英語の形容詞の使い方!順番を知って名詞を修飾しよう!
英語の「形容詞」をみなさんは上手く使いこなせていますか?
「形容詞」とは「名詞」がどんな特徴や性質を持っているのかを説明するために使われる言葉です。使いこなせると、とっても便利!
今回は英語の「形容詞」について紹介します!
「名詞」の前から説明する
「形容詞」+「名詞」
まずは、この文を見て下さい。
This is a book.
「これは本です」という意味の文ですね。これだけだと、どんな本かということは全く分かりません。
これに「おもしろい」ということを加えたい場合はどうすればよいか?こんな風に言うことができます。
This is an interesting book.
(これはおもしろい本だよ。)
“interesting”という英語の「形容詞」を使って、「おもしろい本」であることを説明しているんです。
さて、上の例文では「形容詞」は1つしか使われていませんが、物によっては「大きくて赤い」とか「古くて丸い木製の」というように、いくつかの説明を加えることもありますよね。
日本語ではその順番は割と自由ですが、英語ではいくつかの「形容詞」並べるときの順番には決まりがあるんです。
以下の通りです。
①「限定」「数」→(例)”a”、”the”、”my”、”two”
※①は「形容詞」ではありませんが、「形容詞」を置く前に使われる言葉なので紹介しておきます。
②「意見」「感想」→(例)”cute”、”wonderful”
③「サイズ」→(例)”big”、”tall”、”small”
④「新しさ」→(例)”young”、”old”、”new”
➄「形」→(例)”rectangular”、”square”
⑥「色」→(例)”green”、”black”、”red”
⑦「所属」→(例)”Japanese”、”American”
⑧「素材」→(例)”steal”、”silk”、”wooden”
では、いくつか例を挙げてみますね。
That girl is my cute Chinese friend.
(あの女の子はカワイイ中国人の友達よ。)
どんな”friend”なのかを説明するために、「意見」の”cute”、「所属」の”Chinese”を順に並べています。
I love this beautiful pink silk skirt.
(この美しいピンクのシルクのスカートがお気に入りなの。)
「意見」の”beautiful”、「色」の”pink”、「素材」の”silk”の順に並べて、”skirt”がどういうものか説明していますね。
He lost his small old square wallet.
(彼は彼の小さくて古い四角の財布を失くした。)
こちらは”wallet”についての説明。「サイズ」の”small”、「古さ」の”old”、「形」の”square”の順で並べています。
「数」+「単位」+「名詞」
これは「3歳の女の子」とか「3日間の旅行」というような表現を英語でしたいときに使われます。
「数」と「単位」を組み合わせて使うことで「形容詞」の役割を持たせて、「名詞」を説明することができるんです。
このとき、たとえ数字が2以上でも「単位」を表す単語に”s”はつけません。そして、書くときには「数字」と「単位」の間にはハイフンが必要です。
以下の例文を見てみましょう。
Rob has a five-year-old daughter.
(ロブには5歳の娘がいる。)
「5歳」ですから、年齢を表す「単位」である”year old”を使います。
“Rob’s daughter is five years old.”という形であれば、”years”と複数形にしますが、この形では“five-year-old”と”year”は単数形です。
他には、例えばこんな英語表現をすることができます。
ten-minute program(10分間の番組)
two-hour class(2時間の授業)
six-day trip(6日間の旅行)
twelve-hour flight(12時間のフライト)
「名詞」の後から説明する
「主語」+「動詞」+「形容詞」
「主語になっている名詞」を説明する形です。「名詞」と「形容詞」の間に「動詞」が入ります。
He was mad that his younger brother ate his pudding.
(弟が彼のプリンを食べてしまったので、彼はものすごく怒った。)
“mad”という「形容詞」で、”he”について説明していますね。
このパターンで使われる「動詞」は「be動詞」が多いですが、他の動詞を使うこともあります。
以下はその一例です。
look(○○のように見える)
keep(○○のままである)
remain(○○のままである)
feel(○○の感じがする)
sound(○○に聞こえる)
taste(○○の味がする)
smell(○○のにおいがする)
feel(○○の感じがする)
sound(○○に聞こえる)
taste(○○の味がする)
smell(○○のにおいがする)
どの動詞を使っても、そのあとに続く「形容詞」が「主語」である「名詞」を説明してるということに変わりはありません。
「名詞」+「形容詞」
「名詞」の後に直接「形容詞」をつける使い方です。この使い方ができるパターンをいくつか紹介します。
①”-thing”、”-body”、”-one”で終わる言葉のあと
“something”や”nobody”などのあとに「形容詞」をつけることで、それがどんなものなのか説明することができます。
I’d like to drink something cold.
(何か冷たいものを飲みたいです。)
「何か」という意味の”something”を”cold”をすぐ後ろに置いて、それが「冷たい」ということを伝える英語表現になります。
②「数量」を表す言葉のあと
大きさや長さなどの単位を表す「形容詞」を置く使い方です。
This bridge is 150 meters long.
(この橋の長さは150メートルです。)
ただ「150メートル」と言っただけでは、橋のどの部分のことなのかわかりません。「長さ」であることを説明するために、”long”を置いているんですね。
他にはこのような例があります。
20 centimeters wide(20センチの幅)
150 centimeters tall(150センチの背の高さ)
300 meters high(300メートルの高さ)
おわりに
今回は英語の「形容詞」の使い方について紹介しました。いかがでしたか?
いろいろなパターンがありますが、あくまでも役割は「名詞を説明すること」です。上手く使いこなせるようになると、伝えられることの量が一気に増えてきます。
たくさんの「形容詞」を身につけて、今回紹介した使い方を参考にしながら、どんどん英語で表現してみましょう!