「大変」は英語で?困難な時&驚きと強調を表す時のフレーズ10選!
「仕事が大変なんだよね」
「まあ大変!」
「大変申し訳ない…」
気づかないうちに日常会話のなかでよく使われる言葉の一つ「大変」ですが、使われるシチュエーションは様々ですよね。それぞれ英語でどのように言えばいいかご存知でしょうか?
今回は「大変」の英語フレーズをご紹介していきたいと思います!
困難でしんどい時
まずは、仕事などが困難で苦労している時やしんどい時に使える英語フレーズを見ていきましょう!
I’m having a hard time at work.
仕事が大変なんだ。
“be having a hard time”は「苦労している」という意味の英語フレーズです。
直訳すると「苦しい時間を過ごしている」となりますよね。”hard”には「苦しい」「つらい」というニュアンスがありますので、何か困難に直面している時や弱っている時などに使える表現です。
”be having”と現在進行形にすることで、一定期間継続して苦労しているというニュアンスを出せます。
“at work”は「職場で」「仕事で」という意味の使う機会の多いフレーズだと思います。あわせて覚えてしまいましょう。
A: You don’t look well. What’s wrong?
(元気ないね。どうしたの?)
B: I’m having a hard time at work.
(仕事が大変なんだ。)
「~するのが大変だ」と言いたい時はフレーズの後に”~ing”を付けて表すことができます!
I’m having a hard time getting along with my boss.(上司とうまくやるのが大変なんだ。)
It’s been a rough week.
今週は大変だったよ。
「ざらざらした」「荒々しい」などの意味で知られる“rough”には、「つらい」「きつい」という意味があります。“a rough week”で「きつい一週間」という意味です。
何かいつもと違うことがあってとりわけ忙しかった時や体力的に消耗した時などにぴったりの英語表現ですので、覚えてくださいね。
A: I got in some trouble at work. It’s been a rough week.
(仕事でちょっとトラブルがあってさ。今週はきつかったよ。)
B: You’ve got to be tired.
(疲れたでしょう。)
That must be tough.
大変でしょう。
“tough”は「つらい」「骨の折れる」という意味の形容詞です。
“tough”には他にも「かたい」「頑丈な」などの意味があり、なかなか一筋縄ではいかない、しぶといものに取り組んでいるというニュアンスが出ます。
日本語でも「タフな仕事」などと聞くことがありますから、覚えやすいフレーズですね。
A: I don’t think I can convince him.
(彼を説得できる気がしません。)
B: That must be tough.
(大変でしょう。)
That sounds hard.
大変そうだな。
“hard”は「苦しい」「つらい」という意味の形容詞でしたね。“sound”は「~のように聞こえる」「~そうだ」という意味の動詞です。
”hard”にも「かたい」というニュアンスがありますので、簡単に自分の思うようにはならない厄介な状況に陥っている相手に言ってみてあげてください。
A: My girlfriend likes shopping. She asks me to go shopping with her every weekend.
(彼女がショッピング好きでさ。毎週末一緒に買い物に行こうって言うんだ。)
B: That sounds hard.
(大変そうだな。)
It’s challenging.
大変だけどやりがいがあるよ。
“challenging”は「挑戦的な」「難しいがやりがいがある」といった意味の形容詞です。
同じ「大変」という言葉でも、苦しくてできれば避けたいネガティブなものと、きつくてもやりがいがあるポジティブなものがありますよね。
”challenging”は、そんなポジティブなニュアンスを伝えることができる言葉ですので、ぜひ覚えてください。
A: How’s your new job going?
(新しい仕事どう?)
B: It’s challenging.
(大変だけどやりがいがあるよ。)
That’s difficult.
大変ですね。
“difficult”は「難しい」という意味の形容詞ですね。文字通り、何か困難なものに苦労している場合に使えます。
A: Assemble these small parts this way.
(このように小さい部品を組み立てます。)
B: That’s difficult.
(難しいですね。)
驚いた時
次は、「大変だ!」と驚いた時の英語フレーズを見ていきましょう!
Oh, no!
大変!
“Oh, no!”は、日本語で驚いた時に言う「大変!」に該当する英語のフレーズとして使えます。
驚いた時に咄嗟に出る言葉は、短くてシンプルですよね。覚えなくても口をついて出てしまうようになれば完璧です!
A: Oh, no! I forgot to bring my wallet with me.
(大変!財布持ってくるの忘れちゃった。)
B: That’s okay. I have mine.
(大丈夫だよ。私が財布持ってるから。)
Oh, my goodness!
あら、大変!
“oh, my goodness”も「大変!」に該当する英語フレーズです。
“oh, my God”が元になっている表現ですが、特別な存在の”God”=「神」を簡単に口に出すことは避けたほうがよいと考える人もいます。そのため、”God”の婉曲的な表現として”goodness”が使われているんですね。
A: Oh, my goodness! It’s already 4 o’clock. I’m not ready yet.
(あら、大変!もう4時だわ。)
B: We need to leave in 30 minutes.
(あと30分で出ないといけないよ。)
同じく”god”を濁したこんな言い方も!
Oh, my gosh! (あら、大変!)
深刻な事態ではこちらを使う人が多いように思います。祈るような気持ちが入っているのかもしれません。
Oh, my God. (大変。)
強調する時
最後に、「とても」「本当に」という意味で強調する時の英語フレーズをご紹介します!
Thank you very much for your help.
大変お世話になりました。
“very much”は「とても」「本当に」と内容を強調する副詞ですよね。
普段の生活のなかでお礼を言う場合は”Thank you.”だけのほうが仰々しくなく自然な印象ですが、日本語の「お世話になりました」のような節目の時に使えるフレーズでは、感謝の気持ちをぜひ強調しましょう。
A: Thank you very much for your help.
(大変お世話になりました。)
B: Good luck on your new adventure.
(新天地でもがんばってね。)
I do apologize for any inconvenience caused.
ご迷惑をおかけしてしまい、大変申し訳ございません。
“do apologize”は「本当に申し訳ない」という丁寧な深い謝罪の意を述べる時に使える英語フレーズです。
この”do”は、その後に来る動詞を強調する役割を持っています。”do”の後の動詞必ず原形になりますので注意してください。
“any inconvenience caused”は、自分のミスなどで起きてしまったあらゆる不都合を表しています。謝罪のフレーズとともによく使われる定番の表現ですので、こちらもあわせてぜひ覚えてくださいね。
A: I’m in big trouble because of you.
(あなたのせいでとても困ったことになっているんだ。)
B: I do apologize for any inconvenience caused.
(ご迷惑をおかけしてしまい、大変申し訳ございません。)
おわりに
いかがでしたか?
今回は「大変」の英語フレーズをご紹介しました。
いずれも日常会話でよく使ったり聞いたりするフレーズばかりだったと思います。ぜひ自分のものにして、自然な会話を楽しんでみてくださいね。