「おかげで」は英語で?誰かに感謝する/謙虚になる時の表現10選!
成功をお祝いしてもらった時や称賛された時、お世話になった人や決め手となった出来事などに対して感謝することは大事ですよね。
そんな時、日本語では「~のおかげで」「おかげさまで」と言います。この「おかげで」という表現、英語ではどのように言うのでしょうか。
今回は「おかげで」の英語表現を見ていきましょう!
「誰か/何かのおかげ」と言う時
まずは、誰か/何かのおかげ、と感謝する対象を特定したい場合に使える英語フレーズをご紹介します!
Thanks to you,
あなたのおかげで、
“thanks to~”で「~のおかげ」という意味の定番のフレーズです。
感謝する対象の部分には、人の名前や例文の”you”のような人称代名詞を入れてもいいですし、人以外のものを入れることもできます。
A: Congratulations on starting a new business!
(新しい事業のスタートおめでとう!)
B: Thanks to you, I could make this happen.
(あなたのおかげで、実現できました。)
I owe it to her.
彼女のおかげです。
“owe”は「負う」という意味でよく知られている動詞です。”owe it to~”で「~にそれを負っている」=「~のおかげ」という英語フレーズになります。
“owe”は「オウ」と発音してくださいね。
A: Your wife supports you a lot.
(奥様はあなたをよく支える方ですね。)
B: She does. I owe it to her.
(ええ。彼女のおかげです。)
The credit goes to him.
彼のおかげです。
この“credit”は「功績」「称賛」という意味です。例文を直訳すると「その功績に対する称賛は彼に与えられる」となります。
授賞式のスピーチなどでもよく聞かれる英語フレーズです。
A: This award is very authoritative. Congratulations!
(これはとても権威ある賞だよ。おめでとう!)
B: Thank you. Actually, the credit goes to him.
(ありがとうございます。実のところ、彼のおかげです。)
Your support made it possible.
あなたのご支援のおかげです。
“~make it possible”は「~がそれを可能にする」という意味です。
「あなたのご支援がそれを可能にした」=「それが実現したのはあなたのご支援のおかげだ」というフレーズになります。
A: Happy 1st anniversary! Keep up the good work.
(1周年おめでとう!その調子でがんばれ。)
B: Thank you. Your support made it possible.
(ありがとう。あなたのご支援のおかげです。)
I attribute my success to you.
私が成功したのはあなたのおかげです。
“attribute”は「~に帰する」「~のせいにする」という意味のある動詞です。
例文は「私の成功はあなたに帰する」となり、自分の成功を誰かに感謝する際に使えるフレーズになっています。
A: Congratulations on your success!
(ご成功おめでとう!)
B: I attribute my success to you. You always support me.
(私が成功したのはあなたのおかげです。いつも応援してくださいますから。)
By virtue of your assistance,
あなたのご尽力のおかげで、
“by virtue of~”で「~のおかげ」という英語のイディオムです。この”virtue”は「効力」「力」という意味で使われています。
セットで覚えてくださいね。
A: By virtue of your assistance, I could get over it.
(あなたのご尽力のおかげで、乗り越えることができました。)
B: That’s you who achieved it.
(それを達成したのはあなたですよ。)
Without your help,
あなたのご支援のおかげで、
“without”は「~なしに」という前置詞ですが、仮定法の働きをする場合があります。
例文も「もしあなたのご支援がなかったならば」という仮定法の文章です。
仮定法ですので、この後に続く文章は”would+動詞”などの仮定法過去、あるいは”would+have+過去分詞”などの仮定法過去完了と呼ばれる文章を続けてくださいね。
A: Without your help, it would have not happened.
(あなたのご支援がなければ、実現していなかったでしょう。)
B: I did what I wanted to do.
(したかったことをしたまでですよ。)
「幸運にも/おかげさまで」と言う時
次は、感謝する対象は特定せずに「おかげさまで」という場合の英語フレーズをご紹介します!
Thankfully,
おかげさまで、
“thankfully”は、「ありがたいことに」という意味の副詞です。
日本語の「おかげさまで」のように漠然と感謝を表したい時に使えます。
A: Thankfully, my daughter passed the bar exam.
(おかげさまで、娘が司法試験に通ったんですよ。)
B: Congratulations! You should be proud of her.
(おめでとうございます!彼女は誇りね。)
Fortunately,
おかげさまで、
「幸いにも」「幸運にも」という意味の副詞“fortunately”を使った表現です。
日本語の「おかげさまで」と同じく、文頭に置かれることが多いと思います。
A: Fortunately, I will start working as an engineer.
(おかげさまで、エンジニアとして働くことになったよ。)
B: Wow, congrats! When will you start?
(わー、おめでとう!いつから始めるの?)
Luckily,
おかげさまで、
「運」という意味の名詞“luck”を副詞にした”luckily”を使った表現です。
「運よく」「ついていたので」というニュアンスになります。
A: Luckily, I’ve met someone who accepts me for who I am.
(おかげさまで、ありのままの私を受け入れてくれる人に出会いました。)
B: I’m so happy for you! Happy ever after!
(よかったね!いつまでもお幸せに!)
おわりに
いかがでしたか?
今回は「おかげで」の英語フレーズをご紹介しました。
相手に感謝を伝える表現は、いくつ知っていても損はしません。ぜひ頭の片隅に置いておいて、何かいいことがあった時やお祝いされた時などに使ってみてくださいね。
その後もずっといい関係を続けられること間違いなしです!