「自業自得」は英語で?当然の報い/しょうがない時のフレーズ11選!
自分でまいた種だからしょうがない、当然の報いだよ。
こんな時、少しきつい表現ですが「自業自得」と言いますよね。これ、英語ではどのように言うのでしょうか。
今回は、「自業自得」の英語表現を、よく使われる基本のフレーズからことわざフレーズまでご紹介していきます!
基本編
まずは、基本のフレーズを見ていきましょう!
You asked for it.
自業自得だよ。
“ask for it”は「自業自得」の代表的な英語フレーズです。”it”は報いとして返ってきた内容を指しています。
“ask for~”は元々「~を求める」という意味のイディオムで、直訳すると「あなたがそれを求めた」となりますよね。
転じて「あなたが自分でまいた種」という意味の定番の英語フレーズとなっています。
A: She wants to break up with me. What went wrong?
(彼女僕と別れたがってるんだ。何が悪かったんだろう?)
B: You’re too selfish. You asked for it.
(自己中心的過ぎるんだよ。自業自得だね。)
It serves him right.
彼は自業自得だよ。
“serve”は「待遇する」「仕打ちをする」という意味を持つ動詞です。”serve +人+ right”で「人に当然の仕打ちをする」となります。
“it”は仕打ちの内容を指しており、「それは当然の報い」と言いたい場合にぴったりのフレーズです。
A: Have you heard that he got demoted?
(彼降格したって聞いた?)
B: He has been bullying one of his colleagues so badly. It serves him right.
(同僚の一人をひどくいじめてたんだ。彼は自業自得だよ。)
You had it coming.
自業自得だよ。
“have it coming” は、それが起こったのは当然の流れ、因果応報だというニュアンスを伝えることのできる表現です。
この”have”は「~させる」「~の状態にする」という使役動詞で、”You had it coming.”を直訳すると「あなたがそれを来させた」となります。
A: I failed the exam. What can I do?
(その試験落ちちゃった。どうしよう?)
B: You’ve been playing around and haven’t studied at all. You had it coming.
(遊んでばっかりで全然勉強しなかったじゃない。自業自得だよ。)
You brought it on yourself.
自業自得だよ。
“bring it on~”は、「~にそれをもたらす」「招く」という意味の動詞です。
「自ら招いたことだ」と言いたい時に使ってみてくださいね。
A: I should’ve taken a taxi. I was late for the appointment.
(タクシーで行けばよかった。約束に遅刻しちゃった。)
B: I told you. You brought it on yourself.
(言ったでしょ。自業自得よ。)
I’ve only got myself to blame.
私の自業自得なの。
“blame”は「責める」という意味の動詞です。
“have only got myself to blame”で「責めることができるのは私自身だけだ」となり、その結果を招いたのは他でもない自分自身であることを自ら認める時に使える表現です。
A: Why does nobody help you?
(なんで誰も手伝わないの?)
B: I said I want to do this by myself. I’ve only got myself to blame.
(私が自分だけでやりたいって言ったんです。私の自業自得なの。)
She deserves it.
彼女の自業自得だよ。
「相当する」「値する」という意味の動詞“deserve”を使ったフレーズです。
「その報いに相当する」という少しきつい表現ですが、よく使われますので覚えてくださいね。
A: I heard she was sued. What happened?
(彼女訴えられたって聞いたよ。何があったの?)
B: She leaked her clients’ personal information. She deserves it.
(彼女の顧客の個人情報を漏らしたんだ。彼女の自業自得だよ。)
You got your just deserts.
自業自得だよ。
“deserts”は「当然の報い」「相応の賞罰」という意味の名詞です。この意味で使う場合は必ず複数形にしてください。
”just”を付け加えると、「相応の」というニュアンスが強調され自然なフレーズになります。
同じスペルで“desert”=「砂漠」という単語がありますが、この単語のアクセントは前半の”de”に置かれますよね。対して「当然の報い」を意味する“deserts”のアクセントは後半の”-er”に置かれます。注意してくださいね。
A: She’s mad at me. Did I say something wrong?
(彼女僕に怒ってるんだ。何か僕悪いこと言った?)
B: Why don’t you just ask her? You got your just deserts.
(彼女に聞いてみれば?自業自得だよ。)
It’s my own fault.
私の自業自得なんです。
“fault”は「過失」「落ち度」という意味の名詞です。”my own fault”で、他の誰でもない「自分自身の過失」となり、自分の落ち度を直接的に認める時に使える表現です。
A: You look pale. Are you okay?
(顔色が悪いよ。大丈夫?)
B: I couldn’t stop watching TV and stayed awake all night. It’s my own fault.
(TV観るのをやめられなくて一晩中起きてたんだよね。私の自業自得。)
ことわざ編
次は、ことわざになっている英語の慣用句フレーズをご紹介します!
As you sow, so shall you reap.
自業自得だね。
“sow”は「種などをまく」、”reap”は「収穫する」という意味の動詞です。「自分でまいた種は、自分で収穫しなければならない」となります。
日本語でも「自分でまいた種」という表現が定着していますよね。聖書の言葉が由来のフレーズと言われています。
A: I said I can do this by tomorrow. But it might be impossible.
(明日までにできるって言ったんだ。でもできないかも。)
B: As you sow, so shall you reap.
(自業自得だね。)
What goes around comes around.
因果応報だよ。
“go around”は「回って行く」、”come around”は「回って来る」という意味です。”what”は関係代名詞ですので、”what goes around”=「回って行くもの」が主語となります。
直訳すると「回って行くものが回って来る」=「因果応報」に近い英語のことわざフレーズです。
A: I saw him with another girl.
(彼が別の女の子といるところ見ちゃった。)
B: I know you’re cheating on him. What goes around comes around.
(あなたも浮気してるの知ってるよ。因果応報だね。)
Chickens come home to roost.
自業自得だよ。
“roost”は「鳥の止まり木」「鶏舎」という意味で、「ニワトリは鶏舎に戻って来る」という英語フレーズになります。
ニワトリが帰巣本能で鶏舎に戻って来るように、自分の行いは必ず自分に返ってくることを表した英語のことわざフレーズです。
A: I should’ve done this before. Now I’m in trouble.
(これ前にやっておけばよかった。困ったことになってるんだ。)
B: You didn’t listen to my advice. Chickens come home to roost.
(私の言うこと聞かなかったでしょ。自業自得だね。)
おわりに
いかがでしたか?
今回は「自業自得」の英語フレーズをご紹介しました!
簡単な単語を使った表現からことわざになっているフレーズまで、英語でも様々な言い回しがありましたよね。ぜひ覚えてみてください。