「空っぽ」を英語で!頭や冷蔵庫の中が空になった時のフレーズ16選!
英語で「空っぽ」ってどう言うのか知っていますか?その表現方法はシチュエーションによるんです。
例えばペットボトルの中身が無くなった時と虚しい気持ちになった時のフレーズは違った言い方になります。
今回はそんな何も無くなって「空っぽ」になってしまった時に使える英語フレーズを紹介しますね。
中身がない時
ポテトチップスの袋の中身がなくなった時や冷蔵庫の中が空だったりすると「空っぽだ」って言いますよね。こういう時に英語でどう表現するのかあなたは知っていますか?
ここでは中身が空っぽな時に使える英語フレーズをいろいろと紹介しますね。
It’s empty.
これは中身がないです。
このフレーズは何かの中身が空っぽな時にピッタリなフレーズで、頻繁に使われている言い方でもあります。“empty”は英語で「中身のない」という意味の形容詞なんですよ。便利に使える単語なのでぜひ覚えてみてくださいね。
A: Can I have a bit more chips?
(もうちょっとポテトチップスくれる?)
B: Oh no. It’s empty. I’ll get another bag.
(まあ。中身がなくなっちゃった。もう一袋持ってくるね。)
There is nothing in it.
この中には何もないです。
先ほどよりも少し長くなりますが、意味は似ています。このフレーズも袋や箱などの入れ物の中身が空っぽな時に使えますよ。
“there is ○○”は英語で「そこには○○がある」という意味ですよね。でも、空欄に“nothing”を入れることで「そこには何もない」という表現になるんですよ。これだけでも意味は通じますが、中身がない事を強調するために最後に“in it”(この中に)を付けています。
A: What’s in the box?
(その箱の中身は何?)
B: There is nothing in it. It was a parcel for Joshua. He said he’ll get rid of it later.
(この中には何もないよ。ジョシュア宛の荷物だったみたい。彼は後で片づけるって言ってたよ。)
I finished it all.
全部平らげました。
このフレーズは自分がクッキーなどを全部食べたり、歯磨き粉を全部使い果たしたりして容器が空っぽになった時に使えますよ。
“finished”は“finish”の過去形で「終わった」という意味でよく使われています。ここでは「平らげた」や「使い果たした」という意味で使っていますよ。最後に“all”を付けることで「全部」なくなったという事を表現できます。
A: Can I have a sip of your coffee?
(あなたのコーヒーを一口くれる?)
B: I finished it all. Do you want to get another one?
(全部飲んじゃったよ。もう一つ買ってこようか?)
他にもこんな英語表現が。
I used it all.(全部使い果たしました。)
I had it all.(全部平らげました。)
It’s all gone.
もう全部ないです。
お菓子を周りの人と分け合ったりお土産を配ったりして、もう全部なくなってしまった時はこのフレーズを使ってくださいね。他にも使い果たしてしまった物にも使えます。
“gone”は“go”の過去分詞で、ここでは英語で「なくなった」という意味で使われていますよ。ここでも“all”を付けることで全部なくて空っぽな事を強調しています。
A: That’s a huge bag. What did you use that for?
(それは巨大な袋だね。何に使ったの?)
B: I had a bagful of souvenirs for work. But it’s all gone now.
(袋いっぱいに仕事場へのお土産を持って行ったの。でももう全部ないよ。)
No more!
もうないよ!
これは簡単で覚えやすいフレーズですよね!空っぽな物ならほぼ何にでも使えるので便利ですよ。この英語表現は“there is no more”を省略したものなんです。
“more”は英語で「もっと」や「以上」という意味ですが、その前に“no”が付いているので「これ以上ない」という感じになりますよ。正式な言い方ではないので、友達や家族など親しい人と話している時に使ってくださいね。
A: I will have the last piece. No more!
(最後の一つを食べるね。はい終わり!)
B: Are you still hungry? We should order a bit more food.
(まだお腹空いている?もっと食べ物を頼んだ方が良さそうだね。)
I’m broke.
財布が空っぽです。
このフレーズはお財布に一銭も入っていない時にしか使えませんよ。ここで使われている“broke”は「全然お金がない」という意味のスラングなんです。
正式な場面ではふさわしくないので、親しい人と話している時に使ってみてくださいね。
A: I’m broke.
(財布が空っぽになっちゃった。)
B: What did you do? I thought your pay day was just last week!
(一体何をしたの?あなたの給料日はつい先週だったと思ったけど!)
誰もいない時
部屋に誰一人いない時やひとけがない場所があったら「空っぽ」って言いませんか?英語でこの状態を表現する時は先ほど紹介した時とは違うフレーズを使います。
ここでは無人で空っぽな事をどう英語で表現するのかを紹介しますね。
There’s no one.
ここには誰もいない。
人気がない空っぽな場所を表現する時はこのフレーズを使ってみてください。覚えやすくて伝わりやすい言い方なので便利に使えると思いますよ。
ここでも“there is”を短縮した“there’s”を使っています。“no one”は「誰もいない」という表現なんですよ。
A: Is there anyone at home?
(誰か家にいる?)
B: No, there’s no one. I left the keys in the post so you can use that to get inside.
(ううん、誰もいないよ。ポストに鍵を入れておいたからそれを使って家に入っていいよ。)
The room is empty.
部屋が空っぽだ。
ここでも先ほど紹介した“empty”を使っています。この英単語は物だけではなく、人間にも使える「空っぽ」なんですよ。
ここでは“the room is”と最初に言って「部屋が」空っぽな事を示しています。他にも“the house is”(家が)や“it’s”(ここは)などに置き換えて自分が伝えたい事を表現してみてくださいね。
A: I think I heard something from that room. Can you go and check?
(何かあの部屋から音が聞こえたような気がする。行って確認してみてくれる?)
B: Okay. The room is empty. It’s probably just your imagination.
(分かった。この部屋は空っぽだよ。多分空耳じゃない。)
The place is deserted.
この場所は誰もいない。
この英語表現はほぼ誰もいない、ガラガラな場所を伝えたい時に使えますよ。“the place”は「この場所」で、“deserted”は「人の住まない」や「さびれた」という意味なんです。
A: Do you want to go to that park?
(あの公園に行きたい?)
B: The place is deserted. Let’s go somewhere else.
(その場所は誰もいないよ。他のところに行こうよ。)
It’s unoccupied.
ここは人が住んでいません。
少し発音が難しい単語ですが、「人が住んでいない」や「占有されていない」の意味でよく使われる形容詞なので覚えてみてください。“unoccupied”は英語で「空席」や「空き家」という意味なんですよ。
A: Is there anyone living in that house?
(あの家に誰か住んでいる人はいるの?)
B: No, it’s unoccupied. I think they are going to rebuild a new house.
(いいえ、あれは空き家なの。なんかまた新しい家を建て直すみたいだよ。)
他にもこんな英語表現が。
It’s vacant.(ここは空いています。)
Everyone is gone.
みんな行っちゃった。
さっきまで何人か人がいたのに全員いなくなって空っぽになった時はこのフレーズを使ってみてくださいね。ここでも先ほど紹介した“gone”を使っていますが、意味は「なくなった」ではなく「いなくなった」ですよ。
A: Are we getting off here?
(ここで降りるのかな?)
B: Everyone is gone. It must be the last stop.
(みんな行っちゃった。終点みたいだね。)
虚しい時
虚しく感じる時や呆然とする時も心や頭が「空っぽ」になったって言いますよね。ここではそんな時に使える英語のフレーズを紹介しますよ。
I went blank.
私の頭が空っぽになった。
このフレーズはぱっと何も思い出せなくなった時の事を説明する時に使えますよ。ここで使われている“blank”は英語で「ぽかんとした」という意味の形容詞なんです。
ここでは“go”の過去形の“went”と言っているので、過去に起こった事の話をする時に使ってくださいね。
A: How was your speaking exam?
(あなたのスピーキングテストはどうだった?)
B: Terrible. I went blank when my turn came. I don’t know what I was saying.
(最悪だよ。私の番になったら頭が空っぽになっちゃったの。何を言っていたのか分からないよ。)
他にもこんな英語表現が。
My mind was blank.(私は頭が空っぽになりました。)
You look blank.(あなたは呆然としている。)
現在形にして言ってみると。
I’ve gone blank.(私は頭が空っぽです。)
I was absent-minded.
私はぼんやりとしていました。
このフレーズはど忘れしたというよりも、ぼんやりしていた時の事を表現するのにピッタリですよ。“absent-minded”は“absent”(ぼんやりした)と“minded”(頭の)をくっつけた英語で「うわの空の」という意味の形容詞なんですよ。
A: How was your English class yesterday?
(昨日の英語のレッスンはどうだった?)
B: I was absent-minded because I didn’t get much sleep the night before.
(その前の晩にあんまり寝られなかったからぼんやりとしていたよ。)
他にもこんな英語表現が。
I was empty-minded.(私は頭が空っぽでした。)
I can’t think of anything.
何も考えられないよ。
頭で何も考えられなくなってしまった時はこのフレーズを使ってくださいね。“I can’t think”は英語で「考えられない」という意味なんです。最後に“of anything”とつける事で「何も」や「全く」という事を伝えられます。
A: Do you remember what they said?
(彼らが何て言ったか覚えている?)
B: I can’t think of anything. I must be tired.
(何もかんがえられないよ。私は疲れているんだと思う。)
He sounds vague.
彼はあいまいです。
もしも誰かがはっきりしなかったり、呆然としていたりしたらこのフレーズを使ってみてくださいね。“vague”は英語で「呆然とした」や「あいまいな」という意味なんですよ。
“sounds”と言っていますので、話し方がはっきりしない時に使ってくださいね。ここでは“he”にしていますが、誰の事を話しているのかによって主語を変えてくださいね。
A: What happened to Nathan? He sounds vague.
(ネイサンに何があったの?彼は呆然としているね。)
B: I heard that he broke up with his girlfriend just last week.
(つい先週彼女と別れちゃったって聞いたよ。)
I feel empty.
私は虚しく感じます。
心が空っぽな時はこのフレーズを使ってみましょう。先ほども紹介した“empty”は虚しく感じる時にも使える表現なんですよ。この場合は“feel”と言ってくださいね。
A: I worked so hard for nothing. I feel empty.
(あんなに働いた意味がなかったよ。虚しく感じる。)
B: Don’t think that way. Let’s go for a drink to get over it.
(そんな風に考えないで。立ち直るために飲みに行こうよ。)
おわりに
いかがでしたか?中身が無い時と誰もいない時と虚しい時などのフレーズをいろいろと紹介しました。意外と「空っぽ」の英語表現の仕方はシチュエーションによって全然違いますよね。
すべて覚えるのはとても大変でこんがらがってしまいそうです。なので気に入った英語のフレーズから徐々に英会話に取り入れてみてくださいね。