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英語「among」と「between」の違い!「〇〇の間」を表す言葉の使い分け!

 

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日本語の「○○の間」を表現する英語はいくつかありますが、”among”と”between”が思いついたという方が多いかと思います。

日本語では同じ「○○の間」と訳されることがあるこの2つの言葉ですが、それぞれのニュアンスには違いがあるんです。それは一体どんな違いなのでしょうか?

今回は、”among”と”between”の違いをしっかりと理解するために2つの使い方を解説していきます!



「among」と「between」の違い

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最初に、”among”と”between”の違いを大まかにチェックしておきましょう!

「○○の間」をいう意味を持つ2つの言葉のイメージの違いは、以下の通りです。

“among”   ⇒ たくさんいる中の間に紛れ込んでるイメージ
“between” ⇒ ハッキリとしたものの間にあるイメージ

このイメージから、境目がハッキリしているかどうかという違いもあります。

“among”   ⇒ 境目がハッキリしていなくて、人や物の個々が判断できない
“between” ⇒ 境目がハッキリしていて、人や物の個々が判断できる

つまり、”among”は「ごちゃごちゃ」、”between”は「くっきり」という感じですね。

それでは、これらの言葉について確認していきましょう!


「among」について

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3人・3つ以上の間

“among”は「3人以上の人たちや3つ以上のものの間」を表現します。3以上なので、100でも1000でも10000でも構いません。

3ならまだ個々のイメージができるかもしれませんが、ハッキリとした間というのは分かりずらくなってきますよね。

100とか1000になったら個々のイメージはできないし境目もよく分かりません。

なので、3人または3つ以上になったら「いっぱいいる中に紛れ込んじゃってる」イメージの”among”がピッタリなんです。

例えば、こんな風に使います。

I’ve heard that this comedian is really popular among Japanese children.
(このコメディアンは日本の子供たちの間で人気があるって聞いたよ。)

“Japanese children”は、当然3人以上ですし、そう言われて1人1人の顔を具体的にはイメージなんかできませんよね。だから”among”を使って表現するんです。

まとまりとして捉える

境目が分からないというイメージから、「まとまっているもの」について表現するときにも”among”を使うことができます。

以下の例を見てみましょう。

There are many problems to solve among these countries.
(これらの国々の間には解決すべき問題がたくさんあります。)

この場合、「これらの国々」というのは具体的に「この国とこの国」というのを意識しているわけではなく、「たくさんの国の集まり」として捉えています。

「日本とアメリカと中国とか・・・そこら辺」と大ざっぱにまとめちゃってる感じですね。

曖昧なもの

境目がない、大ざっぱ・・・というイメージから「曖昧なもの」と表現するときにも”among”を使うことができます。

例えば、こんな感じです。

There is a great difference among cultures.
(それぞれの文化の間には大きな違いがあります。)

ここで言っている”cultures”というのは、特定の文化を指しているわけではありません。ただ漠然と「文化間には大きな違いがある」ということを言っているんですね。


「between」について

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2人・2つの間

“between”は「2人の人たち、または2つの物の間」について言うときに使われます。2人または2つなので、間や境目がハッキリとわかりやすいですよね。

以下の例文で、使い方を見てみましょう。

Diana is sitting between Henry and Max.
(ダイアナはヘンリーとマックスの間に座ってます。)

「ヘンリーとマックス」という2人の人物がハッキリとしていて、その間にいるということを”between”を使って表現しています。

以下のようなケースでも”between”を使うことができます。

There is a big difference between them and us.
(彼らと僕たちの間には大きな違いがあるよ。)

“them”は「自分と相手以外の複数の人たち」、”us”は「自分を含む複数の人たち」を表す言葉ですね。

なので、「3人以上いるから”among”じゃないの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。でも、これは”between”で大丈夫なんです。

なぜなら、“them”を1つのグループ、”us”を1つのグループとして捉えているから。

実際の人数を数えたら2人ではありませんが、グループとして考えたらそこにあるのは2グループなんです。だから、”between”を使って表現することができるんですね。

個別のものとして捉える

基本的に”between”は「2人または2つの間」ですが、それが具体的であれば「3人または3つ以上のもの」に関しても使うことができるんです。

例えば、このように言うこともできます。

There are many problems to solve between these countries.
(これらの国々の間には解決すべき問題がたくさんあります。)

お気づきになった方が多いかと思いますが、同じ内容の例文が”among”でも使われていましたね。

日本語にしてしまうと同じ意味合いに感じられますが、実は”among”か”between”を使うかによってニュアンスに違いが生まれるんです。

この”between”を使った例文の場合、「日本と中国と韓国」のように、“these countries”がどの国を指しているのか、1つ1つをしっかりと思い浮かべています。

このように個々のものをしっかりと捉えられていれば、2人や2つに限らず、それ以上の人や物事に関しても”between”を使うことができるのです。

具体的なもの

3人または3つ以上の場合でも、具体的な名前を出して並べる場合には”between”を使うことができます。

例えば、こんな風に言うことが可能です。

There is a great difference between Japanese culture, American culture and Italian culture.
(日本とアメリカとイタリアの文化の間には大きな違いがあります。)

「日本とアメリカとイタリアの文化」と、3つ以上の事柄が並んでいるので、「あれ3つ以上のときは”among”じゃないの?」と思われた方も多いかと思います。

実は、こんな風に具体的な事柄を挙げて3つ以上の場合には”between”を使うのが自然なんです。

なぜなら、“between”の基本イメージは「ハッキリしているものの間」だから。きちんと個々をイメージできていれば、“between”を使うことができるんですね。

“among”で表す3つ以上のものというのは、個々のイメージがハッキリしてなくて、「まとまり」として考えてその中に3人以上いたり3つ以上あったりする場合なんです。

まとめ

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では、最後に”among”と”between”の違いを改めておさらいするために以下の2つの文を見て下さい。ニュアンスの違いを感じられますか?

どちらも「たくさんの木の間に家があります」という内容です。

① There is a house among a lot of trees.

② There is a house between a lot of trees.

①のほうは、”among”を使っているので「たくさんの木がごちゃごちゃっと生えてる中に家がある」というニュアンスです。きちんと整備されてない森の中のような感じですね。

②は、”between”なので「ハッキリと区切られて生えてるたくさんの木がある中に家がある」という意味合いです。たくさん木はあるけど、ハッキリ1本1本が認識できて境目も分かるように整備されて生えてる感じです。

おわりに

今回は、英語の”among”と”between”の違いについて紹介しました。いかがでしたか?

どちらも「○○の間」と表現される英語の言葉ですが、それぞれの中にあるニュアンスには大きな違いがあるんですね。

内容によっては個人の感覚によってどちらか迷うものもあるかもしれませんが、基本的に”among”は「ごちゃごちゃした間」、”between”は「ハッキリとした間」というイメージで考えると分かりやすくなります。

しっかりとイメージを掴んで、上手に使い分けていきましょう!

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