「動じない」は英語で?いつも冷静で落ち着いている時の表現7選!
どんな状況でも冷静で慌てない様子、顔色を変えず落ち着いている様子を、日本語では「動じない」と言ったりしますよね。
これって英語ではどのように言えばいいのでしょうか?
今回は「動じない」の英語フレーズをご紹介したいと思います!
It never bothered me.
そんなことでは動じないよ。
“~ never bothers me”は、日本語の「~くらいでは動じない」というニュアンスに近い英語フレーズです。
“bother”は「悩ませる」という意味の動詞ですので、例文を直訳すると「それは決して私を悩ませたことはない」となり、自然な日本語で「そんなことでは動じない」としています。
大流行した「アナと雪の女王」の主題歌”Let it go”に、”The cold never bothered me anyway.”という歌詞がありますよね。
この”bother”こそ、ご紹介した「動じない」のニュアンスで使われており、「寒さなんかじゃ動じない」=「少しも寒くないわ」という日本語訳になっています。
A: How can you stay so calm?
(なんでそんなに落ち着いていられるの?)
B: I don’t know why, but it never bothered me.
(なんでかはわからないけど、そんなことでは動じないよ。)
He doesn’t get fazed by anything.
彼は何事にも動じることがない。
“faze”は「あわてさせる」「びっくりさせる」という意味のある動詞です。”not get fazed”で、「あわてない」=「平然として動じない」という英語フレーズになります。
例文の“by anything”は、「何事にも」「どんなことでも」という英語フレーズです。
A: He is really calm and centered.
(彼は本当に冷静沈着ですね。)
B: I know. He doesn’t get fazed by anything.
(そうなんだよ。彼は何事にも動じることがないんだ。)
It’s important to stay calm no matter what happens.
何が起こっても動じないことが大切です。
“calm”は「落ち着いている」「平静な」という意味の形容詞です。”stay calm”で「落ち着いたままでいる」「平静なままでいる」という意味になります。
例文の”no matter what happens”は「たとえ何が起こっても」という意味の英語フレーズです。あわせて覚えてくださいね。
A: It’s important to stay calm no matter what happens.
(何が起こっても動じないことが大切です。)
B: It’s easier said than done.
(言うのは簡単だけど実際には難しいよ。)
He didn’t bat an eye when he heard that.
それを聞いても彼は全く動じなかった。
“not bat an eye”は、「全く動じない」「平然としている」という意味の英語のイディオムです。
この”bat”は「瞬きをする」という動詞で、”not bat an eye”を直訳すると「全く瞬きをしない」となります。
転じて、驚くことやショックなことがあっても、全く動じることなく顔色一つ変えず平然としているニュアンスを表すことのできる英語フレーズです。
A: How did he react when you said that to him?
(彼にそれを言った時の反応はどうだったの?)
B: He didn’t bat an eye when he heard that.
(それを聞いても彼は全く動じなかったよ。)
She kept a stiff upper lip.
彼女は動じなかった。
“keep a still upper lip”は「くじけない」「気丈に耐える」というニュアンスのある英語フレーズです。直訳すると「上唇をきゅっと硬い状態で保つ」という意味になります。
唇をきゅっと結ぶ様子は、つらいことがあっても動じず気丈に耐える様子を表すことがありますよね。
弱みを見せず表面上は気丈に振る舞っているけれど、実はつらいことやショックなことに耐えているニュアンスのある英語フレーズです。
A: How was she? Was she depressed?
(彼女どうだった?落ち込んでた?)
B: I think she was, but she kept a stiff upper lip.
(落ち込んでたと思うんだけど、彼女は動じなかったよ。)
He wasn’t rattled.
彼は動じなかった。
“rattle”は「驚かせる」「興奮させる」という意味の英語の口語表現です。
何かがガタガタ揺れるというニュアンスがあり、転じて気持ちがガタガタ揺れて動揺している様子を表すことができます。例文のように、受動態にすることが多いです。
A: He wasn’t rattled.
(彼は動じなかった。)
B: He is suitable for the position.
(彼はその役職にふさわしいですね。)
She is impassive in any circumstance.
彼女はどんな状況でも動じない。
“impassive”は「無表情な」「無感動の」という意味の形容詞です。
何が起こっても表情一つ変えない様子、むしろ冷酷なほど無感動で動じていないニュアンスを伝えることができます。
A: She is impassive in any circumstance.
(彼女はどんな状況でも動じない。)
B: She never shows her emotions, does she?
(決して感情を表に出さないよね。)
おわりに
いかがでしたか?
今回は「動じない」の英語フレーズをご紹介しました。
同じ「動じない」という表現でも、ショックを受けていても表情には出さずに堪えているニュアンスや、そもそも無感動で冷酷なニュアンスなど、色々な英語フレーズがありましたね。ぜひ覚えて使ってみてください。