和食を英語で説明する!料理別に覚えておきたいフレーズ18選!
ユネスコの無形文化遺産にも登録された「和食」。
その中には「寿司」「天ぷら」「すき焼き」など、海外でも知られていて、外国の方にも人気のあるものがたくさん存在します。
それらについて質問されたとき、みなさんだったらどんな風に英語で説明しますか?私たち日本人にとっては当たり前のものすぎて、いざ説明しようとすると難しいものですよね。
今回は「和食」を英語で説明するときに役立つ表現を料理別に紹介します!
記事の目次
「寿司」を説明するフレーズ
代表的な「和食」といえばこれ!街中には回転寿司店も多く建てられ、いつでもどこでも楽しめるようになりましたね。そんな「寿司」を説明するときに使える英語フレーズを紹介します!
There are many kinds of sushi, such as Nigiri-zushi, Maki-zushi and so on.
握り寿司、巻き寿司など、たくさんの種類の寿司があります。
一言に「寿司」と言っても、さまざまな種類がありますよね。そのことについて説明するときにはこのフレーズを使ってみましょう。
“There are many kinds of~.”は「たくさんの種類の~があります。」という意味の表現です。
全部例を出すのが大変だな、と感じたときは”such as ○○, ○○ and so on”の形を使って「例えば、○○と○○なんかがあります。」としましょう。
Nigiri-zushi is what people call “Sushi” generally.
握り寿司が一般的に「寿司」と呼ばれているものです。
もしかしたら、海外の方の中には「寿司」には握り寿司しかないと思っているかもしれませんね。
そんな方にはこのフレーズで「一般的にはそうなんですよ。」と教えてあげて、他の種類の寿司を紹介してもいいですね。”generally”という英語は「一般的に」という意味です。
「刺身」を説明するフレーズ
海外の方の中には「寿司」と「刺身」の違いがわからないという方もいます。
例えば「同じ生魚を使っているけど、何が違うのか?」というような質問をされたら、どんな風に説明しますか?役立つフレーズを紹介します!
Sashimi is thinly sliced raw fish.
刺身は薄くスライスされた生魚です。
刺身をシンプルに一言で説明するならこのフレーズ。”sliced”だけでも「薄く切られた」という意味ありますが、「細く」という意味の”thinly”をつけることで、刺身の薄切りされたイメージがより伝わります。
Sashimi is made from many kinds of raw fish and shellfish.
刺身は多くの生魚や貝で作られます。
刺身に使われる食材について説明をするフレーズです。”many kinds of raw fish and shellfish”の部分に、具体的な食材の名前を並べてもいいですね。
We eat sashimi with wasabi and dip it in soy sauce.
刺身をワサビと一緒に醤油につけて食べます。
こちらは刺身の食べ方を説明する英語フレーズです。「わさび」はそのまま”wasabi”と表現できます。他には”horseradish” “Japanese horseradish”という言い方もあります。”dip”は「つける」という意味の単語です。
「天ぷら」を説明するフレーズ
続いては、「和食と言えば?」という質問に対して「寿司」と同じくらい多くの答えが集まってきそうな「天ぷら」を説明するときに役立つ英語フレーズです!
Tempura is deep-fried seafood and vegetables, which are coated with batter.
天ぷらは海鮮物や野菜を衣につけて揚げたものです。
ただ揚げるだけじゃなくて衣をつけるということをしっかり伝えられるフレーズです。
“coated with”は「コーティングされている」「上から薄く覆っている」「薄く何かをつけている」という意味があり、料理で衣をつけるという表現をしたいときにも使えます。
ここでの”batter”は当然「衣」という意味で、「野球のバッター」ではありませんよ(笑)
The batter of tempura is made from flour, water, and eggs.
天ぷらの衣は小麦粉、水、卵でできています。
衣についても説明しましょう。”made from”を使って材料を説明することができます。もちろん、天ぷらだけではなく他の和食にも使うことができますよ!
「すき焼き」を説明するフレーズ
こちらも「寿司」「天ぷら」と共に「和食」の代表格ですね。「すき焼き」を説明するフレーズを紹介します!
Sliced beef, vegetables, tofu, and shiitake mushrooms are cooked with a broth of soy sauce, sugar and sake in a pot.
醤油・砂糖・酒を合わせた出汁で薄切りの牛肉、野菜、豆腐、シイタケを鍋の中で調理します。
使う具材を紹介しつつ、調理法も説明するフレーズです。ここでは、牛肉や豆腐などオーソドックスなものを並べただけなので、自分なりの材料で言い換えて使ってもOKですよ。ちなみに、”broth”は「出汁」を意味します。
We eat the cooked items with a beaten raw egg.
調理した具材を溶いた生卵と一緒に食べます。
食べ方を説明する表現です。”the cooked items”という英語で「調理した具材」という意味になります。「生卵」は”raw egg”だけでも良いですが、「かき混ぜた」という意味の”beaten”をつけると、相手は「溶いた卵で食べるんだな。」とイメージしやすくなります。
「お好み焼き」を説明するフレーズ
「寿司」や「天ぷら」ほどではないかもしれませんが、こちらも世界に誇れる「和食」ではないでしょうか?「お好み焼き」を説明するときに役立つフレーズを紹介します!
Okonomiyaki is a kind of Japanese-style pancake or pizza.
お好み焼きは日本風のパンケーキやピザのようなものです。
「パンケーキやピザと一緒にするな!」というお叱りの声も聞こえてきそうですが(笑)お好み焼きをピッタリ表現できる英語というのはないので、こう伝えるのが一番イメージがわきやすいです。
もちろん、このフレーズだけで完全にお好み焼きを理解してもらうことは難しいですが、パンケーキやピザのように「何か材料を混ぜて丸くして焼くんだな」ということが伝わります。説明の入り口としては、おススメのフレーズです。
Okonomiyaki is usually made from eggs, flour, water, shredded cabbage, yam and some meat.
お好み焼きはたいてい卵、小麦粉、水、千切りのキャベツ、山芋、肉から作られています。
これはお好み焼きの材料を説明するフレーズ。”Okonomiyaki is usually made from ○○.”で「お好み焼きはたいてい○○から作られます。」という意味です。
地域や家庭によって材料は様々で、お好み焼き屋さんにもたくさんのメニューがあります。一概に「これとこれ!」と言い切ることはできないと思うので、このフレーズのように一般的な材料だけでも英語で説明できるようにしておきましょう。
There are two styles of cooking okonomiyaki, Osaka style and Hiroshima style.
大阪風と広島風、2種類の作り方があります。
このことも伝えておくと、聞いた外国人の方はもっと「お好み焼き」に興味を持ってくれるかもしれませんね!?「○○風」という表現は”style”という英語を使って伝えることができます。
In Osaka style, we scramble every ingredient and fry on the griddle.
大阪風では、全ての具材を混ぜ合わせてから鉄板の上で焼きます。
大阪風お好み焼きを説明するときにおススメのフレーズはこれ!”scramble”という英語は「かき混ぜる」という意味です。「鉄板」は”griddle”という単語が使えます。
In Hiroshima style, we pile up each ingredient in order, and then usually sandwich noodles between them.
広島風では、それぞれの具材を順番に乗せて、たいていその間に麺をはさみます。
こちらは大阪風に対して広島風お好み焼きの説明。「順番に乗せていく」という表現は”pile up ○○ in order”で伝えることができます。
このフレーズを見て「え?サンドイッチ何か入れないよ!」と驚いた方もいるかもしれませんが(笑)
実はこの”sandwich”という単語は「はさむ」「詰め込む」などの意味を持つ動詞の役割もあるんです!
「おでん」を説明するフレーズ
寒い冬にピッタリの「おでん」も「和食」の1つとして、ぜひ紹介したいですね。使える英語フレーズを紹介します!
Oden is a Japanese dish especially for winter.
おでんは特に冬に合う日本料理です。
いつ食べても美味しさは変わりませんが、「おでん」といえばやっぱり冬に合いますよね。それを伝えるフレーズです。単に「冬に合う」というよりも、「特に」を表す英語”especially”をつけて伝えると「冬にあうもの」ということがより強調されて伝わりますよ。
The ingredients are boiled together in a large pot with a soup seasoned with soy sauce and dried bonito flakes.
材料を醤油と鰹節で味付けされたスープと一緒に大きな鍋で煮込みます。
「おでん」の調理法を説明する英語フレーズです。”a soup seasoned with ○○”で「○○で味付けされた」という意味になります。「和食」で大活躍する「鰹節」は”dried bonito flakes”と表現します。
The ingredients are potatoes, hard-boiled eggs, konnyaku, Japanese radish, Hanpen and so on.
材料はじゃがいも、固ゆで卵、こんにゃく、大根、はんぺんなどです。
こちらは材料を説明しています。お好み焼き同様に地域や家庭によって材料は様々だと思うので、自分の紹介したい材料を加えたりして使ってみて下さいね。
Hot mustard goes really well with oden.
カラシはおでんによく合います。
おでんにカラシをつけるのが好きと言う人は、この英語フレーズを使って海外の方におススメしてみましょう。”○○ go(es) really well with △△.”という表現で「○○は△△によく合う」という意味です。おでんに限らず、いろいろな料理に関して使うことのできる便利な表現ですね!
「おせち」を説明するフレーズ
お正月限定のものですが、「おせち」も「和食」の1つとして海外の方に説明できるといいですね。どんなフレーズが使えるでしょうか?
Osechi-ryori is a traditional specially-prepared New Year’s food.
おせち料理は伝統的で特別に準備されるお正月の料理です。
まずは、おせち料理がお正月のためのものだと説明するときに使えるフレーズ。”traditional”(伝統的な)”specially”(特別な)”New Year’s food”(お正月料理)というキーワードが入っています。”specially-prepared”とすると「特別に準備される」という意味になります。
Osechi-ryori is beautifully arranged in four-tiered lacquer box.
おせち料理は四段の重箱の中に綺麗に盛り付けられます。
おせち料理がどんな風に盛り付けられるのか説明するフレーズです。他の「和食」の盛り付けとは違うということが伝えられますね。
「四段重ね」というのは”four-tiered”という英語で表現することができます。”lacquer”には「漆」という意味があり、”lacquer box”で「重箱」を表現する英語として使われます。
おわりに
今回は「和食」を英語で説明するフレーズを料理別に紹介しました。いかがでしたか?
もちろん今回紹介したフレーズが全てではありませんし、表現方法はいくらでもあります。それに「和食」の魅力はこれだけじゃおさまりません!まずは今回紹介したフレーズを身につけ、そこからさらに自分なりの「和食」を説明するフレーズを作っていきましょう!