「パパ」の英語表現!基本の呼び方/イクメン/主夫/父親の名称10選!
パパの皆さん、お待たせしました!いつも何かと「ママ」にばかり注目が集まりますが、今回の記事は「パパ」が主役!
日本には「お父さん」や「親父」などの呼び名に加えて、「イクメン」や「主夫」などの新しい名前も誕生していますよね。でもそれらを英語でどうやって言うか知っていますか?
ということで「パパを表す英語の名称」についてお話をしていきましょう!
「一般的」なパパの呼び方
まずは一般的にお父さんのことをどうやって呼ぶかを見ていきましょう!
「Father」はちょっと堅い!
父親の英語訳と言えば”father”ですが、実はこの”father”でお父さんを呼ぶとなると、ちょっと堅い感じになってしまいます。
A: Don’t do that next time, okay?
(次はやっちゃダメだよ、分かった?)
B: Yes, Father.
(はい、お父さん。)
“father”はどちらかというと生物学上「父親」であることを表すような印象が強い英語です。そのため名前として呼ぶ時には、あまり使われないと考えてください!
ただし大人になってフォーマルな場で「父親」の話をする時は、“father”を使う方が適切でしょう。初対面の人、職場の人などが話し相手であれば、特に”father”を使うべき。
ちなみに呼びかけの名前として”father”を使う場合は、表記上”Father”というように最初の文字が大文字になるのが通例。自分自身の名前が大文字になるのと一緒ですね!
「Dad」が定番!
パパを呼ぶ時は、この“dad”が最も一般的!”father”より砕けた言い方になり、子育てに一緒に参加しているようなニュアンスがある親しみを込めた名前になります。
It’s my Dad‘s birthday today!
(今日はパパの誕生日!)
この場合も大文字にして“Dad”と表記することが多いですね。
「Daddy」は小さい子供が使う言い方!
一番定番の”dad”に似ていますが、“daddy”は幼い子供が使う呼び方になります。10代以上の成長した子供や立派な大人が使っていると、かなり不自然なので注意が必要!子供っぽくなってしまいます。
ただし女性の場合は大きくなってもあえて使っているケースも。しかしこれも「あえて」なので、率先して使う必要はないでしょう。
大人が使う場合は、小さな子供に向かって話しかけている時に限定されます!
Daddy and I always love you, sweetheart.
(パパも私もあなたのことがいつだって大好きよ。)
「Dada」は赤ちゃんが使う言い方!
“dada”は“daddy”と比べてより幼稚な言い方になります。喋り始めの赤ちゃんが初めてパパを呼ぶ時に使う感じです。
「ダディ」より「ダダ」のほうが同じ音が続くので、赤ちゃんにとって言いやすいですよね!
A: D-D.., D..
(パ、パ..パ..)
B: Yes, say Dada!
(そう、パパって言ってごらん!)
ということで大人の皆さんは使わないように!ただしジョーク的な意味で使うのならOKです。
「Pop」という言い方も!
人によってはパパのことを“pop”や“pops”で呼ぶことがあります。これはアメリカで19世紀あたりに使われるようになった名前で、親しみを込めてパパを呼ぶ時に使用されるんですね。
かなり砕けた言い方ですし、あまりメジャーではないので、知識として覚えておいてください!進んで使う必要はないでしょう。
「Papa」は言わない?
“papa”は和声英語ではないので、決して間違った言い方ということにはなりません!英語の辞書にしっかり載っている言葉です。しかし欧米の英語圏ではほぼ使われることはないでしょう。
19世紀頃までは上流階級の間で父親を指す時に”papa”が一般的に使われていましたが、現在の定番は”dad”や”daddy”になります!
ちなみにドイツ語、フランス語、イタリア語などでは、”papa”を使って呼ぶのが普通です。
下の名前で呼ぶことも!
日本では滅多にないですが、英語圏では自分のお父さんをfirst name(下の名前)で呼ぶ家庭もあります。これもメジャーな呼び方ではないですが、それほど驚くことでもないんです。
友達みたいでビックリですね!
一般的な「お父さん」表現のまとめ
色々お話しましたが、簡単にまとめるとこんな感じ!
Father→ 父親・お父さん(堅い)
Dad→ パパ・お父さん(定番/カジュアル)
Daddy→ パパ(小さい子供が使う)
Dada→ パパ(赤ちゃんが使う)
Pop→ パパ(カジュアル/マイナー)
しっかり使い分けてくださいね!
「家庭的」なパパの呼び方
続いては、家のことをよくやる家庭的なお父さんの呼び方をみていきましょう!
「family man」は家庭的なお父さん!
常に家族のことを考えて、一緒に過ごす時間を大切にしているような家庭的な男性を”family man”と英語で言います。
Your husband is such a family man.
(あなたの旦那さんってなんて家庭的な人なのかしら。)
“family man”だけでも家庭的ですが、良いパパであることを強調したいなら、こんな言い方も!
He is a good family man.(彼は良い家庭的な人です。)
“family man”以外にもスラングな言い方で“dadaholic”なんていう英語も!奥さん&子供と一緒に過ごすのが大好きなパパのことを指します。
I’m a dadaholic.(私は子供好きで家庭的な父親です。)
「stay-at-home dad」はイクメン&主夫!
日中外に仕事に出かけるのではなく、家に残って家事育児をする男性は”stay-at-home dad”で表現されます。「育児休暇中のパパ」や「子持ちの専業主夫」と考えてもいいですね!
I’m a stay-at-home dad in training.
(私はイクメンになるための訓練中です。)
“stay-at-home dad”の代わりに、“full-time dad”(フルタイムのパパ)なんていう言い方も!でも父親になったら一生フルタイムですけどね…。
ちなみに子供がいるかどうかは伝わりませんが、専業主夫をしている場合は“househusband”という言い方もあります。
主夫の英語に関する詳しい記事はこちらから!
「主婦/主夫」は英語で?家の仕事を中心にやる人を表す言葉とニュアンス!
「イクメン」は純粋に「Dad」?
「イクメン」を表す英語として”stay-at-home dad”を紹介しましたが、正直なところ”dad”でも構わないというのが本音。
そもそもイクメンの定義は「育児を楽しみ、積極的に参加する男性」のこと。それって父親であれば皆そうあるべきですよね。
イクメンという言葉が存在することで、「基本的に男性は育児に興味が無いし参加しない」といった誤解が生まれてしまいます。ある意味男性にすごく失礼な考え方です!
父親だって子育てを楽しみますし、色んな形で育児に参加しているはず。なので「イクメン」は純粋に英語で”Dad”で表現できてしまうのです!
“stay-at-home dad”は「外にフルタイムで仕事に出ずに育児をしている父親」を指すので、育児休暇中の男性でないと使えない名前になります。使い分けをしっかりしてくださいね!
「その他のオモシロ」パパ表現
他にもお父さん関連の英語はいくつかあります!面白い表現をチェック!
daddy-to-be
もうすぐパパになる男性
奥さんが初めての子供を妊娠中で、これからお父さんになる人はこんな英語で呼ばれます!
He’s a daddy-to-be.
(彼はもうすぐでパパになります。)
disney dad
ひたすら子供を甘やかす(離婚した)父親
離婚や別居などで毎日自分の子供に会えなくなり、子供と会える時にとにかく甘やかしてしまう父親のことを指すのがこの英語。一緒にいない時間を埋め合わせるように、子供が望む全てのことをしてしまうのですね。
遊園地や動物園に連れて行ったり、甘いものをたくさん食べさせたり、欲しいものをなんでも買い与えてしまいます。「しつけをする」という責任感が薄くなり、ひたすら優しくしてしまうお父さんは”disney dad”!
deadbeat dad
子供に対して親としての責務を果たさない父親
“deadbeat”は「無計画に行きている怠け者」や「借金を踏み倒す人」といったダメ人間を指す英語。そのお父さんバージョンですから、どういう意味なのか想像がつきますよね。
家にお金を入れない父親
育児に参加しない父親
養育費を払わない父親
子供と時間を過ごさない父親
こういった特徴のあるひどい父親にピッタリの英語です。
What a deadbeat dad!
(なんてひどい父親なんだ!)
おわりに
“father”と”dad”の違いが気になっていた人や、「イクメン」などのワードをどうやって英語にするか興味があった人も多かったのではないでしょうか?
パパ関連の英語も、学んでみると結構奥が深いものでしたね!
ピッタリの表現を見つけて、しっかり使い分けをしてください!