「濃い」は英語で?味/色/内容の濃密さを伝える時の表現10選!
味が強い時、色合いが深い時、内容が濃密な時、日本語では「濃い」という表現で表すことができますよね。
これって、英語ではどう言えばいいのでしょうか?実は、状況や伝えたいニュアンスによって使えるフレーズがそれぞれ違うんです。
今回は、「濃い」に該当する英語の表現を、シチュエーションやニュアンスの違い別にご紹介します!
味が濃い
まずは、食べ物や飲み物の味や濃度が濃いことを表す英語フレーズをご紹介します。
It tastes strong.
味が濃い。
料理の味付けが濃すぎる場合には、”strong”を使いましょう。日本語でも、「濃い」というニュアンスで、味付けが「強い」と言いますよね。
塩味、甘味、辛味、香辛料など、どんな種類の味付けであっても使うことができる表現です。
A: It tastes good, doesn’t it? Is something wrong?
(これおいしいよね?どうかしたの?)
B: Hmm…it tastes strong for me.
(うーん、私には味が濃いや。)
This coffee is strong.
このコーヒーは濃い。
コーヒーの味わいが濃いと言いたい時も、”strong”を使います。カフェインやアルコールなど、液体に含まれている成分が濃密であることを表す時に使えるフレーズです。
A: How’s your coffee?
(コーヒーはどう?)
B: Good. This coffee is strong.
(いいね。このコーヒーは濃い。)
お茶が濃い時にも使えます!
I like my tea strong. (お茶は濃いのが好きです。)
アルコールが強い時にも使えます!
This cocktail is strong. (このカクテルはアルコールが強い。)
反対に「薄い」という言う時はこちら!
This coffee is weak. (このコーヒーは薄い。)
This chocolate tastes rich.
このチョコレートは濃厚だ。
風味が豊か、コクや旨味がある、というニュアンスを表すには”rich”を使ってみてください。深くて濃厚な味わいを伝える場合にぴったりの英語表現です。
A: I recommend this for Valentine’s day.
(バレンタインデーにはこれがおすすめですよ。)
B: This chocolate tastes rich.
(このチョコレートは濃厚ですね。)
This soup is thick.
このスープは濃い。
ポタージュなどのどろどろしたスープを「濃い」と言いますよね。その場合、英語では”thick”を使います。
この”thick”が表すのは味付けなどの濃さではなく、濃度が濃くどろどろとした感じやこってりしている、というニュアンスです。
A: This soup is thick and rich.
(このスープは濃くてコクがあるよ。)
B: It looks so yummy. I want to know how to make it.
(それすごく美味しそう。どうやって作るのか知りたいな。)
反対に、さらさらした感じやあっさりしていることを伝えたい時はこちら!
This soup is thin. (このスープは薄い。)
色が濃い
次に、色が濃いと言う時の英語フレーズを見ていきましょう。
I like dark green.
濃い緑色が好きです。
一般的に「暗い」という意味で知られる”dark”は、「濃い」という意味も持つ形容詞です。深く渋みのある緑色を想像させます。
A: What is your favorite color?
(一番好きな色は何ですか?)
B: I like dark green.
(濃い緑色が好きです。)
形容詞”dark”を補語として使い「色が濃い」と伝える場合はこちら!
This green is dark.(この緑色は濃いです。)
I prefer deep blue.
濃い青色が好きです。
「深い」という意味を持つ”deep”も、濃い色を表す形容詞として使うことができます。深海のような深く濃い青色を表す時にぴったりです。
A: Light blue is my favorite. What’s yours?
(薄い青色が私の好きな色です。あなたの好きな色は何ですか?)
B: I prefer deep blue.
(私は濃い青色のほうが好きですね。)
形容詞”deep”を補語として使い「色が濃い」と伝える場合はこちら!
This blue is deep.(この青色は濃いです。)
The red is too intense.
その赤色は濃すぎる。
“intense”は、「激しい」、「強烈な」という意味を持つ形容詞です。色のトーンが明るく、強烈なくらい鮮やかな色味を表す時に使ってみてください。
A: I don’t always wear red lipstick, but what do you think about this one?
(私赤い口紅はいつもつけるわけじゃないんだけど、これはどう思う?)
B: The red is too intense for me.
(私はその赤色は濃すぎると思うな。)
内容が濃い
最後に、話や本などの内容が深いことを表す英語の表現をご紹介します。
It’s rich in content.
内容が豊かだ。
”rich”には、「豊かな」、「豊富な」という意味がありますよね。その元々の意味合いから派生して、本や映画などの内容が充実していて豊富だと伝えたい時は、“rich”を使うことができます。
”in content”は、「内容において」という意味です。
A: Have you read this book yet? It’s rich in content.
(もうこの本読んだ?内容が豊かだよ。)
B: Not yet. I can’t wait to read it.
(まだだよ。早く読んでみたい。)
It’s profound.
深い。
“profound”は、「深い」、「知的な深みがある」という意味の形容詞です。
含蓄のある話や考えさせられる本などについて、内容が深いというニュアンスを伝える時にぴったりの表現ですよ。
A: There’s beggary in the love that can be reckoned.
(計算された恋は卑しいものだよ。)
B: Shakespeare? It’s profound.
(それシェークスピア?深いね。)
It’s meaningful.
意味深い。
「意味深い」という意味の形容詞“meaningful”を使ったフレーズです。有意義で意味や内容が深いものを表す時に使ってみてください。
A: Why don’t you join the next seminar? It’s meaningful.
(次回のセミナーに参加しませんか?意味深いですよ。)
B: It sounds interesting. When is it?
(おもしろそうですね。いつですか?)
おわりに
いかがでしたか?
今回は、味や色、内容について「濃い」と言いたい時の英語表現をご紹介しました。
自分の伝えたいニュアンスをちゃんと相手に伝えられるように、ご紹介したフレーズをぜひ使いこなしてみてくださいね!