しみにしているの?)
B: People have been raving about the chef’s cakes. They say he is in a class of his own.
(あのケーキはすごくいい評判なんだよ。シェフの腕が抜群だってみんないってるよ。)
No one comes close to him.
彼の右に出るものはいない。
ここでは「誰も彼の近くにこない」という英語の直訳なので、イメージしやすいかと思います。他者と比較した時、「その人に並ぶものなし」という意味です。
A: My brother knows so much about insects. In our family, no one comes close to him.
(私の兄は昆虫好きです。うちの家族に、昆虫に関しては、彼より知っている人はいないよ。)
B: Does he keep them at home as pets?
(じゃあ、おうちで昆虫飼ってるの?)
おわりに
いかがでしたか?
すばらしい才能や能力を持った人はたくさんいますよね。そんな時、今回の「上手」ですねの英語フレーズを是非使ってみてください。そこで会話が始まり、良い関係につながることでしょう。
アメリカ人はよく相手を褒めるので、国際的なお付き合いが増えるこの頃、相手をどんどん褒めてたくさんの人と仲良くなりましょう!