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日本史を英語で説明!年代別に知っておきたいフレーズ28選!

 

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日本の歴史上で起こった出来事を英語でどのように説明すればよいでしょう?

堅い言葉や日本特有の言葉なども多いので、いざ英語で日本史を説明しようとすると、結構難しいものです。

今回は、日本史を英語で説明するときに使えるフレーズを年代別に紹介します!



飛鳥・奈良時代

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日本史の中の「飛鳥時代」は6世紀後半から8世紀初め頃、「奈良時代」は8世紀初めから終わり頃までのことです。

Prince Shotoku became a regent for the Empress Suiko in 593.

593年、聖徳太子は推古天皇の摂政となりました。

「聖徳太子」の「太子」をどう英語で表現するかが悩みどころですよね。今で言う「皇太子」や「王子」にあたる言葉なので”prince”を使うことができます。

“regent”が「摂政」という意味の言葉です。

「天皇」は”Emperor”と表現しますが、推古天皇は女性だったので、「皇后」や「女帝」を意味する”Empress”を使って表現しましょう。

The Twelve Level Cap and Rank System was instituted in 603.

603年に冠位十二階が制定されました。

「冠位十二階」というのは、”the Twelve Level Cap and Rank System”と表現します。

それぞれの地位の違いや高さを区別するために色の違う帽子を使っていたことから、英語では”cap”という言葉が入っているんですね。

“be instituted”で「制度などが設けられる」や「規則が制定される」という意味です。

The Seventeen-Article Constitution was instituted in 604.

604年に十七条の憲法が制定されました。

こちらも”be instituted”を使って説明することができますね。

“article”には「条」という意味があり、”constitution”で「憲法」という表します。

Horyu-ji Temple was founded in 607.

607年に法隆寺が建立されました。

「建立される」は”be founded”で表現することができます。

他にも”be built”や”be constructed”などの言葉を使ってもいいですね。

The Taiho Code was instituted in 701.

701年に大宝律令が制定されました。

「律令」というのを英語で表すとなると、ちょっと悩んでしまいますよね。「律令」というのは、古代の国家における律と令のこと。

つまり今で言う「法律」のことです。そして、これを表現する言葉として”code”という言葉が使えます。

The Great Buddha Statue at Todai-ji temple was completed in 752.

752年、東大寺の大仏が完成しました。

“Great Buddha Statue”または”Great Buddha”で「大仏」を意味します。

「完成する」を意味する英語”complete”を使ったフレーズです。


平安・鎌倉時代

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8世紀の終わり頃から12世紀の終わり頃までが、日本史の中で「平安時代」と呼ばれる時代です。そして、12世紀頃から14世紀頃までが「鎌倉時代」です。

The capital city was moved from Nara to Kyoto in 794.

794年に、奈良から京都に遷都されました。

日本史の年号を暗記するときの「鳴くよウグイス・・・」でおなじみの「平安京への遷都」はこのように説明することができます。

「遷都」を「首都が別の場所に移る」と考えて、”be moved”を使った表現です。

The retired Emperor Goshirakawa started a cloister government in 1086.

1086年に後白河上皇が院政を始めました。

日本史の中で出てくる「上皇」という言葉は、”the retired Emperor”で説明できます。直訳すると「引退した天皇」ってことですね。

「院政」というのは、「引退して隠居した生活の中で行う政治」と考えて”cloister government”という表現をします。”cloister”だけだと、「修道院」や「隠とん生活」という意味です。

Minamoto no Yoritomo established the Kamakura shogunate.

源頼朝は鎌倉幕府を開きました。

「幕府を開く」という表現は、日本史でおなじみですが独特の表現で、英語にするとちょっと悩んでしまいますよね。

直訳的に”open”を使うこともできますが、この表現では「開設する」などの意味がある”establish”を使うこともできます。

“shogunate”が「幕府」を表す言葉です。日本独自の制度なので、そのまま”bakufu”と言う方法もありますが、この”shogunate”を使う方が海外の方に伝わりやすいでしょう。

The Mongols attacked Japan in 1274 and again in 1281.

モンゴルが1274年と1281年に日本を攻めてきました。

2度にわたって起こった「元寇」を説明するフレーズ。

「元寇」で考えてしまうと、ピッタリな英語表現は浮かびません。なので、シンプルに「モンゴルが日本を攻めてきた、攻撃してきた」と考えて、”Mongols attacked Japan”でOKです。

The Kenmu Restoration was implemented by Emperor Godaigo in 1333.

1333年、後醍醐天皇により建武の新政が行われました。

「新政」を説明する英語は他にもいくつかありますが、「建武の新政」の場合は”restoration”がピッタリです。

「鎌倉幕府が失脚してきたのを機に、武家中心の政治から天皇中心の政治に戻そうとして行ったもの」なので、全くの新しいものと言うよりは、「復権」や「復職」を表すこの”restoration”が合っているんですね。

後醍醐天皇は男性ですから、”Emperor”を使って表現することができます。


室町・戦国・安土桃山時代

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日本史の中で、14世紀頃から16世紀頃が「室町時代」と呼ばれています。

そして、15世紀後半から16世紀末頃までを「戦国時代」、その中でも織田信長と豊臣秀吉が権力を握っていた時代を「安土桃山時代」と呼びます。

Ashikaga Takauji established the Muromachi shogunate in 1338.

1338年に足利尊氏が室町幕府を開きました。

「鎌倉時代」の項目でもありましたが、「幕府を開く」というのは”establish the ○○ shogunate”で説明できます。

ここでは「室町幕府」なので、”the Muromachi shogunate”ですね。

The Onin War started in 1467 and lasted for about 10 years.

1467年に応仁の乱が勃発し、約10年間続きました。

日本史で多く登場する「乱」という日本語は、つまり「戦い」や「戦争」ということを意味するものですから、英語では”war”と表現できますね。

“last”は動詞として使うと「続く」と言う意味です。1467年に始まり1477年に終わった「応仁の乱」ですから、”lasted for about 10 years”という表現で説明するといいですね。

Christianity was introduced to Japan by Francis Xavier in 1549.

1549年に、フランシスコ・ザビエルによって日本にキリスト教が紹介されました。

“Christianity”は「キリスト教」という意味の言葉です。

「フランシスコ・ザビエル」は英語では”Francic Xavier”と書きます。

Oda Nobunaga died in the Honno-ji Incident triggerd by Akechi Mitsuhide in 1582.

1582年、明智光秀によって起こされた本能寺の変で織田信長は亡くなった。

「変」という言葉も、日本史には度々登場しますが、独特な表現ですよね。意味は「急な出来事」や「突然の災難」と言う意味なので、”incident”という英語が1番しっくり来ます。

“trigger”というのは「引き起こす」という意味で、その出来事を表す名詞の後ろに”triggerd by ○○”と続けると、「○○によって引き起こされた」となるんです。

Toyotomi Hideyoshi unified Japan in 1590.

1590年に豊臣秀吉が天下統一を果たしました。

「天下統一」を説明するためには「1つにする」や「統合する」という意味の”unify”を使うと良いですね。

The Battle of Sekigahara occurred after the death of Toyotomi Hideyoshi in 1600.

豊臣秀吉の死後、1600年に関ヶ原の戦いが起こった。

“the Battle of Sekigahara”で「関ケ原の戦い」という意味です。”the Battle of ○○”で「○○の戦い」を表現することができます。

「○○の死後」というのは、”after the death of ○○”です。

江戸時代

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日本史の中の「江戸時代」は、幕府が開かれた1603年から大政奉還する1867年までの期間です。

Tokugawa Ieyasu established the Edo shogunate in 1603.

1603年に徳川家康が江戸幕府を開きました。

「鎌倉幕府」、「室町幕府」と同じ表現の仕方ですね。「開く」という意味で”establish”を使っています。

そして、「江戸幕府」なので”the Edo shogunate”です。

Japan became isolated from the world in 1641.

1641年に日本の鎖国が完成しました。

「鎖国」を説明する英語表現もいろいろありますが、このフレーズでは”isolated”を使って、「世界から孤立した状態になった」というニュアンスにしています。

US Navy Commodore Matthew Perry arrived in Uraga in 1853.

アメリカ海軍提督マシュー・ペリーが浦賀に来航しました。

「アメリカ海軍提督」の部分はつけなくても大丈夫ですが、参考に”US Navy Commodore”という表現をつけた形のフレーズを紹介します。

「到着する」という意味の英語”arrive”を使い、そこに”in Uraga”とつければ、「浦賀に来航した」という内容が説明できるんです。

Edo shogunate ended, the Emperor became the center of politics in 1867.

江戸幕府が終わり、天皇が政治の中心となりました。

このフレーズは「大政奉還」について説明しているものです。その言葉だけ聞くと、どうやって英語にしようか悩んでしまいますよね。

ですが、それがどういうことなのかと考えると、意外とシンプルな英語にできちゃいます。

明治・大正時代

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1868年から1912年までを「明治時代」、1912年から1626年までを「大正時代」と呼びます。

Meiji Restoration occured, and Edo was renamed Tokyo in 1868.

1868年に明治維新が起こり、江戸は東京と改められました。

英語で「明治維新」は”Meiji Restoration”と言います。「鎌倉時代」の項目で「建武の新政」を表現するときにも出てきた言葉です。

「大政奉還がされて、また天皇中心の政治に戻った」という状況から、「復権」などを意味する”Restoration”を使って表現しています。

“rename”は「新たに命名する」、「○○という名前に変える」という意味があり、「江戸が東京という名前に変わった」ということを説明するのにピッタリの言葉ですね。

The Constitution of the Empire of Japan was issued in 1889.

1889年、大日本帝国憲法が発布されました。

“the Constitution of the Empire of Japan”で「大日本帝国憲法」を表現することができます。

他の項目にもありましたが、「法律などを発布される」というときには”be issued”を使って説明すればOKですね。

Japan went to war with China in 1894 and Russia in 1914.

日本は1894年に中国と1914年にロシアと戦争をしました。

「日清戦争」と「日露戦争」について説明しているフレーズです。

“go to war”という英語表現で「戦争に突入する」という意味になります。

昭和時代

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「昭和時代」と呼ばれるのは、1926年から1989年までの間です。

Japan attacked the United States at the Pearl Harbor in 1941, and this caused the Pacific War.

1941年に日本は真珠湾でアメリカを攻撃し、これが太平洋戦争のきっかけとなりました。

「真珠湾」は”the Pearl Harbor”、「太平洋戦争」は”the Pacific War”です。

「原因となる」という意味の単語”cause”を使って、「きっかけとなる」というニュアンスを出すことができます。

In 1945, Atomic bombs were dropped on Hiroshima and Nagasaki, and after that Japan surrendered and World War Ⅱ came to an end.

1945年、広島と長崎に原爆が投下されて、その後日本が降伏し第二次世界大戦は終わりを迎えました。

「投下される」という表現は「落とされる」ということなので、”be dropped”ということができます。

“surrender”という英語が「降伏する」という意味です。

「終わる」という意味で、シンプルに”end”を使うこともできますが、この表現では「終わりを迎える」という意味の”come to an end”を使っています。

The Constitution of Japan was issued in 1946, and went into effect in 1947.

1946年に日本国憲法が発布されて、1947年に施行されました。

「日本国憲法」を英語で言うと、”the Constitution of Japan”です。「明治・大正時代」の項目で出てきた「大日本帝国憲法」とはまた違った表現になりますね。

“go into effect”には「(法律などが)有効になる」という意味があります。

The Summer Olympic Games were held in Tokyo as the first games in Asia in 1964.

1964年、アジア初となる夏季オリンピックが東京で開催されました。

「オリンピック」は、正式には”the Olympic Games”と言いますが、”Olympics”という言い方も一般的です。

なぜ”Games”と複数形になっているかというと、オリンピックでは複数の競技が行われるからです。なので、基本的に「複数形」の扱い。このフレーズでもそのように使っています。

ですが、”the Olympic Games”を「1つのまとまり」、つまり「いろんな競技が集まった1つのイベント」として捉えて、「単数形」の扱いをする場合もあります。

Okinawa was returned to Japan from the United States in 1972.

1972年、アメリカから日本に沖縄が返還されました。

「返還される」と聞くと、なんだか堅い言葉を使わなきゃいけない感じもしますが、これは”be returned”という表現でOKです。

おわりに

今回は、日本史を英語で説明するときに使えるフレーズを紹介しました。いかがでしたか?

日本史で使われる言葉というのは、独特で堅い表現が多いですが、英語にすると意外とシンプルな表現になってしまうものが多いですよね。ぜひ、興味のある出来事からフレーズを覚えてみて下さい!

そして、当然のことながら、日本史の出来事はこれで全てではありません。今回紹介したフレーズを参考にしながら、他の日本史の出来事についても、どのように言うのか考えたり調べてみたりしても面白いかもしれませんね。

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