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英語「yet」と「already」の使い分け!「もう」を表現する言葉の違い!

 

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英語で「もう」を表す言葉には、”yet”と”already”の2つがあります。

日本語では同じ「もう」ですが、英語の”yet”と”already”にはニュアンスの違いがあり、それをしっかりと使い分ける必要があるのです。

今回は、迷わずに”yet”と”already”を使い分けられるように、2つの言葉の使い方について紹介します!



「yet」の使い方

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“yet”で表す「もう」には、「出来ているはずなんだけど・・・もう○○したの?それとも○○してないの?」というニュアンスが込められています。

「疑問文」での使い方

「もう」のニュアンスで使う”yet”は、主に「疑問文」で使われます。

“yet”を使って「もう○○したの?」と聞くときには、「当然○○し終わってると思うけど」という気持ちが隠れていて、それを確認するような感じになります。

Have you called him yet?
(もう彼に電話した?)

“yet”無しで、ただ”Have you called him?”だけであれば、相手は「電話したの?」という確認をしたいだけです。

ところが例文のように、”yet”を使ってこのように質問しているということは、聞いてる側には「(当然しておいてほしいんだけど)もう電話したの?それともまだなの?」という気持ちがあるということです。

“yet”は、「疑問文」以外に「否定文」でも使うことができます。ですが、そのときのニュアンスは「もう」というより「まだ」という意味合いになるため、今回の記事では触れていません。

“yet”の「まだ」という使い方について確認したい場合は、以下の記事を参考にしてみて下さいね。

英語「yet」と「still」の使い分け!「まだ」の違いを理解しよう!


「already」の使い方

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“already”の「もう」のニュアンスは、「すでに○○した」です。考えているよりも早く何かが終わっているときなどに使われます。

「肯定文」での使い方

「肯定文」で”already”を使うと、「もう○○しました。」というニュアンスを出すことができます。

「be動詞」と共に使うときには、「be動詞」の後に”already”という順番です。

I’m already tired before the trip.
(旅行前からもう疲れてるよ。)

“already”を使うことで、「もうすでに疲れた状態になってるよ」というニュアンスを込めることができます。

普通、疲れるとしたら旅行の後ですが、この場合は何かの理由で旅行の前で疲れてしまってるんですね。「普通ならまだ疲れてるはずはないんだけど、もう疲れちゃってるよ」という感じ。

「一般動詞」と共に使うときは、その動詞の前に”already”です。

My daughter already knows that.
(娘はもうそれを知っている。)

この文では、だた「知っている」というだけではなく、「もうすでに」という意味合いを込めるために”already”を使って表現しています。

この”already”の使い方で、多くの人に馴染みがあるのが「現在完了形」での使い方かと思います。

そのときには、【”have/has”+”already”+過去分詞】という語順です。

He has already got the result of TOEIC test.
(彼はもうTOEICの結果を受け取った。)

“already”をつけることで、「予想では結果を受け取るのはもう少し後だったけど、もう受け取ってる」というニュアンスを出すことができます。

「否定文」での使い方

“already”は「否定文」でも使われますが、普通の「否定文」では使われません。

「否定文」の「付加疑問文」という形で使われます。「付加疑問文」とは、自分が言った内容について「そうだよね?」と相手に確認するときにの表現です。

“already”を「否定文+付加疑問文」で使うと、「まさかもう○○したんじゃないよね?」という驚きの気持ちを表現することができます。

例えば、1日では読み切れないような厚い本をほんの数時間で読み終えたような様子の人がいたりしたら、こんな風に言えます。

You haven’t already read it , have you?
(まさかもうそれを読んじゃったんじゃないよね?)

直訳的に考えると「あなたはもうそれを読んでないんだよね?」ですが、「まさかもうそれを読み終わったわけじゃないよね?」という意味になります。

予想以上にそれを終えるのが早くて信じられないという感じですね。

「疑問文」での使い方

疑問文で”already”を使うと、「もうすでに○○したの?」というニュアンスになります。

「be動詞」、「一般動詞」と共に使っても、「現在完了」の文でも、”already”は主語の後に来るのが基本です。

「be動詞」での疑問文は、以下のようになります。

Are you already sleepy?
(もう眠いの?)

まだ眠いはずないのに、相手がもう眠そうなときなどに使える表現ですね。

「一般動詞」と使う疑問文はこんな感じです。

Do they already love each other?
(もうあいつらは両思いなの?)

まだ出会って間もない2人が好き合ってるという情報を聞いたときなんかには、”already”を使ってこんな風に表現できます。「まだ日が経ってないのにもう?」というニュアンスですね。

「現在完了」だとこんな感じになります。

Have you already been to that new Italian restaurant?
(もうあの新しいレストランに行ったの?)

「自分が考えているより早いんだけど、もう行ったの?」という気持ちが込められている質問文ですね。

ここまで説明したように、「疑問文」では”already”は主語の後に来るのが基本になります。

ですが、“already”を最後に持ってくることで、「え!もう○○しちゃったの?冗談でしょ?」という強い驚きを表現する方法があるんです。

Has Ted left already?
(テッドはもう行っちゃったの?)

考えているよりも、相当早くテッドが行ってしまったことにビックリしているんですね。

もちろん、”Has Ted already left?”でもよいのですが、より驚いた気持ちを強調したいときにはこんな風に”already”を文の最後に持ってくることができます。


おわりに

今回は、「もう」を表す英語”yet”と”already”を使い分けするために役立つ、2つの言葉の使い方を紹介しました。いかがでしたか?

日本語の「もう」だけで考えてしまうとややこしい感じがしますが、この2つの言葉の使い分けというのはハッキリしています。

それぞれの言葉に込められているニュアンスをしっかりと学習して、上手く使い分けられるように練習しましょう!

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