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「上から目線」は英語で?見下されて不快な時の表現10選!

 

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同僚や友達に対して、「あの人見下してきて感じ悪いなあ。」と思った時や、求めていないアドバイスをもらってちょっとイラッとした時、日本語では「上から目線」と言いますよね。

英語ではどのように言うのでしょうか?

今回は2つのシチュエーションに分けて、「上から目線」の英語フレーズをご紹介します。



「上から目線はやめて!」と相手に伝える時

まずは相手に直接「見下さないで!」と伝える英語フレーズをご紹介します。

Don’t look down on me!

上から目線はやめて!

“look down on ○○”は「(人)を見下す」という意味の英語イディオムです。

「~をやめて。」を意味する“Don’t ○○.”と合わせて、「見下さないで。」というフレーズになります。

見下されて不快な気持ちを伝える定番の表現なので、まずはこちらを丸ごと覚えてしまいましょう!

A: You’d better be more positive.
(もっと積極的になった方がいいよ。)
B: Don’t look down on me!
(上から目線はやめて!)

Don’t be bossy!

あれこれ言わないで!

“bossy”は英語で「威張り散らす」「横柄な」という意味の形容詞です。

「上司」を意味する名詞、“boss”から派生した言葉なので、「同僚が上司のように威張った態度をとっている」というとイメージがつきやすいでしょうか。

“Don’t be bossy!”で「あれこれ言わないで!」と相手に反論するフレーズになります。本物の上司にはくれぐれも使わないでくださいね!

A: Debby, can you arrange a meeting and then book a meeting room?
(デビー、会議の日程調整して、会議室も予約してくれる?)
B: Don’t be bossy! I know what I should do.
(あれこれ言わないで!やらなきゃいけない事は自分でわかってるわ。)

Don’t be snobbish!

お高くとまらないで!

“snobbish”は「鼻にかけた」「お高くとまった」という意味の形容詞。「社会的地位が下の人々をばかにする人」という意味の名詞、“snob”から派生した言葉です。

セレブっぽく気取っている人に使います。

A: Don’t be snobbish!
(お高くとまらないで!)
B: Oh, sorry. I didn’t mean to.
(ごめんね、そういうつもりじゃなかったの。)

Don’t talk down to me!

上から言わないで!

“talk down to ○○”は「(人)に見下して話す」「(人)に話の内容を落として話す」という意味の英語のイディオム。

理解していないと思われて、必要以上に簡単な言葉で話されると不快な気持ちになりますよね。そんな時に使える表現です。

A: I guess it’s too complicated for you, so let me summarize.
(難しすぎると思うから、かいつまんで話すね。)
B: Don’t talk down to me!
(上から言わないで!)

Stop bossing me around!

威張り散らさないで!

先ほどご紹介した“bossy”の動詞形、“boss”を使った表現です。“boss ○○around”で「(人)をあごで使う」「威張り散らす」「命令する」という意味になります。

また“Stop ○○ing.”を付けると「○○をやめて。」というフレーズになるんです。

「口で指示するだけで自分は動かない人」に対して使い時にピッタリ!

A: Stop bossing me around!
(威張り散らさないで!)
B: I’m sorry. I was a bit too bossy.
(ごめんね、あれこれ言い過ぎちゃったね。)

Stop telling me what to do!

指図しないで!

“what to do”は「すべき事」「何をすべきか」という意味です。

“Stop telling me what to do!”で「私に何をすべきか言わないで!」 = 「指図しないで!」という表現になります。

A: Why don’t you work out more?
(もっと運動したら?)
B: Stop telling me what to do!
(指図しないで!)

“Don’t”を使っても同様の意味になりますよ。その場合、“Don’t”の後の動詞は原形にしてくださいね。

Don’t tell me what to do! (指図しないで!)

 


「○○は上から目線だ。」と言いたい時

続いて、「あの人、見下してるなあ。」と言いたい時に使える英語フレーズを見ていきましょう。

She is condescending.

彼女は上から目線だな。

“condescending”は「恩着せがましい」「相手を見下すような」「威張った」という意味の言葉。まさに「上から目線」にぴったりの単語ですね。

発音はカタカナで表すと「カンディセンディング」が近いですよ。

この単語は紛らわしいことに「目下の者に謙遜した」「腰の低い」という意味もあるので注意してください。どちらにしろ、皮肉っぽいニュアンスになります。

A: She is condescending.
(彼女は上から目線だな。)
B: Is she always like that?
(いつもあんな感じなの?)

He’s so arrogant.

彼偉そうなんだよね。

“arrogant”は「横柄な」「傲慢な」「無礼な」という意味があります。

「自信過剰で、自分は他人より優れていると思い込んでいる人」といったイメージです。

A: I admit he’s efficient, but I don’t like his manner.
(彼が仕事できるのはわかるけど、態度が嫌だなあ。)
B: I know! He’s so arrogant.
(そうなの!彼偉そうなんだよね。)

I can’t stand his arrogant attitude!

彼の威張った態度が我慢できない!

先ほどの“arrogant”を使った表現です。

“can’t stand”は「我慢できない」という定番の英語表現です。“attitude”は「態度」「姿勢」の意味。

“I can’t stand his arrogant attitude!”で「彼の傲慢な態度にはこりごり!」と怒っている様子が伝わります。

A: I can’t stand his arrogant attitude!
(彼の威張った態度が我慢できない!)
B: Calm down, John. He’s moving to another department soon.
(落ち着いて、ジョン。もうすぐ他部署に異動だから。)

She’s so full of herself.

彼女上から目線だね。

「いっぱいの」「ぎっしり詰まった」という意味の英語、“full”を使った表現です。

“full of oneself”で「自分のことしか話さない」ことを表します。さらに「非常に」を意味する“so”で強調しているので、相当我が強い様子が伝わりますね。

A: Kate is getting more confident, isn’t she?
(ケイトってどんどん自信満々になってない?)
B: She’s so full of herself.
(彼女上から目線だね。)

同様に、「あなた」を主語にしたいときは、次のように言います。

You’re so full of yourself.(あなたは上から目線だね。)

 


おわりに

いかがでしたか?「上から目線」はあくまで自分と対等な立場の相手が見下してきた時を表します。

今回ご紹介した英語フレーズは目上の人には使わないよう気を付けてくださいね!

また、同僚や友達に使う時でも、表情に注意して使いましょう。笑いながら冗談っぽく言うのか、真顔で言うのかでは、相手に与える印象が大きく変わってきますよ!

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