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in/into/insideの違いをマスター!「中」に関する言葉を徹底的に解説!

 

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「中」というニュアンス英語には、”in”、”into”、”inside”があります。

どれも”in”という言葉が使われていて、似たような状況で使われますが、実はそれぞれの言葉のニュアンスには微妙な違いがあるんです。

今回は、英語の”in”、”into”、”inside”の違いについて紹介します!



「in」「into」「inside」の違い

詳しい各言葉の使い方を見ていく前に、大まかな違いをチェックしておきたいと思います。

それぞれのイメージの違いは、以下の通りです。

“in”       ⇒ 空間の中にいる・ある状態
“into”    ⇒ ○○の中に向かっていく動き
“inside”境がハッキリしている中や内側にいる・ある状態

“into”だけは、「状態」というよりは「動き」をイメージしているんです。

そして、”in”と”inside”は一見同じような感じもしますが、捉え方に微妙な違いがあるんですね。

さらに、”in”と”inside”は、以下の点でも異なります。

“in”       ⇒ 場所以外のことにも使える
“inside” 場所にしか使えない

それでは、それぞれの意味と使い方を詳しく見ながら、違いを学んでいきましょう!


「in」について

空間の中にいる・ある状態

英語の”in”は、ある空間の中に人がいたり、物があったりする状況を表現するときに使われます。

そして、その空間が何を指すかは、いくつかのパターンがあるんです。

①場所

部屋の中など、ある場所を空間と捉えて、その中にいる状態を示します。

一番分かりやすい”in”の使い方かもしれませんね。

They are in the living room.
(彼らはリビングにいるよ。)

②月、年

月や年など比較的長い期間を空間と捉えて、”in”で表現することも出来ます。

具体的な日付ではなく、その「月」とか「年」という空間の中のどこかという感じなので、”in”を使うんですね。

The event will be held in July in 2018.
(そのイベントは2018年の7月に行われます。)

③季節

季節に関しても、英語”in”を使って言います。

これも月や年の時と考え方は一緒。「春」とか「夏」というある季節を空間と考えて、その中のどこかという感じです。

I normally go on a trip in the summer.
(夏にはたいてい旅行に行きます。)

④時間帯

一日の中のハッキリとした時間ではなく、「午前」とか「夕方」のように時間帯を言う時にも”in”が使われます。

その時間帯を「空間」として捉えているんですね。

My grandparents usually drink green tea in the morning.
(祖父母は朝よく緑茶を飲んでいる。)


「into」について

中に入っていく動き

別の場所からある場所の中に入っていく移動の様子を表すときに、英語の”into”が使われます。

“in”は単なる状態だったのに対し、”into”には動きが感じられるんです。そのため、人や物が移動する様子を表す「動詞」と共に使われます。

いくつかの「動詞」を使った例文で、使い方を確認してみましょう。

まずは、「行く」という意味の英語”go”と”into”を使った場合です。

I saw a cat go into the house.
(猫が家の中に入っていくのを見た。)

“go”はどこかに移動する様子を表す言葉です。この状況では、ただの移動ではなくて、「家の中に入っていく」ということも加わっているので”into”を使い、”go into”と表現しています。

次は、”come”と一緒に使うケースです。

When we finished preparing dinner, my father came into the room.
(夕飯の準備が終わったとき、父は部屋に入ってきました。)

“come”というのは、視点となっている方に向かって来るという意味合いがあります。この場合、視点は「部屋」でその視点に向かって父親が向かってきて中に入ってきたので、”came into”という言い方をしているんです。

もう1つ、「落ちる」という意味の”fall”と使われるパターンを見てみましょう。

The ball rolled, and fell into the hole.
(ボールが転がって穴に落ちた。)

この例文では過去形の”fell”が使われていますね。ただ「落ちた」というだけでなく、「穴の中に向かって入った」ので”into”を使って表現しています。

「inside」について

境がハッキリしている内側や中にいる・ある状態

“in”と区別がつきにくいという方もいるかもしれませんね。もう1度違いをおさらいしておきましょう。

“in”が囲まれた空間をイメージしているのに対して、”inside”は線で区切って「こっちが内側、あっちが外側」とハッキリ区別している感じです。

そして、「場所」以外の「中」を表現することはできません。そこが”in”との大きな違いですね。

それでは、例文をいくつか紹介します。

You have to play inside the court.
(コートの中でプレーしなくちゃいけない。)

サッカーやバスケなどのコートを思い浮かべてみましょう。白い線で区切られていますね。そして、その内側と外側をハッキリとさせています。

「そのハッキリと区切られている内側で」と言いたいので、”inside the court”という表現をするんです。

You have to park the car inside these lines.
(この線の内側に車を止めなきゃいけません。)

こちらも線で内側と外側をしっかりと区切っています。そして、その内側を意味するので”inside”を使って表現するのがピッタリなんです。

実際に線で区切られていなくても、感覚で「中と外」を区別して、その「中」ということを言いたければ”inside”を使うことが出来ます。

We should stay inside the school until it stops raining.
(雨が止むまで学校の中にいた方がいいね。)

この場合は、学校の中を「空間」としてというよりは、外とハッキリと区切られている場所と考えています。

おわりに

今回は、英語で「中」に関する言葉の”in”、”into”、”inside”の違いについて紹介しました。いかがでしたか?

ニュアンスの違いがあり、微妙な使い分けが必要なのを感じていただけたかなと思います。

このような言葉は日本語の意味だけで考えるのではなく、イメージをしながら身につけていくことが必要です。実際の状況などで練習しながら、これらの言葉を自分のものにしていきましょう!

ちなみに、今回のテーマの中の”in”については以下の記事もぜひ参考にしてみてくださいね。

前置詞「at」と「in」の違い!場所や時間を表す英語の基礎知識!

時間の英語!前置詞「at・in・on」を使い分け方を徹底解説!

日付の英語!前置詞「at・in・on」をしっかり覚えて文法力を上げる!

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