「凝っている」は英語で?体が張る/こだわる/精巧な時の表現10選!
肩が痛い時、手間のかかった精巧なものを表す時、とても好きでこだわっている時、日本語では「凝っている」という表現を使うことができますよね。
この、全く意味の異なる「凝っている」という表現、英語ではそれぞれどのように言えばいいのでしょうか。
今回は、「凝っている」の英語表現をシチュエーション別にご紹介します!
体が張っている/痛い時
まずは、肩や首など体が張って痛い時の英語フレーズをご紹介します!
I have tight shoulders.
肩が凝っている。
“tight”は「きつい」「かたい」という意味の形容詞です。
体にぴったりの圧力が少し強めの服を「タイトな服」と言ったりしますよね。このぎゅっと締め付けられるニュアンスが”tight”の持っているイメージです。
体の筋肉が緊張して、ぎゅっとかたくなっている時に使ってみてください。
A: I have tight shoulders. That’s because I sit all day at work.
(肩が凝ってるんだ。仕事で一日中座ってるからね。)
B: I read that sitting for long hours can shorten your life. You’d better take a movement break every 30 minutes.
(長時間座っていると寿命が縮まるって読んだよ。30分おきに動いたほうがいいね。)
I have tension in my neck.
首が凝っている。
「緊張」という意味の名詞“tension”を使ったフレーズです。
筋肉が緊張して張っている状態が、体が凝るということですよね。筋肉がぴーんと張り詰めて血流などの流れが悪いような症状に使えるフレーズです。
A: I have tension in my neck.
(首が凝ってる。)
B: You’d better fix your bad posture.
(姿勢が悪いのを直したほうがいいよ。)
I have stiff shoulders.
肩が凝っている。
“stiff”は「かたい」「硬直した」という意味の形容詞です。
凝り固まってかちかちの肩や首を表す時に使ってみてください。
A: Let’s take a break. Phew, I have stiff shoulders.
(休憩しよう。あー、肩が凝ってる。)
B: Let’s do some stretching.
(ストレッチしよう。)
I have a frozen shoulder.
五十肩なんです。
“frozen shoulder”は、日本語でいうところの「五十肩」や「四十肩」を表します。
直訳すると「凍った肩」ですね。単なる凝りだけではなく痛くて肩を少しも動かせない状態を凍ってかちかちの状態になぞらえたおもしろい英語フレーズです。
A: Would you please pass me the book on the shelf?
(その棚の本を取ってくれますか?)
B: Ouch. Sorry, I have a frozen shoulder.
(いたっ。ごめんなさい、五十肩なんです。)
両肩の場合は”shoulder”を複数形の”shoulders”にすればOKです!
I have frozen shoulders. (五十肩なんです。)
精巧で手間がかかっている時
次は、料理やデザインなど、つくりが精巧で手間がかかっている時の英語フレーズを見ていきましょう!
She cooks elaborate meals for me.
彼女は凝った料理を作ってくれるんだ。
“elaborate”は「凝った」「手の込んだ」という意味の形容詞です。
手間をかけ、こだわって作られているものを褒める時にぴったりの英語フレーズですので覚えてくださいね。
A: How do you know so much about herbs? Do you cook?
(なんでハーブのことそんなに詳しいんですか?料理するの?)
B: My wife likes cooking. She cooks elaborate meals for me.
(妻が料理好きでね。彼女が凝った料理を作ってくれるんだ。)
All dishes were well prepared.
全て凝った料理でした。
“well prepared”は「よく準備された」「手間のかかった」という意味になります。
下準備に手間ひまかけられている場合や、よく考えつくされている場合などにぴったりの表現です。
A: I went to the popular restaurant yesterday. All dishes were well prepared.
(昨日例の人気のレストランに行ったんだ。全て凝った料理だったよ。)
B: I wish I could’ve been there.
(一緒に行ければよかったんだけどなあ。)
The design is very fancy.
とても凝ったデザインですね。
“fancy”は「凝った」「装飾的な」という意味の形容詞です。
細かくて緻密なもの、精巧にできているものなどを表す時によく使われる英単語ですので覚えてくださいね。
A: The design is very fancy.
(とても凝ったデザインですね。)
B: Actually, it took a month to complete it.
(実のところ、完成に1ヶ月かかりました。)
I want to make my writing more sophisticated.
もっと凝って洗練された文章が書きたいんだ。
“sophisticated”は「洗練された」「凝った」という意味です。
文章や語り口などが凝っている時にも使えますし、見栄えがスタイリッシュであか抜けている時など、こだわりがあって洗練されているものを表す時に使ってみてください。
A: I read your article. It was interesting.
(記事読んだよ。おもしろかった。)
B: I want to make my writing more sophisticated.
(もっと凝って洗練された文章が書きたいんだ。)
こだわりがある/ハマっている時
最後に、何かが好きでこだわっている時やハマっている時に使える英語フレーズをご紹介します!
He’s particular about his shoes.
彼は靴に凝っている。
“particular about~”は「~に凝っている」「こだわりがある」と言いたい時の代表的な英語フレーズです。
何かが好きなゆえに「~には少しうるさい」というニュアンスがあります。
A: Wow, he’s wearing shoes that have a lot of shiny spikes.
(わー、彼きらきらしたスタッドがいっぱい付いてる靴はいてるよ。)
B: They are Christian Louboutin. He’s particular about his shoes.
(あれクリスチャンルブタンだよ。彼は靴に凝ってるから。)
She’s into tea.
彼女は紅茶に凝っている。
“be into~”は「~に夢中になる」「~に凝っている」の英語フレーズです。
“into”は、中に入り込むというニュアンスを持っていますよね。好き過ぎてのめり込んでいる、ハマっていることを表すのにぴったりの表現です。
A: She doesn’t drink coffee, does she?
(彼女コーヒー飲まないよね?)
B: Because she’s into tea.
(だって、彼女紅茶に凝ってるからね。)
おわりに
いかがでしたか?
今回は「凝っている」の英語フレーズをご紹介しました。
日本語で色々な意味を持っている「凝る」ですが、それぞれの意味に該当する英語フレーズは全く違いますよね。ご紹介したフレーズを覚えて、自然な会話を楽しんでください!