「交渉する」は英語で?ビジネスシーンで役立つ効果的な表現10選!
ビジネスにおいてお互いの条件を主張し合うのは、もはや必須事項!でもこの「交渉する」って英語で何て言うんでしょうか?
そしてそれ以上に気になるのが「交渉する時の英語フレーズ」ですよね。イエスマンになりがちな日本の社会に住んでいると、相手の条件をすんなり受け入れずにこちらの主張をハッキリさせるというのは慣れない行為になってしまうかも…。
ということで今回はビジネスで役立つ「交渉する」の英語表現について見ていきましょう!
記事の目次
【基礎単語】「交渉する」は英語で?
まずは「交渉する」自体を英語で何て言うかをお伝えします!
「交渉する」= “negotiate”
「交渉する」は英語で “negotiate”と言います!これは取引の条件について話し合うことを意味した動詞です。名詞形の「交渉」は “negotiation”(ネゴシエーション)となり、最近ではカタカナとしても認知度が上がってます。
誰と交渉するかを伝える時は “with”とセットにして “negotiate with”としましょう。
I will try to negotiate with him.
(彼と交渉してみるよ。)
交渉する内容を明記する時は “on”を使って “negotiate on”にすれば大丈夫です!
We negotiated on the price.
(私たちは価格について交渉しました。)
【交渉フレーズ①】話の流れを遮る
交渉する際に一旦話の流れを遮らなくてはいけないシーンってありますよね。その際あまり失礼にならない英語フレーズを使えば、ビジネスシーンでも場の雰囲気を壊すリスクはグッと減るはず!
I understand that you can’t do it, but ○○.
それができないことは分かりました。しかし○○。
こちらの条件に対して相手ができないという反応示した場合、まず相手の状況を理解してあげる姿勢が大切!そこで役立つのが “I understand that ○○.”というオープニングです。
その後に “but”をつけて続けることで、柔軟な姿勢を保ちつつ、しっかりこちらの意見を主張できます。
I understand that you can’t do it, but can we at least discuss other alternatives?
(それができないことは分かりました。しかし最低でも他の代替案について話し合えませんか?)
こんな言い方もできますね!
I understand your point, but I’m afraid I can’t agree to that.(あなたの主張は分かりますが、残念ながら同意しかねます。)
I see what you’re saying, but ○○.
おっしゃることは分かりますが、○○。
「なるほど」と言う時、”I see.”と言いますよね。”see”には人の考えや説明を「理解する」という意味で使われる時があります。
つまり” I see what you’re saying.”と言うと、「あなたの言ってることは分かります」というニュアンスになるので、交渉する際一言挟む前に最適な英語フレーズです!
I see what you’re saying, but realistically speaking we can’t expect profits.
(おっしゃることは分かりますが、率直に申し上げて利益は見込めません。)
この英語表現でも!
I hear what you’re saying, but realistically speaking we can’t expect profits.(おっしゃることは分かりますが、率直に申し上げて利益は見込めません。)
【交渉フレーズ②】こちらの要求を提示する
それでは本題にいきましょう。実際にこちらの主張を提示してビジネス交渉する英語表現をご紹介します!
We’d like to propose ○○.
私どもは○○を提案させて頂きます。
こちらの希望を提案する時は、この英語フレーズを使いましょう!”propose”は「提案する」を意味する動詞です。
We’d like to propose that we will buy each at $50.
(私どもはそれぞれを50ドルで買い取るという提案をさせて頂きます。)
“would like to”は「させて頂きたい」という丁寧な英語表現になりますが、それ無しでももちろん同じ意図を伝えることは可能です。
We propose that we will buy each at $50.(私どもはそれぞれを50ドルで買い取るという提案を致します。)
This is what we would like to offer.
こちらが私どもが提案する内容です。
交渉する内容が長めになる場合は、あえてしっかり文章を分けると簡潔になるでしょう。この英語フレーズを先に言ってから条件を述べれば、相手も聞く準備が整います!
We are willing to offer ○○.
私どもは喜んで○○をご提供致します。
“be willing to”は「○○する意思がある」や「○○に前向きである」という意味の英語で、喜んで交渉条件を提示する時にピッタリのフレーズになります。
ただしこれは「やりますよ」という約束ではなく、条件次第でビジネスが成立する可能性があること示すだけです。姿勢を表したい時に最適なので、覚えておきましょう!
We are willing to offer a revised version.
(私どもは喜んで改正版をご提供します。)
【交渉フレーズ③】相手の主張を調整する
相手が用意してきた条件や提示してきた内容に、何か調整を加えたい時に使える英語フレーズを見ていきましょう!
Could you be a little more flexible about ○○?
もう少し○○について融通は利きませんでしょうか?
相手の要求を少しでも変えさせたい時は、質問形のこの英語表現はどうでしょう?”flexible”は「柔軟性のある」という意味の英語。これを相手に対して使うことで、変更の余地を交渉することができます!
Could you be a little more flexible about the length of the contract?
(もう少し契約期間について融通は利きませんでしょうか?)
How about these terms?
この条件はどうでしょう?
具体的に自分たちから調整案を提示したい場合は、こんな言い方もできます!”terms”は複数形で「条件」を表す表現なので、交渉するビジネスシーンではよく出てくるワードです。
【交渉フレーズ④】こちらの最終姿勢を示す
交渉する時はコチラ側の態度をしっかりと決めておくのが大切!最終姿勢を示す英語表現を見ていきましょう。
I’m afraid we wouldn’t be able to agree to those terms.
残念ながら、その条件に同意することはできません。
ビジネス相手が提示してきた内容に同意できない場合は、ハッキリ&丁寧に伝えるのがいいでしょう。”I’m afraid”で文章をスタートさせれば、少しは印象を和らげることが可能です。
何に同意できないかを伝えれば、こちらの交渉条件も相手が理解しやすいはず!
I think that would be acceptable.
それであれば受け入れられると思います。
まぁまぁ飲める条件であれば “acceptable”(受諾できる)というワードを使いましょう。両手をあげて喜ぶ内容というよりかは、交渉して譲歩した上で受け入れ可能なラインといったニュアンスです。
Could you let me check with my boss about this?
この件について上司と確認を取らせて頂いてもよろしいでしょうか?
その場で判断できないと思ったなら、正直にそう伝えるのが賢明です。答えはそこで出さず、宿題として持ち帰る流れを作った方が良い時もありますよね!
「上司の確認」という表現を出せば、ビジネス上必要な行程として理解してもらえるかもしれません。
「もう少し考えたい」という言い方であれば、こんな英語表現も!
Please let me consider this, and I will get back to you.(これについて検討させてください。折り返しご連絡します。)
おわりに
いかがでしたか?
今回はビジネスシーンで便利な「交渉する」に関する英語表現を見てきました。
「英語スキル」と「交渉スキル」はやはり別物として扱うべきですが、言葉の力で状況を変化させることは十分に可能だと思います。こちらの主張や条件を相手に伝えるための英語フレーズを勉強することで、ある程度交渉力を養うこともできるのではないでしょうか?
何よりも自分に自信を持つことが大切です!別に喧嘩をするわけではありませんから、ビジネスで交渉する時は恐れることなく臨んでくださいね!