「空気を読む」は英語で?KYな友達に指摘する時のフレーズ8選!
誰かが的外れなことを言ったり、空気を壊すような発言をした時、「空気読みなよ!」って思いませんか?
英語圏では比較的物事をはっきりと言う傾向が高いですが、それでも空気を読む必要がある場面があります。では、「もっと空気を読んで欲しいな」と思ったときは英語で何と言えばいいのでしょうか?
今回は「空気を読む」という意味の英語フレーズを紹介します。
雰囲気から察する
周りの雰囲気を敏感に感じ取る。そんな意味の「空気を読む」表現を見てみましょう。
Sense the atmosphere.
雰囲気を察知しなよ。
“sense”には「気付く」「感知する」という意味があります。そして“atmosphere”は、「雰囲気」を表す英語です。
「その場の雰囲気を推し量る」というニュアンスで、日本語の「空気を読む」に一番近い英語フレーズでしょう。
A: I didn’t mean it, but my customer got angry at me.
(そんなつもりじゃなかったんだけど、顧客を怒らせてしまったの。)
B: The timing was bad. Sense the atmosphere and then take action.
(タイミングが悪かったね。雰囲気を察してから行動しなきゃ。)
“sense”ではなく“read”に変えて、“read the atmosphere”とすることもできます。これこそまさに「空気を読む」という感じですよね。
We always have to read the atmosphere in our company.(会社では、いつも空気を読まなければならない。)
Read between the lines.
行間を読みなよ。
“read”は「読む」。“between the lines”は「行間」。
日本語で「行間を読む」という言葉があるように、言葉の間に潜んでいる意図を察知する、という意味もありますし、言葉に限らず「場の雰囲気を察する」=「空気を読む」という意味もあります。
A: I asked Eriko out on a date yesterday. Then, she told me that she wanted to bring her friends. She is really shy and cute, isn’t she?
(昨日、エリコをデートに誘ったんだ。そしたら、友達も連れていきたいなんて言うんだよ。本当にシャイで可愛いよな。)
B: Hey, read between the lines. She just doesn’t want to go on a date with you.
(おい、空気読めよ。彼女はデートしたくないってことだよ。)
Take a hint.
感じ取ってよ。
“hint”は「ヒント」「手がかり」「気配」などの意味がある英語です。
“Take a hint.”をそのまま直訳すると、「ヒントを掴め」となりますね。「ヒントを掴む」=「雰囲気から察する」=「空気を読む」という意味になる英語表現です。
A: She doesn’t call me back these days. I don’t know why.
(最近彼女が電話をくれないんだ。なんでかわからないけど。)
B: Take a hint. She doesn’t like you anymore.
(感じ取りなさいよ。彼女はもうあんたのこと好きじゃないのよ。)
Get a clue.
察してよ。
“get”は「得る」、“clue”は「手がかり」という意味です。“Take a hint.”とほぼ同じ意味合いになります。
A: I got homemade cookies from Miyuki. Maybe she knows I’m always hungry. So kind!
(ミユキから手作りクッキーもらったよ。多分僕がいつもお腹を空かせているのを知ってるんだろうな。親切だなあ!)
B: Get a clue. She isn’t so kind to anyone…you know what that means, don’t you?
(察しろよ。彼女は誰に対しても優しいってわけじゃない…意味わかるだろ?)
状況を把握する
状況をしっかり把握しないままに的外れなことを言ってしまうと、変な空気になりますよね。やはり「空気を読む」ことが必要大切になってきます。
Understand the situation.
状況を理解しなよ。
“understand”は「理解する」。“situation”は「状況」という意味です。
「状況を正しく理解してよ!」と思ったときに使える英語フレーズですね。
A: Finally, we are alone. We can do anything now!
(ついに2人きりになれたね。今から何だってできるよ!)
B: Understand the situation! We are trapped in this elevator!
(状況を理解しなさいよ!私たちはエレベーターに閉じ込められているのよ!)
Understand what’s going on.
何が起きているか理解して。
“what’s going on”で、「何が起きているのか」という意味になります。
A: Hey, I’m serious here. Understand what’s going on!
(ねえ、今真剣なの。空気読んでよ!)
B: I’m sorry. I’m just kidding.
(ごめん。ほんの冗談だよ。)
Don’t you see what’s going on?
何が起きてるかわからないの?
“Don’t you see 〇〇?”で、「〇〇がわからないの?」という意味になります。
否定形の疑問文なので、「空気を読むことができないわけ?」と少しキツめな表現ですね。
A: Hi, Kanako! I heard you broke up with Ken! What’s wrong with you?
(やあ、カナコ!ケンと別れたって聞いたよ!どうしちゃったの?)
B: Hey, stop. She is crying. Don’t you see what’s going on?
(ねえ、やめなよ。泣いてるじゃない。何が起きてるかわからないの?)
気持ちを考える
「空気を読む」ということは、「人の気持ちを考えて行動する」ということでもありますよね。ここでは、「もっと人の気持ちを考えて」と言いたい時の英語フレーズを紹介します。
Be sensitive to 〇〇.
〇〇の気持ちを考えなよ。
“sensitive”は「敏感な」「過敏な」という意味の英語になります。
“be sensitive to 〇〇.”は、「〇〇に敏感になりなよ。」=「〇〇の気持ちを考えなよ。」という意味合いになるフレーズです。
A: Why did you do such a thing? Be sensitive to him.
(なぜあんなことしたのよ?彼の気持ちを考えなよ。)
B: I really regret doing that. I have to apologize to him.
(あんなことして本当に後悔してる。彼に謝らなきゃ。)
“sensitive”を“considerate”「思いやりのある」に変えて、こういう言い方もできます。
Be considerate to other people no matter how busy you are. (どんなに忙しくても、他の人々を思いやれ。)
おわりに
いかがでしたか?今回は、色々な場面で「空気を読む」ことを指摘する英語フレーズを紹介しました。
日本語だと「空気を読む」のひとことで済む場合が多いのですが、英語だと、言い回しによって少しずつニュアンスが違うのがわかると思います。
あなたの周りにKYな友達がいたら、今日紹介した英語フレーズをぜひ使ってみてくださいね!