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「you know」の意味って?日常会話でよく使う英語表現をマスターしよう!

 

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映画やドラマの中の英会話を聞いていて、”you know”を耳にしたことはないでしょうか?かなり頻出する表現なので、「どういうニュアンスで使われてるんだろう?」と思う人も多いはず。

実はたった2語の英語にも関わらず、かなり多くの使い方があるんです!

今回はそんな「”you know”の意味」を徹底的に解説!日常会話で使える英語フレーズを学んでいきましょう!



【意味①】共感を求める「○○だよね?」

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<シチュエーション>発言内容に同意を求める時

“you know”は直訳すると「あなたは知っている」という意味の英語。そのため「あなたも分かっているはずでしょ」というニュアンスで、相手に同意を求める時に使われるんです!

A: When you’re too busy with work, you don’t even have time to eat breakfast, you know.
(仕事が忙しすぎると、朝ご飯を食べる時間すらないじゃない?)
B: Yeah, that’s so true. I can’t waste any minute.
(本当だよね。1分も無駄にできないし。)

<文末につける>「○○, you know?」

相手から共感を求める意味で使う時は、語尾につけるのが主流。文章の最後に入れることで「○○だよね?」、「○○じゃない?」という意味になり、賛成を促すことになります。

自分の発言を相手に理解して欲しい時にもピッタリ!

A: He needs to face the reality, you know.
(彼は現実に向き合わないとだよね。)
B: Yeah, I completely agree with you.
(そうだね、完全に君に同意だよ。)


【意味②】話を振る「○○じゃん?」

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<シチュエーション>共通のトピックの話をする時

話している相手がその話題を知っている前提で、会話始める時に使うのがコチラ。”conversation starter”(会話をスタートさせるもの)の役割で使われるんですね。

意味的に言うと、”Do you remember ○○?”(○○って覚えてる?)といった感覚に近くなります。「一緒に経験したもの」、「共通認識としてあるもの」についての話をする時、相手に思い出させるために”you know”が活躍してくれます!

<文頭につける①>「You know that ○○?」

話を振る時は、必ず文章の頭に”you know”が入ってきます。”that”と一緒に使えば、これから話をする内容の情報を詳細に入れることができますよ!

お互いが知っている内容に関する話題を提供する時は、この英語表現を使ってみましょう!

A: You know that cafe we used to go often after school?
(放課後よく行ったカフェあるじゃん?)
B: Yeah, I remember we really loved their cheesecake. What about it?
(うん、あそこのチーズケーキがすごくお気に入りだったよね。それがどうかしたの?)
A: Apparently, they are closing their business.
(どうやら閉店するみたいだよ。)

<文頭につける②>「You know how ○○?」

“how”をつけても、”that”と同じような意味合いで使うことができます。何かの話題について話をし始めたい時の定番フレーズですね!

“how”は「いかにして」や「どのようにして」という意味で知られていますが、”You know how ○○?”という形で使うと「○○っていう状態あるじゃん?」、「○○っていう状況覚えてる?」といったニュアンスに変化するのです!

You know how some people say that staying up late isn’t fun anymore now that they’re adults? No, it’s still really fun.
(もう大人になったから夜更かしはそんなに楽しくないって言う人いるじゃん?違うよね、まだすごく楽しいもん。)

<文頭につける③>「You know, ○○.」

こちらはちょっと番外編。”you know”を単体で文頭につける時は、話し相手が何かをど忘れしている場合にピッタリ!

相手に思い出させる形で話をするので、日本語では「ほら、○○だよ」といった意味になることが多いですね!

例文を見てみましょう。

A: So, where are we going for dinner tonight?
(それで、今晩はどこに夕飯行くの?)
B: We’re going to “Tanto”. We went there together last year too.
(「タント」だよ。去年も一緒に行ったよね。)
A: Really? Where’s that again?
(本当?それどこだっけ?)
B: You know, the one in Sunnyvale.
(ほら、サニーベールにあるやつ。)


【意味③】間をつなぐ「えーっと」

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<シチュエーション>言葉がすぐ出てこない時

話をしていると、とっさに言いたい言葉で出てこないことってありますよね。「ど忘れしている時」、「適切な表現を選びたい時」など、言葉に詰まる状況は色々です。

そのような場面で、”you know”を使うと、「えっと、ほら」や「うーんと、何だっけ?」といった意味になるんです!間をつないでくれるので、非常に便利な使い方になります。

ただし”you know”を連発し過ぎると、中身のない浅い人と勘違いされるので、頻度に気をつけましょう!

<文中につける>「○○, …you know… , ○○.」

会話の途中ですから、文章と文章の間に挟み込むケースが多いのではないでしょうか?ちょっとした沈黙とセットにして使うと、尚ネイティブっぽいですよ!

A: How was your weekend?
(週末どうだった?)
B: It was good. I took my kids to Disneyland, and uh, you know, enjoyed the shows and rides.
(よかったよ。子供たちをディズニーランドに連れてって、えーと、うん、ショーと乗り物を楽しんだよ。)

<文頭につける>「You know…, ○○.」

話している最中であっても、文章の始めであれば文頭にくるケースもありますよね。話し方によっては、なんとなく歯切れが悪いような印象も出すことができます。

A: How’s everything with your boyfriend?
(彼氏とはどう?)
B: It’s okay. You know…, I think we really care each other, and yeah, everything is fine.
(まぁまぁかな。うん、なんていうか、お互いをすごく大事にし合ってるし、うん、順調かな。)

【意味④】口にできない文字を置き換える「アレだよ」

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<シチュエーション>言ってはいけないものを伝えたい時

色々な理由で、その言葉を発してはいけない時ってありますよね。「不適切な表現である」、「極秘の内容である」、「面と向かって言いにくいことである」などなど。

その言葉を口に出せない状況の時、”you know”を使うと、「例のアレだよ」といった意味になるのです!「お互い何が言いたいか分かってるよね?」という感覚で使える、非常に便利で怪しい使い方ですね。

<文末につける>「○○, you know.」

文章の最後につけて、「ね、アレのことだよ」とアピールしてみましょう。言葉にしなくても、相手に意味が通じる時のみ限定の使い方です!

A: So, did you bring it?
(それで、持ってきたの?)
B: What thing?
(何を?)
A: The thing, you know.
(アレだよ。)

<単体で使う>「You know.」

このケースでは、”You know.”だけで使うこともできてしまいます!ウィンク、表情、手のジェスチャーなどを一緒に使えば、より相手に何を意味しているかが伝わりますね。

A: So what exactly did you give her?
(で、具体的に彼女に何をあげたの?)
B: You know.<薬指を指して>
(分かるだろ?)

【意味⑤】理解できてるか質問する「分かる?」

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<シチュエーション>相手の状態を確認する時

会話をする上で相手の理解がどういうものかを確認する時に使うと、”Do you know what I’m saying?”(言ってること分かる?)という意味になります。

「複雑な話をしている」、「親しみのない話をしている」、「相手に関係のない話をしている」などの状況に役立ちますよ!

ただし言い方や使う頻度によっては、相手を馬鹿にしていると思われかねないので注意が必要!特に目上の人に対しては気をつけましょう。

<文頭につける>「You know ○○ right?」

何かの話をする前に、「○○って知ってますよね?」と相手がどこまでそのトピックについて知っているのかをチェックしておきたいことってありますよね。その時は短いこの表現を使いましょう!

“right”を最後につけることで、「大丈夫ですよね?」と確認する意味を持たすことができます。

A: Let me explain what happened at the party last night. You know Jane right?
(昨晩のパーティーで何が起こったか説明するよ。ジェーンは知ってるよね?)
B: Yeah.
(うん。)
A: She wasn’t invited in the first place, but she showed up and made a scene.
(そもそも招待されてなかったんだけど、顔出しに来て騒ぎを起こしたんだよ。)

おわりに

いかがでしたか?
よく耳にする”you know”ですが、実はこれだけたくさんの意味を持っていたんですね!シチュエーションやトーンによって意味合いがかなり変わる言葉ですが、使い勝手のいい英語であることには間違いありません。

みなさんも意味をマスターして、ネイティブのように”you know”を使いこなしてみてくださいね!

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