「shop」と「store」の違い!英語で「店」を意味する言葉の使い方を解説!
英語で「店」を意味する言葉には、”shop”と”store”がありますね。
どちらも良く聞く言葉ですが、一体その違いとは何なんでしょうか?
今回は、”shop”と”store”の違いについて紹介していきます!
「shop」と「store」の違い
それぞれの言葉について詳しく解説する前に、大まかな違いについて紹介しておきます。
まず、”shop”と”store”には以下のような傾向があるんです。
“shop” ⇒ 加工や作成など売る以外のことも行う店
“store” ⇒ 売るだけの店
そして、以下のような違いだと捉える場合もあります。
“shop” ⇒ イギリス英語で使われる傾向
“store” ⇒ アメリカ英語で使われる傾向
傾向なので、イギリスで”store”を使わないとか、アメリカで”shop”を使わないというわけではありません。
それぞれの国では、以下のような細かい感覚の違いがあります。
<アメリカ>
“shop” ⇒ 「小さな店」、「1種類の商品を売る店」を指す
“store” ⇒ 「一般的な店」を指す
<イギリス>
“shop” ⇒ 「一般的なお店」を指す
“store ⇒ 「量販店やデパートなどの大きな店」、「複数の商品を売る店」を指す
それぞれの感覚の違いから、自然とアメリカでは”store”、イギリスでは”shop”を多く使う傾向にあるということなんですね。
それでは、”shop”と”store”についてもう少し詳しく見ていきましょう。
「shop」について
加工・作成・販売を行う店
ただ商品を売るだけではなくて、加工や作成など他の作業もそこで行うようなお店は”shop”と呼ばれます。
そのような場所を、アメリカでは「小さなお店」や「一種類の商品を売るお店」、イギリスでは「一般的なお店」という捉え方をするんですね。
例えば、以下のようなお店があります。
bicycle shop(自転車屋)
book shop (本屋)
coffee shop(コーヒーショップ)
flower shop(花屋)
gift shop(お土産屋)
ice cream shop(アイスクリーム屋)
pet shop(ペットショップ)
photo shop(写真屋)
shoe shop(靴屋)
どのお店も、そこで「売る」ということ以外にも作業をしていますよね。
それぞれの商品を作ることはもちろんですが、修理をしたり世話をしたりということも行われています。専門的なイメージです。
このようなお店をアメリカ英語の感覚では「小さなお店」または「1種類の商品を売るお店」とするんですね。確かに、これらのお店では1種類の商品しか売っておらず、小さな店構えというイメージがあります。
イギリスではただ単に、そういうお店が「一般的なお店」という感覚なのでしょう。
「store」について
売るだけのお店
商品を売るだけのお店は”store”と呼ばれます。そこでは特に作るなどの専門的なことは行われていないイメージです。
仕入れた商品を並べて売っているような場所を指します。
そして、そのような場所をアメリカでは「一般的なお店」、イギリスでは「大きなお店」や「複数の商品を売るお店」として考えるんですね。
英語の”store”を使うお店には以下のようなものがあります。
book store(本屋)
convenience store(コンビニ)
department store(デパート)
grocery store(食料品店)
shoe store(靴屋)
toy store(おもちゃ屋)
どれも大きなお店で、様々な種類の商品が並べられているというイメージですね。
特にコンビニ、デパートなどは、複数の種類の商品が売られているのでイメージがしやすいかと思います。
「shop」と「store」のどちらも使う場合
ここまでの例を見て「あれ?」と思った方も多いかと思います。
「本屋」と「靴屋」は、”shop”と”store”のどちらの項目でも紹介されていましたね。どちらの言い方もされていて、あまり区別なく考える人もいます。
ですが、実はそれぞれにイメージの違いが存在するんです。
“shop”は昔ながらのお店
“shop”には、1種類の商品を売る小さなお店というイメージがありましたね。
なので、”book shop”や”shoe shop”と言うと、街角にある昔ながらの「本屋」や「靴屋」という感じです。「靴屋」に限って言えば、そこで靴を作ったり修理もしてくれるような印象ですね。
お店の小ささはもちろんですが、専門的な感じがするので、英語の”shop”を使うのがピッタリ。
“store”は今どきのお店
そして、”book store”や”shoe store”と言うと、大きな「本屋」や「靴屋」のイメージです。
ショッピングモールの中にあるようなお店を指します。「昔ながら」に対して「今どき」のお店ですね。
“book store”で考えると、本だけでなく文房具なども売っているような場所を指します。
そうすると、複数の商品を売っているイメージを持つ英語の”store”がしっくり来るんです。
おわりに
今回は、「shop」と「store」の違いについて紹介しました。いかがでしたか?
同じようで、実は細かな意味合いの違いというのが隠れていたんですね。
アメリカ英語とイギリス英語での傾向も異なるので、少しややこしく感じてしまうかもしれません。大まかな違いを理解して、まずは自分がよく行くお店の言い方からマスターしていくようにすると良いですよ。
ちなみに、「店」と言えばショッピング!ということで、買い物に関連するフレーズも良かったら一緒に確認してみてくださいね。
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