「そうじゃない」を英語で!訂正する/間違いを指摘する表現14選!
「私が言いたかったことはそういう事じゃないよ!」
「あなたが言ってることも分かるけど、そうじゃないでしょ?」
こんな台詞に聞き覚えありませんか?自分や相手が言ったことが間違っていた時、とっさに出てくるのが「そうじゃない」という一言ですよね。
自分の発言を訂正したいとき、相手の間違いを指摘したいとき、英語では何て言えばいいのでしょうか?
今回は、そんな場面別に使える「そうじゃない」の英語フレーズをご紹介します!
違う意味に受け取られた時
まずは、自分の発言が、相手に違う意味で捉えられてしまった時に使える英語フレーズを紹介していきます。
That’s not what I meant!
そうじゃない!
“what I meant”を直訳すると「自分が言いたかったことの意味」となります。この英語フレーズでは、「自分が言いたかったことはそういう意味じゃない」と言っているんです。
自分が言ったことを、相手が明らかに勘違いしている時に、まずはこの一言で誤解であることを伝えましょう!
A: So is this it? Are we breaking up?
(これでおしまい?私たち別れるってこと?)
B: That’s not what I meant!
(そうじゃない!)
I didn’t mean it!
そうじゃない!
“I mean it”というのは、英語で「本気だよ」「真剣だよ」を意味する定型フレーズ。これを否定形で使うことで、「そんなつもりじゃなかった」という意味になるんです。
A: Wait wait, I didn’t mean it.
(待って待って、そういうつもりじゃないんだ。)
B: I know, but it took me a second to know what you were trying to tell me.
(分かってるよ、でも言いたいことを理解するのにちょっと時間がかかった。)
I didn’t mean it that way.
そういう意味じゃないよ。
“I didn’t mean it”だけであれば「本気で言ったんじゃない」「そんなつもりじゃなかった」という意味になりますが、”that way”(そういう風な)を付けてあげると「そういう意味で言ったんじゃないよ」というニュアンスになります。
A: Are you saying I’m not good enough?
(私では役には立たないってこと?)
B: No, I didn’t mean it that way.
(そういう意味じゃないよ。)
I didn’t mean to put it that way.
そういうつもりじゃなかったんだ。
“put it”には、英語で「〇〇を置く」以外にも「言う」「言葉を並べる」という意味があるんです!そういう風に言うつもりはなかったと、自分の発言を撤回したい時に使ってくださいね。
A: I didn’t mean to put it that way.
(そういうつもりじゃなかったんだ。)
B: What were you trying to say then?
(じゃあ本当はなんて言いたかったの?)
It’s different from what I was about to say.
そうじゃないよ。
“different from 〇〇”は、英語で「〇〇とは異なる」という意味。”what I was about to say”は、「言おうとしていたこと」という意味になります。
自分が本当に言いたかったことではなかった事や、言い方を間違えてしまった時に使える「そうじゃない」の英語フレーズです。
A: Forget what I just said. It’s different from what I was about to say.
(今言ったの忘れて。言いたかったことはそうじゃないんだ。)
B: Oh don’t be shy! I won’t tell him that you have feelings for him.
(恥ずかしがらなくていいよ!彼には、あなたが好きだってことは言わないから。)
I didn’t mean it literally.
本気で言ったんじゃないよ。
“literally”という英語には「本気で」とか「文字通り」という意味があります。冗談や例え話のつもりが、勘違いされそうだと感じたら、このフレーズを使って「本気で言ったんじゃないからね!」と補足してあげるといいですね。
A: What I said about her, I didn’t mean it literally.
(さっき彼女について言ったこと、あれ本気で言ったんじゃないからね。)
B: Don’t worry, I know. There are times when you just want to talk bad about someone.
(大丈夫、分かってるよ。誰かの愚痴を言いたくなることってあるもんね。)
What I meant to say was ○○.
○○って言いたかったんだ。
“What I meant to say”は英語で「自分が言いたかった事」という意味。相手に勘違いされてしまい、自分の発言を訂正する時に使う一言です。
A: I think you got me wrong. What I meant to say was that we shouldn’t see each other until the exams are over.
(勘違いしてるよ。僕が言いたかったのは、試験が終わるまでは会うのは控えようって事だよ。)
B: You scared me! I’m relieved.
(びっくりさせないでよ!安心した。)
You know I didn’t mean that.
そうじゃないって分かるでしょ。
“You know”は、英語で「知ってるでしょ?」「あなたなら分かるでしょ」という相槌を求めるフレーズです。
これに続けて、”I didn’t mean that”(そういう意味じゃなかった)と付けると、「自分が言いたかった事は、そういう意味じゃないって分かるでしょ。」と同意を促す表現になるんです。
A: Don’t be so upset with me. You know I didn’t mean that!
(そんなに怒らないで。そういう意味で言ったんじゃないって分かってるでしょ!)
B: Yeah, I may have overreacted.
(うん、ちょっと過剰に反応しすぎたかも。)
Don’t take my word for it.
言葉をそのまんま受け取らないで。
自分が言った事を、言葉通りに受け取られたくなかったり、納得しないでほしい時ってありますよね。そんな時はこちらの英語フレーズがオススメです。
「私が言ったことなんかアテにしないでね」とか「確信は無いからね」の他、「自分の言葉を真に受けないでね」というニュアンスでも使える便利な表現です!
A: Don’t take my word for it. You can always rely on internet.
(自分が言った言葉をそのまんま受け取らないでね。必要あればいつでもネットで調べられるしね。)
B: After all that persuasion?
(こんだけ私のこと説得しようと話しておいて?)
Don’t get me wrong.
勘違いしないでね。
自分が言ったことを「間違って受け取らないでね」と言いたい時の英語フレーズです。
間違ったことを言ってしまった時だけでなく、あえて少し厳しい言い方をした場合に「あなたのことを悪く言ってるつもりじゃないからね」というニュアンスで使うこともできますよ。
A: I hate winter. Don’t get me wrong, I like snow and Christmas.
(冬は嫌いだ。勘違いしないでね、雪とクリスマスは好きだよ。)
B: And the New Year’s too!
(あとお正月もね!)
That just came out wrong.
そうじゃない。
こちらは、間違って誤解を生むような言い方をしてしまったことを挽回したい時に使いたい英語フレーズです。
“came out wrong”で「間違った言い方をしてしまった」となるので、自分の意思とは反した言い方をしてしまった時などに、このフレーズで「そういう意味で言ったんじゃないよ」と釈明しましょう。
A: He’s too good for you.
(彼はあなたには勿体ないよ。)
B: What?
(え?)
A: Wait, that just came out wrong. It’s the other way around. You’re too good for him.
(違う、間違えた。逆のことを言いたかったんだ。あなたに彼は勿体ないよ。)
相手が間違っている時
最後に、相手が言っていることが間違っていることを指摘する時に使える「そうじゃない」の英語フレーズを見ていきましょう。
I don’t think you’re right.
そうじゃないと思うよ。
こちらのフレーズで使われている “right”は英語で「正解」という意味ですね。相手が言っている事が「そうじゃない」と指摘する一言です。
A: I don’t think you’re right about what you just said.
(今言ってたこと、間違ってると思うよ。)
B: There’s no right or wrong. I’m just expressing my opinion.
(正解も間違いもないよ。ただ意見を述べてるだけだよ。)
I think you’re wrong.
そうじゃないと思うよ。
“wrong”は、英語で「間違い」という意味の単語ですね。「あなたは間違っていると思う」という、ややストレートな一言なので、状況を選んで使いましょう。
A: I heard they’re dating!
(あの子たち付き合ってるるらしいよ!)
B: I think you’re wrong.
(そうじゃないと思うよ。)
You’re missing the point.
それは論点がずれてるよ。
“point”には、複数の意味がありますが、こちらのフレーズでは「要点」とか「論点」という意味で使われています。相手の話が、要点から外れていることを指摘する一言です。
A: I read your paper and I think you’re missing the point.
(論文読んだけど、論点がずれてると思うよ。)
B: Yeah I knew I’ve digressed from the actual subject.
(ね、なんとなく主題からずれてるのは自分でも分かったよ。)
おわりに
いかがでしたか?
「そうじゃない」という言葉そのものにも幅広い意味があるように、英語でもシチュエーションによって使えるフレーズが違ってきますね。
自分の発言が相手に勘違いされてしまうのは、誰しも経験があること。そんな時に使える「そうじゃないよ」の表現を一つでも覚えておくと便利かもしれません!是非、覚えやすいものから覚えていってくださいね。