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英語「used to」と「be used to」の違い!使い方を区別して使いこなそう!

 

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s_181439990英語の言葉の中で、”used to”と”be used to”は使い方が紛らわしいものとしてよく挙げられます。

同じ”used to”という言葉が入っているのに、この2つの表現の意味は全く違うものなのです。

今回は、その2つをしっかりと区別して使いこなせるようになるために、”used to”と”be used to”の違いについて紹介します!



「used to」と「be used to」の違い

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詳しい使い方を見ていく前に、2つの表現の違いについて簡単に紹介します。

まず、”used to”と”be used to”の意味の違いは以下の通りです。

“used to”       ⇒ 「前は○○したものだった」、「前は○○だった」
“be used to”  ⇒ 「○○に慣れている」、「○○するのに慣れている」

そして、これら2つの表現は分類されるグループが違うんです。

“used to”      ⇒ 「助動詞」の1つ
“be used to”「イディオム」の1つ

「助動詞」とは、”can”とか”will”などの言葉のことで、”used to”もその仲間なんですよ。

「イディオム」というのは、2~3つの言葉がセットになって意味を成す表現のこと日本語で言う「熟語」や「慣用句」のようなものです。

1つ1つの単語が持つ元々の意味はあまり関係なく意味が作られているので、ひとまとめで覚えるしかありません。

さらに、それらの言葉の役割の違いから、あとに続く言葉の種類も違います。

“used to”     ⇒ 「動詞の原形」が続く
“be used to”「名詞」または「動名詞」が続く

“used to”というまとまりで「助動詞」なので、そのあとには「動詞の原形」が続きます。

“be used to”の場合は、”to”が「前置詞」として使われているので、そのあとには「名詞」または「動名詞」しか続けられないんですね。

それでは、上手に区別して使いこなせるように、使い方の違いを詳しく確認していきましょう!

 


「used to」について

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「過去の習慣」を表す

“used to”を使って「過去の習慣」を表すことができます。

「過去の習慣」の中でも、「今はやっていないけど、昔はやっていたこと」を伝えられるんです。

“used to”というのは「助動詞」ですから、その後に続くのは「動詞の原形」となります。

例えば、「今はやっていないけど、昔はテニスをよくやってた」ということを伝えたければ、”used to”を使ってこんな風に言うことができますね。

I used to play tennis.
(前はテニスをやってたよ。)

“used to”自体に「今はやっていないけど、昔はやっていた」というニュアンスが含まれています。

そのため、「今はしてない」とか「過去を表す単語」などは入れなくても、「今はやっていないけど、昔はテニスをよくやってた」ということが相手にきちんと伝わるのです。

「過去の習慣」を表す言葉として、他に”would”という「助動詞」がありますが、“used to”のように「今はやってないけど」というニュアンスは含まれていません。

ただ「前はしていた」ということを言うだけで、「今もしているか、していないか」ということは伝えられないのです。

ちなみに、「今はしてるけど、前はしていなかった」というニュアンスで言うときには、否定文の形で以下のように言います。

I didn’t use to play tennis.
(前はテニスをしていなかった。)

「過去形」の否定文で使う”didn’t”が使われるんです。そして、”used”の”d”を取って”use”とします。

「助動詞」ではあるのですが、”can’t”や”won’t”のような否定形の作り方とは違うんですね。

「現在とは違う状況」を表す

ある状況が「今はそうじゃないけど、昔はそうだった」というときにも、“used to”を使うことができます。

こちらも“used to”の後は「動詞の原形」を使いましょう。

例えば、以下は「今はそうでもないけど、前は人気があったんだよ」という内容の文です。

It used to be really popular among children.
(以前、それは子供たちにすごく人気があったんだよ。)

“used to”の持つニュアンスから、「今ではそれが人気がない」という状況も、この文だけで伝えることができます。

「過去の習慣」を表すときと同様に、他に「今の現状を表す表現」や「過去を表す言葉」を言う必要はありません。

ちなみに、こちらの使い方でも否定の形は「過去の習慣」のときと同じです。

It didn’t use to be really popular among children.
(以前、それは子供たちにそんなに人気がなかった。)


「be used to」について

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「○○に慣れている状態」を表す

まずは、○○に「名詞」が入るパターンです。「ある事柄に慣れている」というときの使い方ですね。

例えば、「車の騒音に慣れている」という風に言いたい場合は、以下のようになります。

We are used to the noise of cars.
(僕たちは車の騒音には慣れてるんだ。)

“We”が主語なので「be動詞」は”are”が使われ、“to”のあとには「騒音」を表す「名詞」の”the noise”が使われています。

この”be used to”で使われているのは、「前置詞」の”to”です。

英語では、「前置詞」の後に来るのは「名詞」というのがルール。なので、”to”の後に「名詞」を入れて使うことができるんですね。

否定の形にするときには、”be used to”の「be動詞」の部分を否定形にすればOKです。

We aren’t used to the noise of the car.
(僕たちは車の騒音に慣れていないんだよ。)

「○○することに慣れている」を表す

次は○○の部分に「動詞」が入るパターン。「ある行動や動作をすることに慣れている」というときの使い方です。

ここで注意が必要なのが、「動詞」の形。原形のままでは使うことができないのです。

上の項目でも書いたように、“be used to”で使われているのは「前置詞」の”to”です。その「前置詞」のあとに続くのは「名詞」というのが英語のルール。

そのため、後に続ける動詞というのは”ing”をつけて「動名詞」の形にしなくてはいけません。

例えば、「長い距離を歩くことに慣れている」という場合には、このようにします。

My mother is used to walking long distances.
(お母さんは長い距離を歩くことに慣れているんだ。)

まず、「主語」は”My mother”なので「be動詞」には”is”が使われていますね。

そして、「歩く」を表す「動詞」の”walk”が”ing”の付いた形で”walking”となっています。

このように、“be used to”の後に「動詞」を続けるときには、必ず「動名詞」の形にすることを忘れないようにしましょう!

否定の文を作るときには、この場合も「be動詞」の部分を否定形にするだけです。

My mother isn’t used to walking long distances.
(お母さんは長い距離を歩くことに慣れてない。)

おわりに

今回は”used to”と”be used to”という2つの違いについて紹介しました。いかがでしたか?

同じ言葉が含まれているのにも関わらず、全く違う意味を持っているんですね。ややこしく感じるかもしれませんが、使い方は大きく違うものなので、実はそんなに使い分けが難しいものではないのです。

自分で文を作ったりして、実際に使いながら慣れていきましょう!

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