お店で使える!販売の接客英語フレーズ!外国人にも親切な対応16選!
販売のお仕事をされている方、外国人が来店されたときに、英語での接客の仕方が分からず悩まれたことはありませんか?
販売業で役立つ基本の英語フレーズを押さえたら、自信をもって外国のお客さんに接客してみましょう!
緊張しているのは外国人のお客さんも一緒。自然な英会話でお互いの緊張もほぐれますよ。
来店時
日本での接客には、お決まりの「いらっしゃいませ」の挨拶。しかし、英語圏では「いらっしゃいませ」に当てはまるフレーズはありません。販売のお仕事にかかわらず、飲食店などでも友人とかわすような挨拶をされることがほとんどです。
How are you?
いらっしゃいませ。(調子はどうですか?)
英語で挨拶をするときの定型文ですが、お店に入った際にも接客の一言めでよく聞かれるフレーズです。「いらっしゃいませ」ではなく、その日のお客さんの調子などを質問するのが思いやりなのかもしれませんね。
例文のように、お客さんが聞き返してくれたときは、シンプルな受け答えでかまわないので、きちんと返してあげると感じがよいですね。
A: Hello, how are you doing?
(こんにちは、調子はどうですか?)
B: Good thanks, you?
(いい感じだよ、ありがとう。あなたは?)
A: Fine, thank you.
(大丈夫です、ありがとう)
How can I help you?
いらっしゃいませ。
お客さんが何かを探している場合に声をかけるためのフレーズです。販売のお仕事では大活躍する表現ですね。
英語を直訳すると、「どのようにお手伝いできますか?」という意味。ですから、飲食店など、お客さんの欲しいものが明確な場合には不向きです。
A: How can I help you?
(いらっしゃいませ。何かお探しですか?)
B: I’m OK, thanks. I’m just looking.
(大丈夫です。ありがとう。ただ見ているだけだから)
販売する時
次は、知っていたら絶対に役立つ10の英語表現を、接客の流れに沿ってご紹介します。なかには、販売のお仕事以外で応用できるフレーズもありますよ!
For here or to go?
お召し上がりですか、お持ち帰りですか?
イートインも併設しているケーキ屋さんへ入店した際などに、よく聞かれるフレーズですね。
A: Good afternoon. For here or to go?
(いらっしゃいませ。こちらでお召し上がりですか、それともお持ち帰りされますか?)
B: For here, please.
(食べていきます。)
When you are ready to order, please let me know.
ご注文がお決まりになりましたら、お声かけください。
お客さんに考える時間をあげる、温かい言葉ですね。日本語で接客をするときにはすらすら出てくる表現ですが、外国人のお客さんを前にすると、「こんなとき、英語でなんていえばいいんだろう?」と言葉に詰まってしまうことがあるかもしれません。
でもこの表現を覚えたら、販売職でのおもてなしはばっちりですね!
A: When you are ready for order, please let me know.
(ご注文がお決まりになりましたら、お声かけください)
B: Okay, thank you.
(分かったよ、ありがとう)
Are you ready to order?
ご注文はお決まりですか?
接客をする際に毎回使うといっても過言ではないこのフレーズ。英語での言い回しも覚えてしまいましょう!
例えば、ケーキのショーケースをしばらく眺めていたお客さんが、何かを言いたげに販売員であるあなたへ視線を移したときにも使える表現ですね。
A: Are you ready to order?
(ご注文はお決まりですか?)
B: Yes. Can I have a strawberry cake and a cup of tea?
(はい。ショートケーキと紅茶をください)
Is that all?
こちらで以上ですか?
注文を受けた後に確認するための接客フレーズです。英語では、もし注文の品数が1つの場合、嫌味に取られてしまうことも。複数の商品を注文してくれた方に使うと自然です!
A: I would like this cake and two of these cookies. And that chocolate, too.
(このケーキと、このクッキーをふたつください。あとあっちのチョコレートも。)
B: Thank you. Is that all?
(ありがとうございます。以上でしょうか?)
■合わせて覚えたい!■ Anything else? (他に注文はございませんか?)
“Is that all?”(以上ですか?)と言い換えがきくこの表現。「他に何かありますか?」という意味になります。”Is that all?”と違い、嫌味に取られることがないのが利点です。
Certainly. / Sure.
かしこまりました。
注文を受けたときや、何かをお願いされたときに使える一言です。もちろん、接客以外の場面でも役立ちます!
A: Can you put these three cakes into a separate box?
(この3つのケーキを別の箱に入れてもらえますか?)
B: Certainly. Do you need a bag?
(かしこまりました。袋もご用意いたしましょうか?)
It’s going to be ____ yen. / ___ yen, please.
お会計は○○円です。
前者は日本語で言う「~円になります」といったニュアンスです。日本では、丁寧さを重視する文化が接客の場にも現れていますが、海外では客も販売員も立場がほとんど変わりません。ですから、後者のように「798 yen, please.」とだけ言ってしまっても、無礼だと取られることはありません。
また、お釣りを渡すときも同様です。英語では、「202 yen change.(202円のお返しです)」(change=お釣り)とお返しする金額を伝えるよりも、「Thank you.」と言いながらお釣りを渡すほうが自然です。
※ここで注意してほしいのが「円」の発音。英語では「イェン」と言うのが正解です!
A: 2850 yen, please.
(2580円です。)
B: Here you are.
(はい。)
A: Thank you.
(≪お釣りを渡しながら≫ありがとうございます。)
Here you are.
どうぞ。
品物の用意ができて、お客さんにお渡しするときに使えるフレーズです。
A: Oh, I don’t need a bag.
(あ、袋はいりませんよ)
B: Thank you. Here you are.
(ありがとうございます。こちらをどうぞ。)
Just a moment, please.
少々お待ちください。
お菓子やアパレルなど、販売のお仕事では、品物を袋に詰めたり、レジからお釣りを取り出したりするときなどに必須なこの表現。明日から使えてしまいますね!
A: I want this skirt, but is there a large size of this?
(このスカートが欲しいんですけど、これのLサイズってありますか?)
B: Just a moment, please. I’ll go check the stock.
(少々お待ちくださいませ。在庫を確認してまいります)
It takes a few minutes, is it okay for you?
少々お時間をいただきますが、よろしいでしょうか。
急いでいる外国人のお客さんもいるかもしれません。日本語で接客しているとき、当たり前にお客さんを気にかけるのと同じように、時間がかかる場合はお知らせしてあげたいですよね。
A: Can you wrap that? It’s a birthday gift for my girlfriend.
(ラッピングしてもらえますか?彼女への誕生日プレゼントなんです)
B: Sure. But, it takes a few minutes, is it okay for you?
(かしこまりました。少々お時間を頂戴しますが、よろしいでしょうか?)
退店時
お客様が退店する時は、一体どんな言葉をかけてあげればいいのでしょうか?ここでは販売員さんが最後に使える接客フレーズをご紹介します!
Thank you very much.
ありがとうございました。
まずは覚えやすいフレーズから。日常会話でも登場する表現ですが、もちろん接客の際にも使えます。
A: I’ve been looking for these cookies all the day. And finally found it.
(このクッキーが欲しくて今日一日探し回っていたのよ。やっと見つけたわ。)
B: I’m glad to hear that. Thank you very much.
(それはよかったです。ありがとうございました。)
Goodbye.
さようなら。
お客様の帰り際に使いましょう!
実は”Goodbye”はそこそこ丁寧な表現なんです。そのため日常会話ではあまり聞かれることはありません。接客英語としてはピッタリのフレーズになります。
A: Thank you so much for your assistance.
(親切にしてくれてどうもありがとう。)
B: No problem. Goodbye.
(とんでもございません。さようなら。)
夜にお客様をお見送りする時はこちら!
Goode night.(おやすみなさい。)
I hope to see you again.
またお越し頂けるのを楽しみにしています。
直訳すると「あなたにまた会えることを願っています」となるコチラのフレーズ。日本の接客で言うところの「またのご来店をお待ちしております」に近い定番表現ですね!
A: Thank you very much. I am so sorry about the skirt that you wanted. I hope to see you again.
(ありがとうございました。お客様が気に入られたスカートについては申し訳ございませんでした。またお越しくださいませ。)
B: It’s fine. I found a pretty necklace instead.
(大丈夫よ。代わりに可愛いネックレスが買えたから。)
Have a good day.
よい一日を。
こちらも海外の販売員さんがお客様の帰り際によく言ってくれるフレーズのひとつ。
“good”のところを”great”や”wonderful”などの形容詞に変えて使うのももちろんOKです。
A: It was great.
(とても美味しかったです。)
B: Thank you. Have a good day.
(ありがとうございました。よい一日を。)
おわりに
いかがでしたか?複雑なものでなくても、基本的な接客フレーズさえマスターすれば、販売業で必要なコミュニケーションが取れますね。そうすると、外国人のお客さんも、あなた自身やお店に対し好印象を持ってくれます。
ドギマギしがちな接客での英会話。でも、ナチュラルな英語表現で、スムーズに話せたら、あなた自身も相手も自然と笑顔になっているはずです!