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病院の英語!外国人患者を受付で対応する時のフレーズ26選!

 

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日本の病院に駆け込んでくるのは日本人だけとは限りません。日本在住の外国の方や日本を旅行中の観光客など、国籍を問わず様々な患者さんが病院を訪れます。そんな時、一番最初にお話をする病院受付の人が英語を話せたら、患者さんは安心しますよね。

今回は医療機関で働いている人必見の「病院の受付対応英語フレーズ」を紹介します!英語で適切に対応をして、患者さんの不安を少しでも取り除いてあげましょう。



【最初の受付対応】用件を聞く&確認する

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How may I help you?

どうされましたか?

病院の受付に患者さんが近づいてきたら、まず”Hello”と挨拶をしてこの英語フレーズで声をかけましょう。

こんな言い方もできますよ。
May I help you?(どうされましたか?)
How can I help you?(どうしましたか?)

Do you have an appointment?

予約はされていますか?

病院によっては予約制の場合もありますし、予約患者優先のところも多くあります。事前に病院の予約を取っているかを確認する時は、この英語表現を使いましょう。

Is this your first visit to this hospital?

この病院は初めてですか?

初診の場合は診察カードやカルテを作成する必要があるので、今までこの病院で受診をしたことがあるかを確認しなくてはなりません。その場合はこの英語フレーズを使いましょう。

初診受付を別の場所で担当している場合は、次のように案内してあげましょう。
If this is your first visit, please go to Counter 1.(もし初診の場合は、カウンター1番に行ってください。)
As this is your first consultation, please fill out the form at the Registration Desk.(初診ですので、受付デスクで用紙を記入してください。)

Do you have an insurance card with you?

保険証はお持ちですか?

病院では保険証がないと全額自費になってしまいますので、この英語で最初に持っているかを確認しましょう。

「健康保険証」と明確に言いたい場合には、この英語を使いましょう。
Do you have your health insurance card?(健康保険証はお持ちですか?)

全額自己負担になる場合は、その旨事前に伝えてあげましょう。
If you don’t have an insurance card, you will have to pay the full fee in cash.(保険証をお持ちでないと、全額現金で払って頂くことになります。)
You will have to pay the whole treatment cost.(自費診療になります。)

What section would you like to go to?

何科の診察をご希望ですか?

少し大きい病院なると、複数の専門を扱っていることもあります。その場合は患者さんがどの科にかかりたいかを聞く必要があるので、この英語フレーズで確認しましょう。

もし相手がどの科に行けば分からない時は、症状を聞いた上で次のようにアドバイスをしてあげましょう。
I suggest that you go to the section of dermatology.(皮膚科にかかられた方がいいですね。)

Outpatients are accepted from 9:00 am to 1:00 pm.

外来診療は午前9:00から午後1:00です。

病院の外来診療時間を伝える際は、この英語フレーズを使いましょう。ちなみに時間は「13時」などの24時制ではなく、”am”と”pm”を使って教えてあげましょう。英語圏では12時制が主流になっていることが多いので、「13時」と言うと困惑されてしまうかもしれません。


【問診表】患者さんの状態を聞く

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What’s the problem?

どうなさいましたか?

基本的に”How may I help you?”(どうされましたか?)と聞いた段階で、ざっくりと「なぜ病院に来たのか」を説明してくれるはずです。それでも患者さんの問題をより詳しく聞き出すなら、この英語フレーズを使いましょう。

「症状」という英語を使って聞くこともできますね。
What are your symptoms?(症状は何ですか?)

教えてもらったもの以外に症状があるかを確認する時は、こう聞きましょう。
Is there anything else?(他に何かありますか?)

Since when have you had such symptoms?

いつからそのような症状がありますか?

説明された症状がいつから続いているものかを確認する際は、この英語フレーズを使いましょう。

他にはこんな言い方もできますよ。
How long have you been feeling like this?(どれくらいこのような調子なのですか?)

もし以前も同じ症状があったかを聞きたい場合には、この表現を使いましょう。
Have you had this problem before?(前にもこの問題はありましたか?)
Have you had these symptoms before?(前にもこの症状はありましたか?)

Where does it hurt?

どこが痛みますか?

痛みを訴えてきた場合は、その部分がどこかを聞きましょう。

身体の部位を表す英語が分からない場合は、どこが痛いかを見せてもらうといいですね。
Could you show me where it hurts?(どこが痛いか見せて頂けますか?)
Please show me where it hurts.(痛い場所を見せてください。)

Could you fill out this questionnaire?

この問診票を記入して頂けますか?

特に初診の場合は、診察の前に色々と確認をしておく事項がありますよね。その場合は問診票を手渡して、記入を済ませるようにお願いをしましょう。

問診票にはこんな言い方もありますよ。
Please fill out this medical history form.(この問診票を記入してください。)
Could you fill out this medical questionnaire? Please tell me when you’re done.(この問診票を記入して頂けますか?終わったら教えてください。)

Do you have any chronic illness?

持病はありますか?

問診票の英語訳がない場合、病院の受付が英語で聞いてあげる必要があります。”chronic”は「慢性の」、「しょっちゅうぶり返す」という意味の英語ですので、持病を表す際にピッタリの形容詞です。

Did you have any medical problems in the past?

過去に病気をしたことはありますか?

持病ではないものの、過去にかかった病気があれば病院としては事前に知っておきたいですよね。その場合はこの英語フレーズで確認しましょう。

その病気の詳細を聞くなら、こんな表現もありますよ。
When was it?(いつのことですか?)
When did it start?(いつ発症しましたか?)

Have you ever had surgery before?

今まで手術を受けたことはありますか?

手術は英語で”surgery”や”operation”を言います。ただし”surgery”は数えられない名詞ですので、冠詞の”a”をつける必要はありません。しかしアメリカ英語では”I had 3 surgeries.”(3回手術をした。)というように、場合によって複数形になる時があるので覚えておきましょう。

他にはこんな言い方もできます。
Have you ever had an operation before?(今まで手術を受けたことはありますか?)

Are you taking any medicines?

現在服用している薬はありますか?

薬の飲み合わせは大切ですので、病院では患者さんが飲んでいる薬を把握する必要があります。この英語表現を使って確認をしましょう。

他にはこんな言い方もできます。
Are you on any sort of medication?(何らかの薬物治療を受けていますか?)

今日飲んだ薬を聞く場合は、この表現を使いましょう。
Did you take any medicine today?(今日何か薬を飲みましたか?)

Do you have any allergies?

何かアレルギーはありますか?

病院側がアレルギーの存在を見落とすと、治療や薬で身体に深刻な影響を与える可能性があります。前もって確認をしましょう。

薬のアレルギーを聞く場合は、こんな英語表現があります。
Do you have any drug allergies?(何か薬のアレルギーはありますか?)

Are you pregnant?

妊娠していますか?

妊婦さんには与えていい薬とそうでない薬があります。また症状によっては妊娠が原因となっているケースもあるので、こういった情報は診察にとても大切です。

もし妊娠をしていなくても、その可能性があるかどうかを確かめるにはこの英語で聞くようにしましょう。
Is there any possibility that you might be pregnant?(妊娠されている可能性はありますか?)


【指示】順番まで待っていてもらう

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Please wait here until your name is called.

名前が呼ばれるまでここでお待ちください。

日本語が不自由な患者さんは、病院で放置されるととても不安になります。順番が来るまで待つという行為も何も伝えなければ「もしかして忘れられてる?」と心配してしまうはずです。そのため待ち時間の前には、必ずこのような英語フレーズを使って声をかけてあげましょう。

待合室で待っていて欲しい場合は、このフレーズをどうぞ。
Please wait in the waiting area until your name is called.(名前が呼ばれるまで待合室でお待ちください。)
Could you please wait in the waiting area until your name is called?(名前が呼ばれるまで待合室でお待ち頂けますか?)

Please have a seat.

おかけになってください。

病院の待合室などに案内し、「座っててくださいね」と伝える時、”Sit down, please.”と言うのは避けましょう。これは命令的で高圧的なニュアンスがあるので、あまり印象が良くありません。”Have a seat.”の方がより穏やかで丁寧に聞こえますよ。

同様にこんな言い方もできます。
Please take a seat.(おかけになってください。)

If you feel sick while waiting, please let us know right away.

待っている間に気分が悪くなりましたら、すぐに申し出てください。

病院では体調が悪化しているのに、「もうすぐ診察だから…」と我慢をしてしまう患者さんもいます。このような一言を前もって英語でかけておくと、「無理をしなくていいんだ」と患者さんは安心できますよ。

When your name is called, please go to Room 1.

名前が呼ばれたら、1番の部屋に入ってください。

診察室がすでに分かっていたら、患者さんにジェスチャーつきで場所を教えてあげましょう。名前が呼ばれたらどこに行けばいいかを把握していると、患者さんは安心して待つことができますよ。

【診察後】帰り際に案内する

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Mr./Ms. ○○, please.

○○さん、どうぞ。

受付の順番がきた際、患者さんを呼ぶ時は”Mr.”や”Ms.”を性別に合わせてつけるようにしましょう。大変失礼ですので、苗字を呼び捨てにすることのないようにしたいですね。

Please come back for a check-up a week from now.

1週間後にまた診察を受けにきてください。

医師の指示でまた病院にくる必要があれば、ここで再度連絡をしてあげましょう。目安を伝えることで次回の予定を立てたり、その場で予約を取る流れを作ることができます。

またもし検査などを受けた場合、結果が出る時期もこのタイミングで教えてあげましょう。
You’ll get the results of the examinations in a week.(検査の結果は1週間で出ます。)
The results will be back in 2 weeks.(2週間で結果が出ます。)

Would you like to make an appointment?

予約をお取りになられますか?

患者さんがまた病院に来なくていけないと分かっている時は、帰り際に次回の予約を聞いておきましょう。そうすれば後日電話で予約を取り直す必要がなくなります。

The consultation fee comes to 2,500 yen.

診察費は2,500円になります。

その日に病院でかかった料金を伝える際は、この英語フレーズを使いましょう。

他にもこんな言い方ができますよ。
The total comes to 3,800 yen.(合計3,800円です。)

最近はカードが使える病院が多くなってきましたが、現金しか受け付けない場合は次のような表現を使いましょう。
Please pay by cash.(現金でお支払いください。)
I”m afraid we don’t accept credit cards.(恐れ入りますが、クレジットカードが対応しておりません。)

Please go to the ○○ Pharmacy to have your prescription filled.

○○薬局に行って、処方箋の薬をもらってください。

“have a prescription filled”で「処方箋の薬を調合してもらう」という英語表現になります。処方箋を渡したら、病院に一番近い調剤薬局を教えてあげましょう。そうすれば患者さんは病院を出て、すぐお薬をもらいに行くことができますね。

他にはこんな言い方があります。
Please take this prescription to the chemist(この処方箋を薬剤師さんに渡してください。)

Please be sure to bring your health insurance card at the first visit of each month.

月の最初の診察時には保険証を忘れずに持ってきてください。

帰り際の注意点として、月が変わって初めての診察時には保険証を忘れずに持ってくるように伝えましょう。病院受付の定番フレーズですね。

診察券を忘れないように注意するなら、この英語を使いましょう。
Please do not forget to bring your patient ID card.

おわりに

いかがでしたか?
国によって病院のかかり方は異なります。日本人には当たり前に思える決まりや順序も、外国人の方にとっては戸惑うこともあるかもしれません。特に体調が悪い時は、慣れない病院で不安になってしまうことも多いはず。そのため英語で対応をする際は、丁寧に説明をしてあげられるといいですね!

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