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「遠慮なく」は英語で?相手に気を使わないでほしい時の表現10選!

 

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わからない事があれば気軽に聞いてほしい。気を使わずに何でも言ってほしい。そんな場面で使うのが、「遠慮なく〜してください」という表現。皆さんは英語でなんて言うのかご存知ですか?

今回は、相手に気をつかってほしくない時に使う「遠慮なく」という英語フレーズを、会話表現とビジネスメールに分けてご紹介していきます。



会話

まずは、普段の会話で使える「遠慮なく」の英語フレーズを見ていきましょう。

Don’t hesitate to ask me.

遠慮なく聞いてね。

“hesitate”には英語で「行動をためらう」という意味がありますが、”don’t hesitate to 〜”の形で「遠慮しないで〜して」という意味になります。

心配したり遠慮したりせず気軽に〜してほしい、というニュアンスです。こちらの会話例のように、質問やわからない事があったら気軽に聞いて、と言いたい時によく使いますよ。

A: I’m sure you will have tons of questions, so don’t hesitate to ask me.
(わからない事がたくさん出てくると思うけど、遠慮なく聞いてね。)
B: Thank you! I will.
(ありがとうございます!そうします。)

Feel free to let me know.

遠慮しないで言ってね。

英語”feel free”は「自由に〜する」という意味で、”feel free to 〜”の形で「遠慮しないで自由に〜して」というニュアンスになります。

“don’t hesitate to 〜”と同様に、気を使わずに気軽に何かして欲しい時、相手に丁寧に勧めることができる表現ですが、”feel free to 〜”の方が柔らかい印象があります。

“let me know”は「私に知らせてほしい」という意味で、”ask me”や”tell me”よりも控えめで親切な表現です。一緒に覚えておくと便利ですよ。

A: Can I help you with something?
(何かお手伝いしましょうか?)
B: Not right now.
(今は大丈夫です。)
A: All right. If you need anything, please feel free to let me know.
(わかりました。何か必要なことがあれば、遠慮しないで言ってくださいね。)

Any questions are welcome.

どんな質問でも、遠慮なくどうぞ。

“welcome”は、「ようこそ」や「どういたしまして」など色々な意味で使う英語ですね。ここでは「歓迎される」「喜んで受け入れる」という意味の形容詞として使っています。

“any”は「あらゆる」「すべての種類の」という意味なので、”Any questions are welcome.”で「どんな質問でも歓迎です」といったニュアンスです。

A: Any questions are welcome. I’ll be happy to answer.
(どんな質問でも、遠慮なくどうぞ。喜んでお答えします。)
B: Thank you. There’re actually a few things I wanted to ask you about.
(ありがとうございます。実は何個か聞きたいことがあります。)

Be my guest.

遠慮なくどうぞ。

“guest”は「来客」「招待客」という意味の英語で、日本語でも「ゲスト」と言いますよね。

“Be my guest.”は直訳すると「私のゲストになって」となりますが、相手の頼み事や質問に対し、「ご自由にどうぞ」「遠慮なくどうぞ」といったニュアンスで使います。

遠慮しなくてもいい事を丁寧に伝えることができる英語フレーズです。

A: Can I use your bathroom?
(トイレ借りてもいい?)
B: Be my guest.
(遠慮なくどうぞ。)

By all means.

遠慮なくどうぞ。

“means”は英語で「方法」「手段」という意味。”By all means.”は「すべての手段を使って」と直訳できますが、そこから「(すべての手段を使って)喜んで〜するよ」といったニュアンスになります。

相手の頼み事や質問に対して、喜んでそうする意思がある時や快諾したい時に使えるフレーズです。

「喜んで」「遠慮なくどうぞ」といったニュアンスで、相手に気を使う必要なんてないよ、と丁寧に伝えることができますよ。

A: Do you have a minute? I’d like your opinion on something.
(今ちょっといい?君の意見を聞きたいことがあるんだけど。)
B: Yes, by all means.
(うん、遠慮なくどうぞ。)

Don’t be shy.

遠慮しないで。

英語”shy”は、人の性格を表す「シャイな」「内気な」という意味もありますが、ここでは人の行動について「遠慮して」「ためらって」という意味で使っています。

相手に食べ物を勧めたり、何か聞きたい事や言いたい事はないか尋ねたり、色々な場面で「遠慮しないでいいよ」と伝えられる英語フレーズです。

割とカジュアルな言い方なので、親しい間柄で使ってくださいね。

A: I baked ginger cookies. Please help yourself!
(ジンジャークッキーを焼いたんだ。自由に食べてね。)
B: Thanks. I’ll have one.
(ありがとう。一つもらうね。)
A: Don’t be shy. There’re a lot.
(遠慮しないでね。たくさんあるから。)

Don’t hold back.

遠慮しないで。

英語”hold back”には「(〜するのを)ためらう」「(感情を)抑える」「(本当の事を言わずに)止まる」など、色々な意味があります。

“hold”は「耐える」「そのままの状態でいる」、”back”は「後ろへ」という意味なので、何かに耐えた状態のまま後ろへ下がるイメージです。

そんな風に相手が何かをためらっている時に、「遠慮しなくていいよ」「遠慮しないで言って」というニュアンスで使えるフレーズですよ。

A: Don’t hold back. You can tell me what you think.
(遠慮しないで。思った事を言ってくれればいいよ。)
B: Well, if you say so, I actually liked your previous hair cut better.
(うん、君がそう言うのであれば、正直なところ前の髪型の方が良かったと思うよ。)

You can be honest with me.

遠慮なく言って。

“honest”は英語で「正直な」という意味。”be honest with 〜”のセットで「〜に正直に言う」というニュアンスになります。

相手に変に気をつかってほしくない、遠慮せずに何でも言ってほしい、という場面で使える英語フレーズです。

A: Is there anything you wanna say to me?
(何か言いたいことがあるんじゃないの?)
B: Well, not really.
(うん、別に何も。)
A: You can be honest with me. We’ve been friends since middle school.
(遠慮しないで言ってよ。中学生の時からの仲じゃん。)


ビジネスメール

続いて、ビジネスメールの締めで「質問等があれば、ご遠慮なくお知らせください」という感じで使える丁寧な英語フレーズを紹介します。

Please don’t hesitate to contact us if you have any further questions.

他にもご質問がありましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。

ポイントは”don’t hesitate to 〜”の部分。すでに紹介しましたが、「遠慮しないで〜して」という意味でしたね。

“contact”は「連絡する」、”further”は「さらに」「追加で」という意味です。フォーマルな響きのある表現で、このフレーズのままメールの最後に使えるので覚えておくと便利ですよ。

ちなみに”if”の文は、前に持ってきても同じ意味になります。

If you have any further questions, please don’t hesitate to contact us. (他にご質問がありましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。)

他にも色々なバリエーションがあるので、気分にあわせて使い分けてみてください!

Please don’t hesitate to contact us if you require any further information. (他に必要な情報があれば、ご遠慮なくお問い合わせください。)

Please don’t hesitate to contact us if you require any clarification. (詳しい説明が必要であれば、ご遠慮なくお問い合わせください。)

Should you have any questions, please feel free to let us know at any time.

ご質問がありましたら、いつでもお気軽にお知らせください。

こちらは、”feel free to 〜”「遠慮しないで〜して」を使った英語フレーズです。

“should”は「〜べき」という意味の助動詞としてよく使っていると思いますが、このフレーズのように文の先頭につけて「もし〜なら」という仮定を表すこともできるんです。

とてもフォーマルな言い方なので主にメールで使ってくださいね。

もちろん、”should”は”if”に置き換えても同じような意味になります。

If you have any questions, please feel free to let us know at any time.(ご質問がありましたら、いつでもお気軽にお知らせください。)

“should”に続く文の主語が”you”ではなく”there”になる場合、動詞は原形にするので注意が必要です。

Should there be any further information you require, please feel free to let us know at any time.(他に必要な情報がありましたら、いつでもお気軽にお知らせください。)


おわりに

いかがでしたか?

今回は、相手に遠慮しないで欲しい事を伝える「遠慮なく」の英語フレーズを紹介しました。

「遠慮なく」はちょっとした一言ではありますが、相手を気遣うことのできる親切な表現です。覚えやすいものから、ぜひ実際に使ってみてくださいね。

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