英語の過去形の基本!以前のことを表現する例文で使い方を紹介!
前に起こった事について英語で話すときには、「過去形」を使います。みなさんは、その基本の使い方はバッチリですか?
日本語では「歩きました」や「行った」のように動詞を変化させて過去のことを伝えますね。英語でも、動詞を変えることで過去のことを表現しますが、その変化にはいろいろなパターンがあるんです。
今回は、そんな英語の「過去形」について紹介します。しっかりと基本をマスターしちゃいましょう!
「be動詞」の過去形
英語の「be動詞」の「過去形」は2種類です。それらは主語によって、使い分けていく必要があります。
そして、その「be動詞」の「過去形」を使うことによって、主語の過去の「状態」、「気持ち」、「性質」、「特徴」などを表すことができるんです。
つまり基本的に、過去に「主語=○○」だったという関係が成り立つ時に使われます。
他に、過去のある時点で行われていた動作を表す英語の「過去進行形」、過去に主語がされたことを表す英語の「受動態の過去形」でも使われます。
was
“I”、”he”、”she”、”it”の「代名詞」または「自分と相手以外の1人の人、または1つの物」を表す言葉が「主語」の時、過去形は”was”を使います。
例文をいくつか確認していきましょう。
I was at the office then.
(僕はそのとき会社にいたよ。)
“was”を使うことで、主語である「僕」が「会社にいた」という状態を表現しています。過去においての「”I”=”at the office”」という関係です。
He was upset when he heard that news.
(その知らせを聞いて、彼は動揺してたね。)
こちらの文では、”was”を使って、主語の「彼」が「動揺していた」という状態を伝えています。
It was the most exciting match I’d ever watched.
(今まで見た中で1番興奮した試合だったよ。)
ある試合について思い出しながら、それを「1番興奮した」と英語で表現していますね。
My sister was a nurse before she had a baby.
(うちの妹は出産する前は看護師をしてたんだ。)
“my sister”は「自分と相手以外の1人の人、または1つの物」を表す言葉に当てはまりますね。だから、過去形の”was”を使うことができます。
そして、”was”を使うことで、過去に「”my sister”=”nurse”」だったという関係が成り立たせることができるんですね。
Ken was shorter than me a year ago.
(1年前、ケンは僕より背が低かった。)
“Ken”という具体的な人の名前も「自分と相手以外の1人の人、または1つの物」を表す言葉なので、”was”です。
The window was broken.
(その窓は割られたんだよ。)
こちらは、「自分と相手以外の1人の人、または1つの物」を表す言葉である”window”が使われています。
そして、それが「割られた」という状態を表現するため、英語の「受動態の過去形」を使って”was broken”としているんです。
were
“you”、”we”、”they”の「代名詞」、「自分を含めた2人以上の人」、「相手を含めた2人以上の人」、または「自分と相手以外の2人以上の人、または2つ以上の物」を表す言葉が「主語」のときに、過去形の”were”を使います。
では、例文を見ていきましょう。
You were at the park at that time, weren’t you?
(あのとき、お前も公園にいたよな?)
主語である”you”が過去にいた場所を示すために、”were”でつないで「”you”=”at the park”」という関係を成り立たせていますね。
ちなみに、この文での”you”は「相手1人」を指していますが、以下のように「複数の相手」を指すときにも”you”を使うことができ、使う「be動詞」も同じ”were”です。
You were naughty boys when you were little.
(君たちは小さいころいたずらっ子だったよ。)
過去において「”you”=”naughty boys”」だったということを伝えていますね。
We were late because of the train delay.
(電車が遅れたせいで私たちは遅刻した。)
“were”でつないで「”we”=”late”」だったことを表現しています。
They were delighted to hear that.
(それを聞いて彼らは喜びました。)
こちらは「”they”=”delighted”」だったという状態を、”were”でつなぐことで伝えているんですね。
You and Rachel were in the same class, right?
(あなたとレイチェルって同じクラスだったよね?)
“you and Rachel”という主語は「相手を含めた2人以上の人」を表す英語なので、”were”を使うことができます。
そして、「その2人が同じクラスだった」という状況を説明しているんですね。
Oliver and I were playing soccer then.
(そのときオリバーと僕をサッカーをしてたんだよ。)
「自分を含めた2人以上の人」を表す”Oliver and I”が主語なので、「be動詞」は”were”です。そして、「サッカーをしている最中だった」という内容の「過去進行形」の文が使われています。
Kim and Nancy were neighbors before.
(キムとナンシーは以前ご近所さんだった。)
この文では、”Kim and Nancy”が主語になっています。これは「自分と相手以外の2人以上の人」を表す英語ですね。
これを”were”でつないで、過去に「”Kim and Nancy”=”neighbors”」だったという関係を伝えています。
「過去形」も含めて、英語の「be動詞」の基本的な使い方については以下の記事も参考にしてみて下さいね。
「一般動詞」の過去形
「主語」の過去の行動について話すときには、英語の「一般動詞」の「過去形」を使います。「○○が△△した」のように伝えたいときですね。
英語の「一般動詞」の「過去形」には、「規則動詞」と「不規則動詞」の2種類があります。
規則動詞
「規則動詞」というのは、基本的にそのものの形を大きく変える必要はなく、語尾を変化させればいい動詞のことです。4つのパターンがあります。
①語尾に”ed”をつける
ただ語尾に”ed”をつけるだけです。例えば、以下のような動詞があります。例文と一緒に確認してみましょう。
ask → asked
He asked a lot of questions to his teacher.
(彼は先生にいっぱい質問しました。)
enter → entered
My son entered high school this year.
(息子は今年高校に入学しました。)
finish → finished
I finished all the household chores before noon.
(お昼前に全ての家事を終えました。)
jump → jumped
My cat jumped up on me.
(うちの猫が私に飛び乗ってきた。)
kick → kicked
The coach kicked the wall angrily.
(監督は怒って壁を蹴った。)
play → played
My daughter often played house when she was little.
(うちの娘は子供の頃、よくおままごとをしていた。)
walk → walked
As the weather was nice yesterday, I walked to work.
(昨日は天気が良かったので、歩いて仕事に行きました。)
②語尾に”d”をつける
動詞の最後が”e”で終わっているものは、そのあとに”d”をつけるだけで過去形にすることができます。
arrive → arrived
She arrived here ten minutes ago.
(彼女は10分前にここに着いたよ。)
close → closed
He closed the door silently.
(彼は静かにドアを閉めた。)
dance → danced
I danced with Ellie at the party.
(僕はパーティーでエリーと踊ったんだ。)
hate → hated
You hated tomatoes, didn’t you?
(トマト嫌いだったよね?)
live → lived
George lived in Paris before.
(以前、ジョージはパリに住んでました。)
love → loved
My husband loved going fishing when he was young.
(うちの旦那は若いころ釣りに行くのが好きだったの。)
practice → practiced
The member of the baseball club practiced hard yesterday.
(昨日、野球部員たちは一生懸命しました。)
use → used
I used it last night.
(昨日の夜、それ使ったよ。)
③語尾の”y”を”i”に変えて、”ed”をつける
動詞の最後が「子音字+”y”」で終わっている単語は、その”y”を”i”に変えてから”ed”をつけます。
carry → carried
We carried a huge number of boxes up to the fifth floor.
(僕たちは大量の箱を5階まで運びました。)
cry → cried
The baby cried a lot.
(その赤ちゃんは大泣きしました。)
deny → denied
He denied losing the document.
(彼はその書類をなくしたことを認めなかった。)
study → studied
I studied for ten hours yesterday.
(俺は昨日10時間勉強したんだ。)
try → tried
She tried to call you but she was really busy.
(彼女は君に電話しようとしたけど、すごく忙しかったんだよ。)
worry → worried
Mr. Suzuki worried about the weather for a school trip.
(鈴木先生は遠足の日の天気を心配していた。)
④語尾の文字を重ねて、”ed”をつける
動詞の最後が「短母音+子音字」で終わるものは、その子音字をもう1つ重ねてから”ed”をつけます。
clap → clapped
His parents clapped in delight when they heard that Ben passed the exam.
(ジョンが試験に合格したと聞いて、彼の両親は手を叩いて喜んだ。)
plan → planned
We planned to visit them next month.
(私たちは来月彼らの所に行く計画を立てました。)
stop → stopped
John stopped smoking a year ago.
(ジョンは1年前にタバコを吸うのをやめたんだ。)
tap → tapped
Willy tapped Ian on the shoulder to get his attention.
(ウィリーはイアンの気を引くために肩を叩いた。)
wrap → wrapped
She wrapped her baby in a blanket.
(彼女は赤ちゃんを毛布でくるんだ。)
不規則動詞
「不規則動詞」とはその名の通り、規則性がない変化をする動詞のことです。
動詞によってそれぞれ過去形に違いがあるので、1つ1つ身につけていくしかありません。
全ては紹介しきれませんが、いくつかの動詞の変化とその例文を紹介していきます。
bring → brought
My brother brought his girlfriend to our house.
(お兄ちゃんが彼女をうちに連れてきた。)
cut → cut
He cut his finger while he was cooking.
(彼は料理中に指を切った。)
find → found
My grandfather found his missing wallet.
(おじいちゃんはなくした財布を見つけた。)
know → knew
He knew the news about the company.
(彼はその会社に関するニュースを知っていた。)
read → read
※スペルは一緒ですが、発音が異なります。「レッド」のような発音です。
Jack read all the books he borrowed.
(ジャックは借りてきた本を全部読んだ。)
see → saw
I saw you at the station three days ago.
(3日前に君を駅で見かけたよ。)
teach → taught
My father taught me how to run fast.
(お父さんが速く走る方法を教えてくれた。)
おわりに
今回は英語の「過去形」の基本について紹介しました。いかがでしたか?
始めのうちは、動詞の形を変えること(特に不規則動詞)に慣れないかもしれません。しかし使っていくうちに身についてくるものなので、基本的なものから少しずつ覚えていきましょう。
英語の「過去形」を使って以前に起こった事を言えるようになると、一気に表現できることの幅が広がっていきます。日記などを書いて、過去形を練習してみるのもおススメです!
≪バイリンガルMeg流≫1日5分!日記を書いて英語を上達させる方法!