「本格的な」は英語で?料理/お店/季節などを表すフレーズ9選!
「これは本格的なフランス料理だね。」
「本格的な夏が来たね。」
こんな風に、食べ物やお店が本場であることや季節がピークを迎えていることを表したい時、英語でなんて言うのかご存知でしょうか?
今回は、料理/お店/季節/その他のシチュエーションで使える「本格的な」という英語フレーズを紹介していきます!
料理/お店
まずは、「本格的な」料理やレストランなどを表す英語フレーズを見ていきましょう!
It tastes authentic.
本格的な味がする。
“authentic”には英語で「真の」や「正真正銘の」といった意味があって、偽物やコピーでは無く本物であることを表します。
ここでの”it”「それ」は、食べ物を指していて、”taste”は「(食べ物が)〜の味がする」という意味です。”It tastes authentic.”で「本場の味がする」「プロが作ったような味がする」というニュアンスになります。
A: How is it?
(どう?)
B: It tastes authentic! How did you make it?
(本格的な味がするよ!どうやって作ったの?)
This restaurant seems authentic.
このレストランは本場っぽいね。
こちらも「真の」「正真正銘の」という意味の”authentic”を使った英語表現です。料理だけでなく、「本格的なお店」と言いたい時にも、”authentic”が使えますよ。
“seem”は「〜のように見える」「〜のように思われる」といったニュアンスです。
A: This restaurant seems authentic. I can’t wait to try their curry!
(このレストランは本場っぽいね。カレー食べるの楽しみだな!)
B: I heard it’s run by an Indian couple.
(インド人のカップルが経営してるって聞いたよ。)
They serve real Japanese food.
本格的な日本食を出している。
“real”は日本語でもおなじみ「本物の」「偽りのない」という意味ですね。”real Japanese food”で「本格的な日本食」というニュアンスになります。
“serve”は英語で「(食事や飲み物)を出す」です。レストランを主語にして、そこにどんなメニューがあるのか表すことができます。
A: Do you know any good Japanese restaurants around here?
(この辺で美味しい日本食のレストランって知ってる?)
B: Hmm, have you tried the one in front of the library? The owner is from Japan and they serve real Japanese food.
(うーん、図書館の前にあるお店は行ったことある?オーナーが日本人で、本格的な日本食を出してるよ。)
ちなみにこのフレーズ、”real”を”authentic”で置き換えることも可能です。
They serve authentic Japanese food.(本格的な日本食を出しているよ。)
季節
続いて、季節がピークを迎えたことを表せる英語フレーズを紹介していきます。
The real winter has come.
本格的な冬になったね。
“real”は「本物の」という意味ですね。料理のカテゴリーでも紹介しましたが、季節がピークを迎えた様子を表すこともできますよ。
A: Look! It’s snowing outside.
(見て!外は雪が降ってるよ。)
B: The real winter has come.
(本格的な冬になったね。)
It’s officially summer.
夏も本番だね。
“officially”は英語で「正式に」「公式に」という意味があります。
フレーズを直訳すると「正式に夏になった」となり、「夏本番を迎えた」というニュアンスを表せますよ。
A: It’s been so hot lately.
(最近、本当に暑いね。)
B: Yeah, it’s officially summer. Do you wanna go to the beach this weekend?
(ほんと、夏も本番だね。今週末、ビーチでも行かない?)
A: Sounds good!
(いいね!)
他にも”officially”を使って、こんな言い方ができますよ。
We’re officially in summer.(夏も本番だね。)
Spring is really coming.
本格的な春になって来たね。
こちらは現在進行形を使った英語フレーズ。まだピークではないけど、そろそろ季節も本番になって来た、と言いたい場面で使えます。
“Spring is coming.”だけでも「春が近づいている」というニュアンスは伝わりますが、”really”「本当に」を付けることで「本当にすぐそこまで近づいている」という事を強調できますよ。
A: I feel like the days are getting longer.
(日が長くなって来てる気がする。)
B: Right. Spring is really coming.
(そうだね。本格的な春になって来たね。)
その他
最後に、いろいろな物事の程度が「本格的な」ことを表す英語フレーズを紹介します。
We did a full-scale study on social media.
ソーシャルメディアについて本格的な調査をした。
“full-scale”は英語で「本格的な」という意味です。”full”「最大級の」と”scale”「規模」という単語を使っていることからもわかるように、「大規模な」「広範囲に及ぶ」といったニュアンスになります。
ここでは”study”「研究」に対して、その程度が大規模で細かい点まで網羅している様子を表していますよ。
A: I’d like you to go through this report. We did a full-scale study on social media.
(こちらのレポートに目を通していただきたいのですが。ソーシャルメディアについて本格的な調査をしました。)
B: Sounds interesting.
(面白そうですね。)
We finally released a full-fledged software.
ついに本格的なソフトウェアを販売開始した。
“full-fledged”も「本格的な」という意味で使う英語ですが、「成熟した」「十分に発達した」というニュアンスになります。
“fledged”には「(ひな鳥が)巣立ちを迎えた」という意味があるので、そこから「十分に発達した」という意味で使われるんですね。
このフレーズの”a full-fledged software”のように、物事の質や機能が優れていて、完成度が高いことを表せます。
A: We finally released a full-fledged software.
(ついに本格的なソフトウェアを販売開始しました。)
B: That’s great! We’ve been looking forawrd to it.
(それはよかった!ずっと楽しみに待っていましたよ。)
We’re facing a full-blown financial crisis.
本格的な財政難に陥っている。
“full-blown”は元々「(花が)満開の」という意味の英語ですが、そこから「十分に発達した」「成熟した」というニュアンスでも使うことが出来ますよ。
先にご紹介した”full-fledged”とは似たようなニュアンスがあるので、ほとんど交換可能です。ただし、危機や病気など初期から末期までの流れがあるような事柄については、”full-blown”を使うことが多いですね。
A: How was the meeting?
(会議はどうだった?)
B: Well, it was kind of intense. Seems like we’re facing a full-blown financial crisis.
(うん、なかなかシリアスな感じだったよ。どうやら本格的な財政難に陥ってるらしい。)
おわりに
いかがでしたか?
「本格的な」という英語は、シチュエーションによって様々な言い方ができますね。覚えやすようなものから、ぜひ実際に使ってみてください。実践あるのみです!