関係副詞「why」!例文を使って分かりやすく使い方を解説!
英語の「関係副詞」の”why”は文の中でどのように使ったらいいのか分からない!そんな悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
「関係副詞」の”why”は、「理由を表す語」について説明を加えるときに使われる言葉です。そして、その「理由を表す語」というのは”the reason”しかありません。
今回は、「関係副詞」の”why”を使った例文をパターン別に紹介しながら、その使い方を解説しちゃいます!
記事の目次
【パターン①】「the reason」が「主語」のとき
まずは、”the reason”が文の「主語」になっている場合の例文を見ていきましょう。
「主語」は、文の中で中心になる言葉です。
例えば、「僕が彼を大嫌いな理由は○○なんだ」のように話すときは”why”を使って以下のように言うことができます。
The reason why I hate him is his arrogant behavior.
(僕が彼を大嫌いな理由はね、彼の偉そうな態度なんだよ。)
“the reason”が文の「主語」になっていますね。でも、”The reason is his arrogant behavior.”だけじゃ、どんな理由なのか分かりません。
なので、”why”を使って”I hate him”とつなぎ、「僕が彼を大嫌いな」という内容を説明しているんですね。
次の例文は、ある女性が泣いていた理由を説明しているものです。
The reason why she cried was that her favorite character passed away in that drama.
(彼女が泣いてたのは、好きなキャラクターがドラマの中で亡くなってしまったからなんだ。)
こちらは、”she cried”という言葉を”why”でつなぎ、”the reason”という「主語」に「彼女が泣いていた」という内容を加えています。
次の例文は、ある歌手が有名になった理由を説明しているものです。
The reason why the singer became famous was that TV show.
(その歌手が有名になったのは、あのテレビ番組がきっかけだ。)
“the reason”という「主語」に、”the singer became famous”という情報をプラスするために”why”を使っていますね。
【パターン②】「the reason」が「目的語」のとき
次は、”the reason”が文の「目的語」として使われていて、そこに説明を加えていくパターンです。
「目的語」というのは、文全体の「動詞」の直接の対象となる言葉のこと。
まずは、完成しているはずの書類を終えてない人に対して、その理由を説明する必要があると伝えている例文です。
You need to explain the reason why you haven’t finished this document.
(この書類が完成してない理由を説明しないといけないよ。)
“the reason”が”explain”という「動詞」の「目的語」となっています。
その「目的語」となっている”the reason”がどんなものなのか説明するために”why”を使っているんですね。
そして、ここでは「この書類が完成していない」という内容を表す”you haven’t finished this document”につなげているんです。
続いての例文は疑問文ですが、”the reason”が「目的語」になっています。
Why should we know the reason why that actor cheated on his wife? It’s not our business.
(なんであの俳優が浮気をしてた理由を知らないといけないの?私たちに関係ないじゃない。)
「知る」を表す”know”に対しての「目的語」が”the reason”です。
そこに”、「関係副詞」の”why”を使って、that actor cheated on his wife”という内容を加えています。
もう1つ例文を見てみましょう。こちらは、「”tell”+人+物など」という形で「目的語」が2つあるパターンです。
Tell me the reason why you ignored me yesterday.
(昨日私を無視してた理由を教えて。)
“the reason”が2つ目の「目的語」となっていますが、それでも使い方が変わることはありません。
“why”でつないで、「どんな理由か」を表現する内容を加えればいいだけです。
ここでは”you ignored me yesterday”という内容につながっていますね。
【パターン③】「理由を表す語」が「補語」のとき
“the reason”が文全体の「補語」になっているパターンも見ていきましょう。
「補語」というのは、文全体の「主語」とイコールの関係になっている言葉のことです。
まずは、「これが○○な理由です」というシンプルな例文。
This is the reason why I like him.
(これが私が彼のことを好きな理由です。)
“this”が文全体の「主語」ですね。そして、それとイコールの関係になるのが”the reason”です。
でも、それだけじゃどんな理由か分かりません。なので、”why”をつけて”I like him”という説明を足しているんですね。
次の例文は、ある人の大ファンになった理由を説明しているものです。
His cute smile is the reason why I became a big fan of his.
(カワイイ笑顔が私が彼の大ファンになった理由なの。)
“his cute smile”が「主語」で、もちろん”the reason”が「補語」です。
その「補語」である”the reason”についての説明を加えるために”why”を使っていますね。そして、”I became a big fan of his”につなげています。
以下の例文は、ある車のデザインが若い女性の間で人気がある理由だということを説明しているものです。
The design can be the reason why the car is popular among young women.
(そのデザインが、若い女性の間でその車が人気のある理由かもしれない。)
やはりここでも、「主語」の”the design”とイコールの関係である”the reason”を説明するために、「関係副詞」の”why”が使われていますね。
関係副詞「why」の注意点
くっつくのは”the reason”だけ!
英語の「関係副詞」にはいくつか種類があります。
それぞれが「”where”は場所を表す語を説明する」、「”when”は時を表す語を説明する」などの役割を持っているんです。
今回のテーマの”why”の役割は「理由を表す語を説明する」というもの。
そして、冒頭でも書いたように、その「理由を表す語」は“the reason”だけです。
なので、「関係副詞」の”why”を使うときには“the reason why”の形以外あり得ないってことなんです。
「どの言葉のときに”why”が使えるんだっけ?」と悩む必要はありません。
おわりに
今回は、英語の「関係副詞」の”why”を使って例文を紹介しました。いかがでしたか?
例文をいくつか紹介していきましたが、どれも”the reason why”の形は崩れていませんでしたね。
ここで紹介したものも含めて様々な内容の例文で練習して、英語の「関係副詞」である”why”の使い方を身につけましょう!
その他、「関係副詞」については以下の記事も参考にしてみて下さいね。
英語の関係副詞「where」の使い方!分かりやすい例文で詳しく説明!
関係副詞「when」!例文付きの解説で使い方をしっかりマスター!
関係代名詞と関係副詞の使い分け!2つの違いをしっかり理解する!