「cute」と「pretty」の違いとは?英語「可愛い」ニュアンスを使いこなす!
「可愛い」を表現する英語として、多くの人が思い浮かべる”cute”と”pretty”という言葉。
どちらも馴染みのある単語かと思いますが、2つのニュアンスの違いを聞かれると上手く説明できないという人も多いかもしれませんね。
実は、この2つは似ているようで違った意味合いを持つ言葉なんですよ。
今回は、英語の”cute”と”pretty”の違いについて紹介していきたいと思います!
「cute」と「pretty」の違い
始めに、”cute”と”pretty”の違いについて、簡単に紹介していきます。
まずは、それぞれに込められている意味合いに違いがあるんです。
“cute” ⇒ 幼い、小さい、守りたくなる
“pretty” ⇒ 大人っぽい、セクシー、キレイ
実は、”pretty”は「可愛い」というよりも「キレイ」という意味合いが強い言葉なんです。
つまり、”cute”と”pretty”の違いは以下のように言うことができます。
“cute” ⇒ 見た目や仕草の可愛らしさ
“pretty” ⇒ 見た目のキレイさ
どちらも見た目について表現する言葉ですが、「可愛らしさ」と「キレイさ」という違いがあります。
さらに”cute”は見た目だけでなく、「仕草が可愛い」と言うときにも使うことができるんです。
そして、これらのニュアンスの違いから、主に使われる対象が以下のように異なります。
“cute” ⇒ 子供、動物
“pretty” ⇒ 大人の女性
“cute”は大人の女性に対して使われないというわけではありません。
ですが、”cute”には「幼い」という意味合いがあるので、大人の女性に対して使ってしまうと失礼になる可能性があります。
日本語の「可愛い」の感覚のまま、褒め言葉のつもりで”cute”と言ってしまうと、相手は不快に感じてしまうかもしれません。
なので、英語で大人の女性を褒めるときには”pretty”を使うようにすると良いですね。
それでは、英語の”cute”と”pretty”の詳しい使い方を見ていきましょう!
「cute」の使い方
子供や動物に対して
子供や動物のことを「可愛い」というときに、”cute”という英語を使います。
“cute”に込められている「小さい」とか「幼い」あるいは「守りたくなる」というニュアンスがピッタリですね。
見た目の可愛さに限らず、仕草について「可愛い」と言うときにも使えます。
That boy running over there is so cute!
(あっちを走ってる男の子、すっごく可愛い!)
Look! Puppies are sleeping. How cute!
(見て!子犬が眠ってるよ。なんて可愛いの!)
可愛らしい物に対して
「小さい」というニュアンスから、子供や動物以外にも可愛らしい物についても”cute”を使って表現できます。
例えば、アニメのキャラクターなどです。
All Pokemon characters are cute, aren’t they?
(ポケモンのキャラクターってみんな可愛いよね?)
他にも、雑貨や文房具、シールなどを「可愛い」と英語で言うときは、”cute”を使うことができますよ。
My daughter collects cute stickers.
(うちの娘は可愛いシール集めをしてるの。)
カッコいい男性に対して
日本語で言う、いわゆる「イケメンな男性」のことを”cute”で表現することができます。
大人の女性に対しては失礼になってしまう可能性がありますが、大人の男性に対して使う分には問題ありません。
「可愛らしい」以外にも、その男性が「魅力的」というようなニュアンスで使えます。
I love the singer. His voice, smile, eyes…everything about him is cute!
(その歌手が大好きなの。彼の声、笑顔、瞳・・・彼の全てが素敵なの!)
女性に対して使うときほど、年齢を気にする必要はありませんが、どちらかといえば若い男性に使う方が適しています。
「男性に”cute”を使うのはちょっと・・・」と抵抗のある方は、以下の記事で他の表現を紹介していますので、良かったら参考にしてみてくださいね。
「pretty」の使い方
大人の女性に対して
英語で、大人の女性の外見を褒めるときには”pretty”が適しています。
どちらかというと「可愛い」というより「キレイ」に近いニュアンスです。
「大人っぽい」とか「セクシー」という意味合いも込められている言葉なので、大人の女性に使うのがピッタリなんですね。
That woman walking over there is so pretty!
(あっちを歩いてる女の人、すごくキレイ!)
大人っぽい女の子に対して
大人じゃなくても、大人っぽい女の子に対しても”pretty”を使い、英語で表現することができます。
もちろん、このときも「可愛い」というより「キレイ」という意味合いが強いです。
「大人っぽくてキレイだね」とう感じですね。
She is still 14 years old? She’s so pretty.
(あの子、まだ14歳なの?ずいぶん大人っぽいね。)
中性的な男性に対して
英語の”pretty”は男性に対しても使うことができます。
女性に使うときと同様に「キレイ」という意味合いはもちろん、「清潔感がある」、「男くさくない」というようなイメージです。
キレイな顔立ちで肌が透き通ってて・・・いわゆる「美少年」という感じ。
He’s really pretty and he’s my type.
(彼はホントに清潔感があって、私のタイプだわ。)
ただし、場合によっては「女々しい」とか「ナルシスト」という悪い意味になることもあります。
“pretty”を使って、男性を英語で褒めるときには注意が必要です。
キレイな物に対して
この”pretty”という英語の言葉は、キレイな人だけでなくキレイな物に対して使うことができるんです。
やはり、その場合も「可愛い」というよりは「キレイ」というニュアンスになります。
いくつか例を見てみましょう。
Your Japanese writing is pretty. Have you ever learned Japanese calligraphy?
(あなたが書く日本語の字はキレイですね。習字を習った経験があるんですか?)
The night view was really pretty at the hotel where we stayed.
(私たちが泊まったホテルからの夜景はホントにキレイだったよ。)
このように字のキレイさや景色の美しさなど、様々な物に対して使うことができます。
他に、ドレスや和柄の物などは”pretty”を使って、英語で表現するのが自然です。
おわりに
今回は、英語の”cute”と”pretty”の違いについて紹介しました。いかがでしたか?
同じ「可愛い」というニュアンスかと思いきや、2つの言葉には大きな違いがありましたね。
使う対象に注意しながら、これらの言葉を上手く使い分けて英語で表現していきましょう!