英語の句読点!基本の種類とルールを覚えて使い方をマスター!
英語には、実に様々な「句読点」があります。
それぞれの使い方にはルールが存在し、それらをしっかりと使い分ける必要があるんです。
今回は、英語の「句読点」の種類とその使い方を紹介します!
「.」(ピリオド)
これはご存知の方が多いかもしれませんね。英語では、“period”と書きます。
では、そのピリオドのルールを確認していきましょう!
文の終わりに使う
英語のピリオドは、日本語の「。」にあたるもので文の終わりを示す役割があります。
内容が一度そこで区切れていることを示す役割です。
I’ll mow the lawn this Sunday.
(今度の日曜は芝刈りでもするよ。)
My neighborhood is really quiet.
(うちの近所はとっても静かです。)
略語の後ろに使う
ある言葉を省略していることを示すために、その略語の後にピリオドを付けることがあります。
例えば、男性の敬称を表す”Mister”を省略した”Mr.”のような使い方です。
Mr. Suzuki will be the next president of the company.
(鈴木氏がその会社の次期社長になるだろう。)
他には、以下のような例があります。
“Mistress” ⇒ “Mrs.”
“doctor” ⇒ “Dr.”
“etcetera” ⇒ “etc.”
“September” ⇒ “Sep.”
「,」(カンマ、コンマ)
続いては、英語のカンマの使い方です。コンマと呼ばれる場合もありますね。英語での表記は“comma”です。
日本語の「、」のような感覚で使う場合もあれば、その感覚では違ったルールも存在します。
単語を並べる時に使う
“and”や”or”を使って3つ以上の言葉を並べる時には、このカンマを使います。
I like dogs, cats, birds, and rabbits.
(私は、犬と猫とウサギが好きです。)
ただし、文全体が短い時、きちんと意味の区切りが正確に伝わる時には、接続詞の直前のカンマは省略が可能です。
I like dogs, cats, birds and rabbits.
(私は、犬と猫とウサギが好きです。)
文と文をつなぐ接続詞の前に使う
“and”、”but”、”or”などの「接続詞」を使い文と文とつなげる時には、カンマを使います。
「文」というのは、「主語」と「動詞」で成り立っているものということです。
I woke up early, but my father had already left home.
(僕は早く起きたけど、パパはもう家を出てしまっていた。)
この使い方でも、文全体が短い、そしてカンマがなくてもきちんと意味の区切りが分かる場合には、カンマを省略することが出来ます。
I woke up early but my father had already left home.
(僕は早く起きたけど、パパはもう家を出てしまっていた。)
“if”や”when”がある文の後に使う
“if”や”when”などで文を始める場合、それらを含む文の後にカンマを置くというルール。
つまり、「もしも○○なら」や「〇〇の時」などの意味のまとまりになっている文の後ということです。
If I’m free tomorrow night, I will go to the movie theater to watch the latest movie.
(もし明日の夜時間があれば、最新の映画を見に行くよ。)
When he can’t sleep, he drinks hot milk with honey.
(彼は眠れない時、温かいミルクにハチミツを入れて飲む。)
カンマを使うのは、”If”や”When”を含むまとまりが初めにくる場合のみです。
後ろにそれらが来る場合は、カンマは使いません。
I will go to the movie theater to watch the latest movie if I’m free tomorrow night.
He drinks hot milk with honey when he can’t sleep.
副詞や副詞句の後に使う
副詞や副詞句が文の先頭に来る時も、カンマを使って区切る必要があります。
Yesterday, my parents had a big argument about my sister’s grades.
(昨日、両親は妹の成績のことで大喧嘩した。)
They didn’t want to go to the event. However, they had to go there.
(彼らはそのイベントに行きたくなかった。しかし、行くしかなった。)
「:」(コロン)
次にルールを紹介する句読点は、コロンです。英語では“colon”と書きます。
あまり馴染みがないかもしれませんが、非常によく使われるもので、使いこなせると便利な句読点の種類です。
例を挙げる時に使う
ある事について例を挙げる時、その項目をリストアップする時に使います。
There are several things to do: doing the laundry, cleaning the house, washing the bathtub, and taking out the trash.
(やらなきゃいけないことがいくつかある。洗濯に掃除にお風呂掃除、あとはゴミ捨て。)
引用文の前に使う
ある人が言ったことや書いたことなどをそのまま引用して書く時にカンマを使うというルールです。
This is the phrase our teacher always says: “Do your best. Don’t give up.”
(これは先生がいつも言うことだ。「ベストを尽くせ。諦めるな。」)
ちなみに、どの使い方をするにしても、コロンの前は完全な文章の形になっていなくてはいけません。
「;」(セミコロン)
ここでが、セミコロンの使い方のルールについて紹介します。英語で書くと、“semicolon”です。
こちらもコロンと同様に、馴染みが薄いかもしれませんが、知っておくと便利な句読点の種類の1つです。
接続詞の代わりに使う
セミコロンで、”and”や”but”などの接続詞の代わりに文と文とつなぐことが出来ます。
That mall opened newly last week; it has been crowded since then.
(あのショッピングモールは先週新しくオープンして、それからずっと混んでるよ。)
この文を接続詞を使って書くとすると、以下のようになります。
That mall opened newly last week, and it has been crowded since them.
「?」(クエスチョンマーク)
日本語では「はてなマーク」、あるいは英語の読み方と同じように「クエスチョンマーク」と言われていますね。
英語で書くと、“question mark”です。
質問文の最後に使う
クエスチョンマークの使い方のルールはただ1つ。
質問をする文章の最後につけます。日本語と同じ感覚ですね。
Are you free tomorrow?
(明日ヒマ?)
Why do you want to go there?
(何でそこに行きたいの?)
「!」(エクスクラメーションマーク)
日本語だと「ビックリマーク」なんて呼ばれていますね。
英語では“exclamation mark”と言います。
強い感情を表す文の最後に使う
エクスクラメーションもその役割は1つだけです。
こちらも日本語での使い方と一緒。驚いたり喜んだりという強い感情を示す時に使われます。
How wonderful!
(なんて素晴らしいの!)
Don’t do that!
(そんなことしないで!)
おわりに
今回は、英語の「句読点」の種類とその使い方を紹介しました。いかがでしたか?
今回紹介したものは、句読点の基本的な種類とその使い方です。他にもたくさんの種類がありますが、まずはしっかりとこれらの基本の使い方をおさえておきましょう。
自分で色んな文章を書きながら使い方を練習してみてくださいね!