「苦しい」の英語!例文で紹介する状況別フレーズ14選!
日本語の「苦しい」という言葉は、色々な場面で使われますね。精神的なことから身体的なことまで幅広く表現が可能です。
では、英語で「苦しい」はどのように表現すればよいのでしょうか?日本語のように同じ言葉で表現することができるのでしょうか?
今回は、場面別に「苦しい」を表現する英語フレーズを例文と一緒に紹介していきます!
切なくて苦しい!
「悲しい気持ちと辛い気持ちが入り交ざって、切ない、そして苦しい!」
そんな気持ちを表現するときの英語フレーズと例文を見ていきましょう。
My heart is aching.
胸が痛むの。
英語の”ache”という言葉には「痛む」という意味があります。英語の動詞の1つですね。
この言葉を使って「心が痛む」というニュアンスで、自分の苦しい心の状態を伝えることができるんです。
A: My heart is aching.
(胸が痛むわ。)
B: It’s no wonder, you’ve just broken up with your boyfriend.
(彼氏と別れたばかりだもん。無理はないよ。)
This is so painful.
すごく苦しいの。
このフレーズで使われている”painful”は「痛い」とか「辛い」という意味がある英語の形容詞です。
“This is so painful.”である事柄を指して、「その事柄がある人にとって苦しいもの」であることを言うことができます。
A: I can’t forget about? him. This is so painful.
(彼のことが忘れられない。すごく苦しいの。)
B: I get what you’re feeling, but you have to move on.
(気持ちは分かるけどさ、前に進まないと。)
I feel so sad inside.
すごく悲しい。
この表現での”inside”は、英語で「心の内側」や「心の奥底」というニュアンスです。
直訳で「心の奥底ですごく悲しいと感じている」となり、深い悲しみを表し、それで苦しさを表現しています。
A: I feel so sad inside. Why did she leave me?
(なんで彼女は僕の元を去ってたんだ?)
B: Oh, are you all right? I can listen to you.
(大丈夫?話なら聞くよ。)
That’s a trip down memory lane.
思い出がよみがえってくるの。
“a trip down memory lane”には、「思い出をたどる旅」や「懐かしき日々」というような意味があります。
そんな意味を持つ英語フレーズを使うことで、「昔の日々を思い出しちゃって苦しい」という気持ちを伝えることが出来ますよ。
A: I tend to think of my ex when I have free time. That’s a trip down memory lane.
(時間ができると、元カレのこと考えちゃう。いろんなこと思い出しちゃうんだ。)
B: You don’t have to make yourself forget about him.
(無理に彼のこと忘れる必要はないと思うよ。)
申し訳なくて苦しい!
「悪いな」とか「申し訳ない」という気持ちが沸いてきて、心苦しいと感じることもありますよね。
そんな時に使える英語表現と例文と共に紹介します!
I hate to bring this up.
こんなことは言いたくない。
英語の”bring 〇〇 up”には、様々な意味がありますが、このフレーズでは「○○を持ち出す」というニュアンスで使われています。
そして、このフレーズの直訳は「これを持ち出すのは大嫌い」となり、「これを言いたくはない」というニュアンスになるんです。
これを言うことで、「自分は言いたくないけどこれを言ってるんだ」という意思を表現できます。自分の心苦しさを表せるんですね。
A: I hate to bring this up, but can you do this job for me?
(申し訳ないんだけど、代わりにこの仕事やってもらえますか?
B: I’m afraid I can’t because I’m too busy to do another job.
(ちょっと無理ですね。他のことに手が回らない状態なんです。)
It’s hard for me to say this.
言いたくはない。
直訳すると「これを言うことは私にとって難しいことです」となります。
つまり、「言いづらい」とか「言いたくないけど言わないといけない」というような気持ちを表現してるんです。「言うのは心苦しいんだけど・・・」という感じですね。
A: It’s hard for me to say this, but I don’t want to join you.
(言いにくいんだけど、君たちと一緒に行きたくないんだよ。)
B: How come? What is the problem?
(なんで?何がダメ?)
お金がなくて苦しい!
お金がないときにも「生活が苦しい!」というように、「苦しい」を使って表現することがありますね。
そんな時に使える便利な英語フレーズを例文と一緒にご紹介します!
It’s hard to live on my small salary.
少ない給料でやってくのはキツイよ。
“it’s hard to 〇〇”は「〇〇するのがキツイ」とか「〇〇することは大変」という意味です。
そこに「少ない給料で生活する」というニュアンスの”live on my small salary”を付けた表現。
「少ない給料で生活するのはキツイ」つまり「少ない給料で生活が苦しい」ということを伝えられます。
A: It’s hard to live on my small salary.
(少ない給料で暮らしてくのは厳しいね。)
B: Huh? You just spend your money too much.
(は?ただ使いすぎてるだけだろ。)
I can’t make ends meet.
やりくりができない。
“make ends meet”で「収入の範囲でやりくりをする」という意味になります。
そして、そこに”I can’t”をつけることで「やりくりができない」という意味のフレーズになり、自分の金銭事情が苦しいということを伝えられるんです。
A: How about drinking out tonight?
(今晩飲み行かない?)
B: I’d like to, but I can’t because my money is tight. I can’t make ends meet this month.
(そうしたいけど、金欠なんだ。今月やっていけないよ。)
I’ve run out of money.
お金なくなっちゃった。
“run out of 〇〇”は「〇〇がなくなる」という意味を持つ表現です。
「お金がなくて苦しい」という状況をストレートに伝えることができますよ。
A: I’ve run out of money!
(お金がもうないよ!)
B: What? You have more than 20 days until payday.
(え?給料日まで20日以上あるよ。)
息が出来なくて苦しい!
ここまでは、精神的な面での「苦しい」を表す英語フレーズを見てきました。続いては、身体的な「苦しい」を伝えられる表現を確認していきましょう。
「息が出来なくて苦しい」と言う時は、英語でどのように言えば良いでしょうか?例文と共に確認していきましょう!
I’m having trouble breathing.
息が苦しい。
“have trouble 〇〇ing”で「〇〇することに問題を抱えている」という意味になります。
“have trouble breathing”とすることで、「息をすることに問題を抱えている」つまり「息が苦しい」というニュアンスを伝えることができるんです。
ちなみに、今現在の状態を伝えるので、現在進行形で”I’m having…”という形を使っています。
A: What’s the matter?
(どうしたの?)
B: I’m having trouble breathing.
(息ができないんだ。)
I’m having a hard time breathing.
息が苦しい。
「困難な状況である」とか「悪戦苦闘している」を表現するときの”have a hard time”を使ったフレーズ。
そこに、動詞”breathe”のing形をつけることで「息をすることが困難な状況である」を表現できます。
上の”I’m having trouble breathing.”と同様に、「息が苦しい」のニュアンスを伝えられますよ。
A: We should open the window, shouldn’t we?
(窓開けない?)
B: Yeah, I’m having a hard time breathing.
(だね、息苦しいもん。)
I can’t breath well.
上手く呼吸ができない。
“breath”は「呼吸をする」という意味を持つ英語の動詞。
「呼吸が上手くできない」と言うことで、自分の息苦しさを伝えられます。
A: I can’t breath well because my nose is stuffy.
(鼻が詰まっちゃって上手く呼吸ができないんだ。)
B: Do you have a cold?
(風邪ひいてるの?)
食べ過ぎて苦しい!
「食べすぎちゃってお腹が苦しい!」
そんな時に使える英語フレーズを例文と共に紹介します!
I ate too much.
食べ過ぎた。
シンプルな英語表現ですね。「食べ過ぎてしまった」と伝えることで、自分のお腹が苦しい状態であることを表現します。
A: I ate too much!
(食べ過ぎた!)
B: How much have you eaten?
(どのくらい食べたの?)
I’m stuffed.
お腹パンパンだよ。
“stuffed”は「何かが詰められている状態」を表現する言葉です。
食事の席で使うと、「お腹がパンパンで膨れている状態」という意味になります。「食べ物がお腹に詰められている」というイメージですね。
「お腹いっぱい」という表現で”I’m full.”というものがありますが、この”I’m stuffed.”の方が満腹感が強く、お腹が膨れている感じがします。
「食べ過ぎて苦しい」と言うのには、”I’m stuffed.”の方が適していますね。
A: I’m stuffed and I feel a little sick.
(お腹パンパン、ちょっと気持ち悪いや。)
B: Oh, you must have eaten more than you should have.
(必要以上に食べちゃったんでしょ。)
ちなみに、「お腹いっぱい」に関する他の英語フレーズを知りたい場合は、以下の記事も読んでみてくださいね。
おわりに
今回は、英語で「苦しい」を表現するフレーズを色々な場面別に紹介しました。いかがでしたか?
日本語の「苦しい」はどんな場面でも使えますが、英語は場面に応じて表現を変えていく必要があります。
「苦しいイコールこれ!」という1つの表現が合うわけではないので、その状況に合った英語表現を上手に使えるように、例文でたくさん練習しておきましょう!