too/either/neitherの違いとは?言葉の使い方を理解してマスターしよう!
同意するときに使われる英語の言葉には、”too”、”either”、そして”neither”の3つがあります。
ですが、同意をするときであれば、どの言葉を使ってもいいという分けではありません。これらには明確な違いがあるのです。
今回は、英語の”too”、”either”、”neither”の違いについて紹介します!
「too」「either」「neither」の違い
それぞれの言葉の使い方について見ていく前に、違いについて簡単に確認しておきましょう。
まず、これらの言葉は、「肯定文」と「否定文」のどちらで使われるかで分けることができます。
肯定文 ⇒ “too”
否定文 ⇒ “either”、”neither”
次に、それぞれの言葉がどのような形で使われるのかを見てみましょう。
“too” ⇒ “Me too.”または“文, too.”
“either” ⇒ “文, either.”
“neither” ⇒ “Me neither.”または“Neither 〇〇 I.”
“either”と”neither”は共に「否定文」で使われますが、その形には違いがありますね。
それでは、英語の”too”、”either”、”neither”について、詳しい使い方を紹介します!
「too」の使い方
肯定文に対する同意
“too”は、肯定文に対して「私も」と同じ意見であることを伝えるときに使われる言葉です。
まずは、”too”を使って同意を示すときに使われる、おなじみの英語表現が“Me too.”ですね。
シンプルに「私も」とか「僕も」という感じのニュアンスになります。
A: I often read mystery novels.
(ミステリー小説をよく読むんだ。)
B: Me too.
(僕もだよ。)
A: I need to take a long vacation. I’m exhausted!
(長い休みが欲しいよ。クタクタだ!)
B: Me too.
(私も。)
そして、もう1つの使い方が、相手の言った言葉を引用して、その最後に”too”をつけるというものです。
「私も〇〇です」と言う感じになります。
A: I often read mystery novels.
(ミステリー小説をよく読むんだ。)
B: I often read them, too.
(僕もミステリー小説を読むよ。)
A: I need to take a long vacation. I’m exhausted!
(長い休みが欲しいよ。クタクタだ!)
B: I’m exhausted, too.
(私もクタクタよ!)
他に注意する点としては、内容が否定的でも、文が肯定文の形、つまり「”not”を使っていない形」であれば、“too”を使って同意しなければいけません。
例えば、”hate”という言葉を相手が使ったとき。この言葉の意味は英語で「大嫌い」とか「憎い」というもので否定的なものですね。
ですが、文の形は肯定です。だから、「自分も嫌い」と思ったら、”too”を使って同意します。
A: I hate snakes.
(蛇が大嫌いなの。)
B: Me too.
(私も。)
A: I hate snakes.
(蛇が大嫌いなの。)
B: I hate them, too.
(私も蛇が大嫌い。)
「either」の使い方
否定文に対する同意
英語の”either”は、否定文に対して自分も同意見であるときに使います。
使われる形は、相手が言った言葉を使って、最後に”either”をつけるというものしかありません。
ニュアンス的には、「私も〇〇ではないです」という感じになります。
A: I don’t know if he will be fired.
(彼がクビになるかは僕にはわからないよ。)
B: I don’t know, either.
(僕にも分からないね。)
A: I haven’t slept well recently.
(最近よく眠れてなくて。)
B: I haven’t slept well, either.
(よく眠れてないの。)
「neither」の使い方
否定文に対する同意
英語”neither”も”either”と同じように、否定文に対する同意をするときに使われる言葉です。
ただし、使われる形が”either”とは違い、その使い方は2種類あります。
まずは、“Me neither.”という形です。否定文に対しての「私も」や「僕も」という意味になります。
A: I don’t know if he will be fired.
(彼がクビになるかは僕にはわからないよ。)
B: Me neither.
(僕も。)
A: I haven’t slept well recently.
(最近よく眠れてなくて。)
B: Me neither.
(私もよ。)
もう1つの使い方は、“Nether 〇〇 I.”という表現方法です。これも、”Me neither”と同じように、「私も」というような意味になります。
ですが、表現の仕方は少し複雑です。
〇〇の部分に何を入れれば良いかというと、相手が否定表現で使った言葉の”not”を取ったものを入れます。
どのように使うか、下の例文で確認してみましょう。
A: I don’t know if he will be fired.
(彼がクビになるかは僕にはわからないよ。)
B: Neither do I.
(僕も。)
この会話では、Aさんが”don’t”(=do not)のある英語の否定文を言っていますね。だから、Bさんはその表現から”not”を取った”do”を使って、”Neither do I.”という言葉を使い、同意をしているのです。
もう1つの例を見てみましょう。
A: I haven’t slept well recently.
(最近よく眠れてなくて。)
B: Neither have I.
(私もよ。)
こちらは、Aさんの使った”haven’t”(=have not)から”not”を取った”have”で、”Neither have I.”という同意をしています。
他には、以下のような例があります。
(”am not”を使った否定文に対して) ⇒ “Neither am I.”
(”wasn’t”を使った否定文に対して) ⇒ “Neither was I.”
(”did’t”を使った否定文に対して) ⇒ “Neither did I.”
(”won’t”を使った否定文に対して) ⇒ “Neither will I.”
(”can’t”を使った否定文に対して) ⇒ “Neither can I.”
おわりに
今回は、英語の”too”、”either”、”neither”の違いについて紹介しました。いかがでしたか?
どれも「同意する」という共通点がある言葉でしたが、まず「肯定文」と「否定文」のどちらに同意するのかで、使う言葉に違いがありました。
そして、さらにその中で使われる形も違いましたね。
会話の中でこれらを使い分けて、スムーズに英語で同意ができるように、たくさん練習して慣れておきましょう!
今回の記事と合わせてこちらもぜひ参考にしてみてくださいね。
「私も」の英語!否定文に「Me too」は間違い!?正しい同意表現とは?
そして、今回紹介したそれぞれの言葉には他にも役割があります。以下の記事も読んでみることをおススメします!
英語「too」の使い方!強調・賛同を表現するため英単語(※例文あり)
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