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英語の「need」と「want」の違いとは?例文付きで徹底的に解説!

 

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英語の”need”と”want”は、「何かが必要」や「何かが欲しい」というときに使われる言葉ですが、これらのニュアンスの違いはどのようなものでしょうか?

「なんとなく意味は分かるけど、はっきりと違いを理解しきれていない」という人も多いかもしれませんね。

今回は”need”と”want”の違いをきちんと理解できるように、例文を使いながら徹底的に解説します!



「need」と「want」の違い

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まずは、それぞれの言葉について詳しく見ていく前に、英語の”need”と”want”の違いを大まかに確認しておきましょう。

“need” ⇒ 客観的な状況を表す
“want” ⇒ 主観的な気持ちを表す

もう少し分かりやすく、話し言葉で表現するとこんな感じです。

“need” ⇒ そうしておかないと困るから、そうしておかないと!
“want” ⇒ そうしないからって困るわけじゃないけど、そうしたい!

では、これらの違いを踏まえて以下の2つの例文を見てください。違いを感じ取ってみましょう。

① I need to clean the kitchen.

② I want to clean the kitchen.

①の場合は、来客の予定があるのに、台所には洗っていない皿があり、ゴミも溜まっている・・・掃除しておかないとマズイ!そんな状況です。

②の場合は、人によっては汚くないと言うかもしれないけど、自分の気持ちとしてはキレイにしておきたい。そんなときの表現です。

“need”か”want”には、こんな違いがあるんですね。

それでは、さらに違いを理解していくために、詳しい使い方を見ていきましょう!


「need」の使い方

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“need”は「やむを得ない」

“need”は、自分が望んでいるわけじゃないけど、周りの状況などからそうせざるを得ないという気持ちを表現することができます。

「やむを得ない」とか「仕方ない」とか、そんな感じですね。自分が心から望んでいるかどうかは関係ありません。

まず、こちらの例文でイメージを掴んでみましょう。

I have a parent-teacher-student meeting at my daughter’s school. I need to go there.
(娘の学校で三者面談があるから、私が行かないといけない。)

この例文の場合、言っている本人が、必ずしも望んで学校に行きたいというわけではありません。三者面談があるから、学校に行かざるを得ないという状況を表しているんです。

もう1つ例文を見てみましょう。

I need you to call him.
(あなたから彼に電話してもらいたい。)

望む望まないにかかわらず、ある事情があって、どうしても「あなたが彼に電話をする」ということが必要なんです。

だから、この文では”need”を使って相手にお願いしているんですね。個人の感情ではなく、状況的にそうしてほしいということ。

“need”は「目的がある」

目的を達成するために、何かが必要だったり何かをする必要があるときにも”need”が使われます。それが欠けてしまうと目的達成が難しいということですね。

まずは、こちらの例文を見てみましょう。

I’ll bake a cake so I’ll need some sugar.
(ケーキを作るから砂糖が必要だわ。)

この場合は、自分が欲しいと思う気持ち以前に、ケーキを作るための材料として砂糖が必要だということを伝えています。

砂糖がなかったら、「ケーキを作る」という目的の達成はできないということですね。

もう1つは以下のような例文です。

I need my sons to study harder.
(息子たちをもっと勉強させないと。)

こちらの例文は、「有名な進学校に入るため」とか「テストで良い点数を取るため」などの目的を達成するために勉強することがもっと必要であるという状況が浮かびます。

今よりももっと息子たちに勉強させないと、そういった目的が果たせないと感じてるイメージです。


「want」の使い方

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“want”は「そうしたい」

“want”は、自分の心の中から生まれる欲求や願望を伝えるときに使われます。

「状況」というよりも、自分の心の中から「そうしたい」という気持ちが生まれている感じです。

まずは、以下の例文でそのニュアンスを確認してみましょう。

I’ve been absent for three days because of a cold. I want to go to school.
(風邪で3日も休んでるから、学校に行きたいな。)

学校を3日間休んだことによって生まれた「学校に行きたい」という気持ちを”want”で表現しています。自分が「そうしたい」と望んでいるんですね。

「やむを得ない」とか「仕方ない」というような気持ちは含まれていません。

続いては、こちらの例文を見てください。

I want you to call him.
(あなたから彼に電話してもらいたい。)

“want”を使って、自分の気持ちとして「彼に電話してほしい」ということを相手に伝えています。

状況云々ではなく、単に「そうしてほしい」という自分自身の感情を伝えている感じです。

“want”は「足りないと感じる」

「何だか物足りないな」と感じる気持ちを表現するときにも”want”がピッタリです。

自分の気持ちとして「もうちょっとあればいいな」とか「もう少しあればいいのにな」と思う気持ちを表現します。

例えば、こんな風に使うことができますよ。

I prefer a sweeter taste so I want some sugar.
(甘い方が好きだから、もう少し砂糖が欲しいな。)

人によっては必要ないかもしれない。でも、自分の好みはもっと甘いもの。

その好みを基準にすると「砂糖が足りない」という感じがしてるんです。だから、”want”を使って表現しています。

もう1つの例文を見てみましょう。

I want my sons to study harder.
(息子たちにもっと勉強してもらいたいんだけど。)

このケースでは、状況的に必要ということではありません。だけど、自分としては今の息子たちの勉強の仕方やペースは何だか物足りない。

その気持ちを満たすために「もっと勉強してくれたらいいのに」という願望を表現しているイメージですね。

おわりに

今回は、英語の”need”と”want”の違いについて紹介しました。いかがでしたか?

どちらも「必要」とか「欲しい」という気持ちを表現できる言葉ですが、そこに込められているニュアンスにはハッキリとした違いがあるんですね。

今回紹介した例文を参考にしながら、違いをマスターして、使い方に慣れていきましょう!

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