「失礼します」は英語で?シーン別で使えるフレーズ13選!
ビジネスや学校、日常生活においてよく使用される「失礼します」ですが、日本語とは異なり様々です。
そこで今回は、シーン別に使える「失礼します」のフレーズをご紹介します。
入室時の「失礼します」
ビジネスで上司やクライアントなどと会するとき、面接をするときなど、入室する際の「失礼します」の表現をご紹介します。
Excuse me, but would it be okay for me to come in?
失礼します、入っても宜しいでしょうか?
「すみません」の”Excuse me,” の後に、“but would it be okay for 〇〇 to △△?”とくることで、「〇〇が△△してもよろしいですか?」という意味の表現になります。丁寧なシチュエーションで相手に断りを得る英語フレーズの一つです。
A: Excuse me, but would it be okay for me to come in?
(失礼します、入っても宜しいでしょうか?)
B: Yes, please come in.
(はい、どうぞお入り下さい。)
I’m sorry to interrupt, but may I come in?
お取込み中のところ失礼します、入っても宜しいでしょうか?
相手が電話対応中であったり、他の人と話していたりする時に使われる「お邪魔します」のニュアンスです。相手が特に何もしていなくても、とりあえず言える当たり障りのない英語フレーズです!
A: I’m sorry to interrupt, but may I come in?
(お取込み中のところ失礼します、入っても宜しいでしょうか?)
B: Actually, could you come back in 5 minutes? I have to finish this phone call.
(5分後に出直してもらえるかな?どうしてもこの電話を終えなければならないんだ。)
I’m sorry to bother you, but can I come in?
お忙しいところ失礼します、入っても宜しいでしょうか?
「お邪魔をしてごめんね」という意味の“I’m sorry to bother you, but”の入っているこの表現は、丁寧なシチュエーションでは「お忙しいところ失礼します、○○」というフレーズになります。
A: I’m sorry to bother you, but can I come in?
(お忙しいところ失礼します、入っても宜しいでしょうか?)
B: Please come in.
(どうぞ入って。)
Pardon me, but do you mind if I come in?
失礼します、入っても宜しいでしょうか?
“Do you mind 〇〇?”は直訳すると「〇〇しても気にされませんか?」という意味の表現です。
相手の返答が「どうぞ入ってください」という場合(気にならない場合)は“No, I don’t.”と言われ、逆に「ダメです」という場合(気になる場合)は“Yes, I do.”と言われます。
“no”だから「だめ」、“yes”だから「オッケー」と思ってしまわないように、このフレーズを使う際にはしっかり気を付けましょう!
A: Pardon me, but do you mind if I come in?
(失礼します、入っても宜しいでしょうか?)
B: No, of course I don’t mind!
(もちろん、どうぞ入って!)
退室時の「失礼します」
ビジネスで上司やクライアントなどと会するとき、面接をするときなど、退室する際の「失礼します」の表現をご紹介します。
Thank you for your precious time.
貴重なお時間をどうも有難うございました。
こういった場面で、日本語では「失礼します」や「すみません」がよく使われますが、英語では「ありがとううございます」もよく使われています。
なので自分のために時間を割いて貰ったことに感謝をする時に使いましょう。
A: Okay, then. You may go now.
(それでは。もう退室してもいいですよ。)
B: Thank you for your precious time.
(貴重なお時間をどうも有難うございました。)
It was my pleasure seeing you.
お会いできて光栄でした。
「嬉しい」や「光栄です」という意味の英語の“pleasure”を使うことで、対象相手により良い印象を与えることのできる英語のフレーズです!
A: Thank you for coming in today for the interview.
(本日は面接にお越し頂いて有難うございました。)
B: Thank you very much. It was my pleasure seeing you.
(どうも有難うございました。お会いできて光栄でした。)
Thank you for taking your time to see me.
私のためにお時間を割いて下さって有難うございました。
面接やビジネスシーンでよく使われるこの英語表現は、相手に「自分のために時間を割いて貰った」ことへの気遣いと感謝を表せる英語フレーズです。
A: Okay, I have to go now. I will see you later.
(では、そろそろ行かなくては。また後ほど。)
B: Thank you for taking your time to see me.
(私のためにお時間を割いて下さって有難うございました。)
電話での「失礼します」
上司やクライアントなどとの電話での打ち合わせや、電話で接客対応するときの「失礼します」という表現をご紹介します。
We appreciate your phone call.
お電話どうも有難うございました。
これは電話を受けた側が会話の終わりに使えるフレーズです。この一言を添えるだけで印象ががらりと変わるので、どんどん使いたい英語表現ですね!
A: I think I got all the information I needed. Thank you for your help.
(聞きたかったことはこれで全てです。どうも有難う。)
B: That’s wonderful. We appreciate your phone call. Have a nice day.
(それは良かったです。お電話どうも有難うございました。よい一日をお過ごし下さい。)
Thank you for taking your time to talk with me.
私のためにお時間を割いて下さって有難うございました。
この表現も、相手に自分のために時間を割いてもらったという気持ちを表すので、この一言で感謝の気持ちと丁寧さがプラスされる英語フレーズです。
A: Well, if you don’t have anything else, I’ve got to go now.
(では、もし他になければもう行かなくてはならないので。)
B: Thank you for taking your time to talk with me.
(私のためにお時間を割いて下さって有難うございました。)
It has been lovely talking with you, Mr./Ms. 〇〇.
〇〇様、お話ができて光栄でした。
この表現は、特に接客やビジネスで目上の人との電話の際によく使われる英語フレーズです。
A: Well, I hope you’ve got some ideas about the arrangement.
(では、これで少しでも手配のイメージがつかめたらいいのだが。)
B: Thank you very much. It has been lovely talking with you, Mr. Brown.
(どうも有難うございます。ブラウン様、お話ができて光栄でした。)
接客時の「失礼します」
ビジネスで上司やクライアントなどの応対や接客応対するときの「失礼します」という英語表現をご紹介します。
Would you excuse me for a moment?
少々失礼して宜しいでしょうか?
これは、話している最中や接客中など、なにかの最中で少しの間退席するときに使える英語表現です。
A: Excuse me, do you have this T-shirt in red?
(すみません。このTシャツの赤色はありますか?)
B: I’ll see if we have any in the back. Would you excuse me for a moment?
(奥を確認してまいりますので、少々失礼して宜しいでしょうか?)
May I be excused briefly?
ちょっと失礼しても宜しいですか?
先程の“would you 〇〇”よりもやや丁寧な“may I 〇〇”の英語フレーズです。
A: These pants are a little too tight for me. Would you grab me a bigger size?
(このズボンは少しキツイので、ワンサイズ大きいものをとってきてもらえますか?)
B: May I be excused briefly? I will be right back with them.
(ちょっと失礼しても宜しいですか?すぐにとって参ります。)
Excuse me for a second.
ちょっと失礼致します。
このフレーズは、フォーマルなシーンからカジュアルなシーンまで幅広く使える便利な英語表現です!
A: I made a reservation at 15:00 under Hirayama.
(15:00に予約しているヒラヤマです。)
B: I will confirm your reservation. Excuse me for a second.
(ご予約を確認致しますね。ちょっと失礼致します。)
おわりに
いかがでしたでしょうか?
今回は「失礼します」という時の英語表現を4つのカテゴリーに分けてご紹介しました。
日本語では日常茶飯事のこのフレーズに相当するものは英語にはなく、シチュエーション別に表現を変えたフレーズで言い表されています。
ひと言で済む日本語の「失礼します」は、英語で表現しようとするとそのバリエーションが豊富にありましたね!
状況に合わせた「失礼します」の表現を英会話にプラスして、より自然に英語での会話を楽しみましょう!