「good」と「well」の使い方!英語「良い」を意味する言葉を徹底解説!
「良い」を表す英語としてお馴染みの”good”と”well”。
よく目にしたり耳にするこれら2つの言葉ですが、使い方を間違えたり迷ったりすることが多い言葉でもあるのではないでしょうか?
今回は、この2つの言葉をスムーズに使いこなせるように、”good”と”well”の使い方について徹底的に解説していきます!
「good」の使い方
形容詞として使う
英語の”good”は「形容詞」です。
「形容詞」には「名詞について説明する」という役割があります。なので、”good”は「ある物事の状態や内容が良い」ということを伝えるときに使われるんです。
「形容詞」で「名詞」を説明するときには、2つのパターンがあります。
①「主語」+「動詞」+「形容詞」
まず、「〇〇は△△です」という形で言いたい場合です。
この形の「形容詞」の部分に、今回のテーマの”good”を入れて使うとこんな風になります。
The report he handed in yesterday was good.
(昨日彼が提出したレポートは良かったですよ。)
「主語」にあたるのは「昨日彼が提出したレポート」ですね。それが良かったことを伝えるので、「be動詞」の”was”を「動詞」の部分に置いて、「形容詞」である”good”とつないでいます。
②「形容詞」+「名詞」
もう1つのパターンは、「名詞」の前に「形容詞」を置いて直接説明する形です。「〇〇な△△」という感じですね。
例えば、「形容詞」の部分に”good”を入れて、こんな風に言うことができます。
His new novel is a good story.
(彼の新しい小説はいい話だね。)
“story”という「名詞」の前に”good”を置いて、「いい話」という形にしています。
「well」の使い方
副詞として使う
英語の”well”は「副詞」として使われます。
「副詞」の役割は、「動作や状態、あるいは状況がどんな感じなのか説明を加える」というものです。なので、”well”は、「ある行動が良くできていること」を言うときに使われます。
例文を見てみましょう。
Recently, you’ve been working well.
(最近、君はよく働いているね。)
“well”がなければ、ただ単に「最近、君は働いている」と言ってるだけの内容です。それを「よく働いている」というニュアンスにしたい場合は、最後に”well”を加えればOK。
「副詞」というのは、文の中で置かれる位置が比較的自由なものですが、この「良く」という意味で使われる”well”については文末に置くのがルールです。
ちなみに、「とても良く」という意味で、“very well”という形も良く使われます。
Recently, you’ve been working very well.
(最近、君はとても良く働いているね。)
まとめ
ここまで、英語の”good”と”well”のそれぞれの使い方を見てきました。
最後に、2つの言葉について、まとめておきましょう。
言葉の役割の違い
英語の”good”と”well”は、同じ意味合いではありますが、言葉の役割そのものが違っているんですね。
“good” ⇒ 「形容詞」として使う
“well” ⇒ 「副詞」として使う
ただし、”well”が「形容詞」として使われる例が1つだけあります。それは「体調が良い」と言うときです。
I’m very well.
(とても体調がいいよ。)
ちなみに、上の例文の”well”を”good”に変えると「気分が良い」というニュアンスになります。
I’m very good.
(とても気分がいいよ。)
上記のケース以外では、”well”は「形容詞」としては使われません。
そのため、以下のようには表現しないので気を付けましょう。あくまでも「体調が良い」と言うときだけです。
× The report he handed in yesterday was well.
× His new novel is a well story.
比較級と最上級は同じ
言葉の役割が違う英語の”good”と”well”ですが、比較級と最上級は同じです。
原形 比較級 最上級
“good” “better” “best”
“well” “better” “best”
比較級になると「より良く」、最上級になると「一番良く」という意味に変わるだけで、言葉そのものの役割は変わりません。
上で使った例文を比較級と最上級にすると、それぞれ以下のようになります。
①”good”の比較級”better”
比較級にしても、英語の”good”が持つ「形容詞」の役割は変わりません。「名詞」について「より良い」という説明を加えています。
The report he handed in yesterday was better.
(昨日彼が提出したレポートはより良かったですよ。)
His new novel is a better story.
(彼の新しい小説はより良い話だよ。)
②”good”の最上級”best”
「形容詞」の役割はそのままに、「名詞」について「1番良い」という説明をしています。
The report he handed in yesterday was the best.
(昨日彼が提出したレポートは1番良かったですよ。)
His new novel is the best story.
(彼の新しい小説は1番良い話だよ。)
③”well”の比較級”better”
英語の”well”が持つ「副詞」の役割は変わりません。「動作や状態、状況」について「より良く」という説明をしています。
Recently, you’ve been working better.
(最近、君はより良く働いているね。)
④”well”の比較級”best”
「副詞」の役割で、「動作や状態、状況」について「1番良く」という説明をしています。
Recently, you’ve been working the best.
(最近、君は1番良く働いているね。)
参考までに、比較級と最上級についての記事を紹介しておきます。もし、良かったら読んでみてくださいね。
「最上級」の英語の使い方!1番の人や物を表す文法を例文で理解する!
おわりに
今回は、「良い」を表す英語の”good”と”well”の使い方について紹介しました。いかがでしたか?
使い方を間違いやすい言葉ではありますが、その役割をしっかりと理解しておけば、そんなに難しいものではありません。
もちろん慣れるまでは間違ってしまうこともあるかもしれません。ですが、それを繰り返していくことで正しい使い方が身についてきます。
口になじむまで例文を読んだり、自分で文を作ったりしながら、たくさん練習してみましょう!