英語「poor」の意味とは!使い方を分かりやすい例文付きで解説!
英語の”poor”の意味といえば、どんなものが思い浮かびますか?
実はこの”poor”という英語の言葉には、意味や使い方がいくつか存在します。
今回は、英語の”poor”の意味とその使い方について紹介していきたいと思います!
「poor」の意味
“poor”という英語がどんな意味を持ち、どのような使い方をするのか詳しく見ていく前に、簡単にその意味を確認してみましょう。
まず、”poor”という言葉は英語の「形容詞」の1つです。そして、その意味は以下の通りで、それぞれの状態であることを示します。
①貧しい
②質が悪い
③下手である
④可哀想である
それでは、各意味ごとに英語”poor”の使い方を紹介していきます!
貧しい
お金がなく生活が苦しい状況、つまり「貧しい」を表すときの英語”poor”の使い方です。
〇〇は貧しい
【「主語」+「be動詞」+”poor”】の形で、「〇〇は貧しい」と英語で表現することができます。
I earn enough money to live now, but I used to be poor.
(今は生活していくのに十分なお金を稼げているけど、昔は貧しかったんだよ。)
貧しい〇〇
この場合は、【”poor”+「名詞」】という形を使います。
対象となる「名詞」を入れることで、英語で「貧しい〇〇」という表現ができるんです。
例えば、以下は「貧しい家庭」という意味の”poor family”を使った例文です。
She was raised by a poor family.
(彼女は貧しい家庭で育った。)
質が悪い
物事の質が期待されてる基準に達していない場合など、”poor”を使って「質が悪い」を英語で言うときの使い方を見ていきましょう。
〇〇は質が悪い
英語で「〇〇は質が悪い」と言うときには、【「主語」+「be動詞」+”poor”】で表現します。
The ingredients of all dishes at the restaurant are poor.
(あのレストランのどの料理の食材も質が悪いよ。)
ちなみに、人に対してもこの意味合いで使うことが可能です。
「人の質が悪い」つまり「態度などが良くない」や「期待に応えられない」などの意味になります。人の行動などが「こうであってほしい」という基準に達していないということです。
He was really poor at yesterday’s meeting. Do you know why?
(昨日の会議で彼はホントにひどかったね。どうしてだか分かる?)
質の悪い〇〇
【”poor”+「名詞」】で「質の悪い〇〇」という意味になります。
以下は、「状況の質が悪い」つまり「最悪の状況」ということを伝える文です。
The players had to have a match in poor condition.
(選手たちは最悪の状況で試合をしなければいけなかった。)
英語”poor”を使うことによって、グラウンドなどが整備されていないなど、期待されてる基準の状況ではないことを示しているんですね。
下手である
英語の”poor”で、何かが下手であったり苦手であることを伝えるときの使い方です。
〇〇は△△が下手である
【「主語」+「be動詞」+”poor”+”at”+「名詞」または「動名詞」】の形で表現ができます。
ここまで紹介した他の意味の使い方とは少し違っていますね。
まず、「名詞」を使った例文を見てみましょう。「その事柄が下手である」ことを示します。英語の「名詞」である”soccer”を使った文です。
My younger brother is poor at soccer.
(弟はサッカーが下手です。)
次に、「動名詞」を使った例文を紹介します。「ある行動をすることが下手である」ということです。
「書く」という意味の「動詞」である”write”を「動名詞」の形にして使っています。
We are poor at writing reports.
(僕たちはレポートを書くのが下手なんです。)
△△が下手な人である
【”poor”+「名詞」】でも、何かが下手であることを英語で表現することが出来るんです。
「△△が下手な人」というようなニュアンスになります。
例えば、「料理をするのが下手な人」であれば、以下のように表現することができますよ。
I’m a poor cook.
(私は料理が苦手なの。)
この場合、”cook”は「コック」という職業名としてではなく、「料理をする人」という意味で使われています。
他にも、例えば”soccer player”や”singer”など一般的に職業を表す言葉が入りますが、この場合もその人がその仕事をしているという訳ではありません。
“poor soccer player”は「サッカーが下手な人」、”poor singer”は「歌うのが下手な人」という意味で使うことが出来るんです。
可哀想である
英語で「可哀想」という表現をするときにも”poor”が使うことができるんです。その使い方を紹介します。
可哀想な〇〇
同情する気持ちを込めて「可哀想な〇〇」と言うときは、【”poor”+「名詞」】で表します。
その「名詞」の部分に入るのは、対象となる人や動物を表す英語の言葉です。
人、動物、それぞれに使う例を見てみましょう。
My poor girl is still suffering from a high fever.
(可哀想にうちの娘はまだ高熱で苦しんでるのよ。)
Poor kitten. It must have been out in the rain for a long time.
(可哀想な子猫ちゃん。ずっと雨の中外に居たに違いないわ。)
他に、具体的な言葉を使わずに、“Poor thing.”という場合があります。
“thing”は英語で「物」という意味ですが、この場合は「物」ではなくて「人」のことを指しているんです。
I heard that Ted had his wallet stolen. Poor thing.
(テッドの財布盗まれちゃったんだって。可哀想に。)
おわりに
今回は英語の”poor”の意味と使い方を紹介しました。いかがでしたか?
“poor”という1つの言葉ですが、状況によってその意味や使い方が変わります。
それぞれの使い方をしっかりと理解して、スムーズに表現できるように例文で練習しましょう!