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because/as/sinceの違い!「理由」を表す英語を例文でマスター!

 

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英語で「理由」を言うときに使われる”because”、”as”、”since”の3つの言葉。

どれも「○○なので」や「○○だから」というニュアンスで使われるのですが、それらの違いがイマイチわからない!という人も多いかもしれませんね。

それらをマスターして使いこなせるように、今回は”because”、”as”、”since”の違いについて紹介したいと思います!



「because」「as」「since」の違い

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それぞれの言葉の詳しい使い方を説明する前に、今回のテーマになっている3つの言葉の違いを大まかに確認しておきましょう。

“because”  ⇒ 「相手が知らない事柄」を理由として伝える
“as”          ⇒ 「相手が知っている事柄」を理由として伝える
“since”    ⇒ 「相手が知っている事柄」を理由として伝える

“because”は、その理由が「相手の知らない事柄」であれば、どのような場面でも使うことができます。

“as”と”since”はどちらも「相手が知っている事柄」を理由として言うときに使われる言葉です。そして、どちらもフォーマルな部類に入ります。

そんなに大きな違いがあるわけではないのですが、”as”の方が”since”よりも少し丁寧な印象です。

それでは、それぞれの言葉の使い方を例文と共に見ていきましょう!


「because」について

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「相手の知らない理由」を伝えるとき

自分が伝える「理由」が相手の知らないことの場合は、”because”を使います。その「理由」が相手にとって「新しい情報」ということです。

A: I saw you at the station two days ago. What did you do there?
(2日前に駅であなたのこと見たけど、何してたの?)
B: I was there because I had to pick up my father.
(お父さんを迎えに行かなくちゃいけなかったから。)

この会話の中では、なぜBさんが駅にいたのかをAさんは知りません。そのため、Bさんは”because”を使ってその「理由」を述べています。

Aさんにとって「お父さんを迎えにいかなくちゃいけなかった」という「理由」は「新しい情報」だから、Bさんは”because”を使っているんですね。

“because”は「接続詞」なので、基本的に2つの内容を表す文の中で使われます。

ですが、会話またはSNSなどでのくだけたやりとりの中で「どうして?」と聞かれたときに「理由」だけ答えるときには以下のような使い方もできます。

A: Why do you think so?
(どうしてそう思うの?)
B: Because I trust him.
(彼を信頼してるからね。)

ちなみにこの”because”は、くだけた日常会話やSNS/メッセージ上では“cuz”という風に略されて発音されたり表記されることもあります。洋楽などで目や耳にしたことがあるという人もいるかもしれませんね。

I was there cuz I had to pick up my father.


「as」について

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「相手が知っている理由」を伝える

“as”は、聞いてる相手がすでに「理由」を知っているとき誰が見てもその「理由」が明らかなときに使われます。

「理由」を言わなくてもいいけど、一応補足として伝えておく。そんなときに使われるんです。

A: As my old one had not been working well, I bought a new smartphone.
(スマホの調子が悪かったんで、新しいのを買ったんですよ。)
B: Oh, you did that at last? Which one did you buy?
(おお、ついに買ったんだ?どれにしたの?)

この会話の場合、Bさんは前々から「Aさんのスマホが調子悪かったということ」や「スマホの調子が良くないから新しいのを買うつもりでいること」などを知っていました。

なので、Aさんは”as”を使って「知ってはいるだろうけど」という気持ちを込めて、補足の形で理由を述べているんですね。

“as”以降の部分を後ろに持ってくることも可能です。

I bought a new smartphone as my old one had been working well.

今回の「理由」を表す使い方も含めて、”as”の使い方については以下の記事で紹介しています。ぜひ参考にしてみて下さい。

英語「as」の使い方!同等・理由・役割を意味する単語を覚える!

「since」について

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「相手が知っている理由」を伝える

“since”も”as”と同じように、聞いている相手がその「理由」をすでに知っているとき、誰が見ても「理由」が分かるというときに疲れます。

一応それを言っておきたいというときに使われる言葉です。

A: Since a big typhoon is coming, all of the school in our town got cancelled today.
(大きな台風が来ているので、私たちの町の学校は全部休校です。)
B: That is the right decision. It’s too dangerous to go out.
(正しい判断ですよね。外に出るのは危険すぎますよ。)

「学校が休校になった」という「理由」が誰の目に見ても明らかであり、当然Bさんも知っているので、この会話では”since”を使っています。

“since”も”as”のように、後ろに持ってくることができますよ。

All of the school in our town got cancelled today since a big typhoon is coming.

ちなみに、この”since”と先に紹介した”as”との違いはあまりないのですが、“as”の方が若干フォーマルな感じがあり、“since”の方が話し言葉ではより好まれて使われます。

とは言っても、”since”もフォーマルな言葉の部類に入ります。そのため、くだけたやりとりでは、あまり使われません。

代わりに「だから」という意味を持つ”so”を使って表現されます。例えば、こんな感じですね。

My old one had not been working well, so I bought a new smartphone.
(スマホの調子が悪かったから、新しいのを買ったんだよ。)

A big typhoon is coming, so all of the school in our town got cancelled today.
(大きい台風が来てるから、私の町の学校は全部休校だよ。)

“so”は「理由」を表す内容の文の後に使われて、”so”以降に「結果」を表す内容が続きます。

“as”や”since”の代わりに使われるといっても、”so”以降の部分を前に持ってきたりすることはできません。

おわりに

今回は、英語の”because”、”as”、”since”の違いについて紹介しました。いかがでしたか?

どれも「理由」を伝えるときに使われる言葉ですが、微妙にニュアンスの違いがありましたね。

細かい違いではありますが、そういった部分を使い分けられるようになることが英語上達への第一歩です。たくさん練習して慣れていきましょう!

“because”、”as”、”since”については、以下の「接続詞」の関する記事でも触れていますので、読んでみて下さい。【理由を伝えるための「接続詞」】という項目です。

英語の接続詞の使い方!タイプ別に例文つきでしっかり解説!

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