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「こだわる」は英語で?良い意味&悪い意味の両方の使い方を学ぼう!

 

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「ついこの部分にこだわっちゃう!」
「これはこだわりの食材を使っている!」

何気なく使っている「こだわる」という表現ですが、これを英語にすることってできるんでしょうか?

結論から言ってしまうと「こだわる」をそのまま日本語的にキレイに訳してくれる英語は存在しません…そんな便利なワードはないんですね。

そのため色々なシチュエーションに合わせて、それぞれ意味が近い英語表現を用意してくてはいけません。とは言え、たとえ100%意味がマッチしなくても、日常会話の中で自然に「こだわる」のニュアンスを入れる事は十分に可能です!

今回は良い意味で使われる時と悪い意味で使われる時の両方の側面から「こだわる」の英語について見ていきたいと思います!



良い意味での「こだわる」

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まずはポジティブな意味で使うことができる「こだわる」表現を学んでいきましょう!

He takes ○○ seriously.

彼は○○にこだわりがある。

「こだわる」という表現を良い意味で使いたい場合は、“take ○○ seriously”という英語なんてどうでしょうか?で「○○について真面目に考える」「○○を決して軽視しない」という意味になります。

○○に対して真剣に向き合っている姿勢や、いかに重要視しているかを伝えられる英語表現です!日本語の「こだわる」のニュアンスにかなり近いと思いませんか?

He takes his ingredients seriously. He chooses organic whenever possible.
(彼は食材にこだわっています。できる限りオーガニックを選んでいます。)

They go great lengths to ○○.

彼らは○○にこだわりがある。

内容によって褒め言葉としても使えそうなのが、“go great lengths”という英語表現。“go to great lengths”と言われることもあります。「どんな苦労も惜しまない」や「どんなことでもする」を意味する言い方です。

「自分のこだわりのためだったら何でもする」、「目標を達成できるならどんな苦労だって大変じゃない」、そういった姿勢を伝える時に適していますね!

“length”は「長さ」を意味する英語なので、「とても長い道のりを行く程努力している」というようなニュアンスになります。

They go great lengths to teach English to their daughters.
(彼らは娘達に英語を教えるのにこだわりがある。)

でも実はこの英語表現を使ってネガティブなフレーズを作ることもできちゃうんです。
People sometimes go great lengths just to ruin your happiness.(人は時によってあなたの幸せを台無しにするためにどんなことでもしてくる。)

こんな悲しい文章も作れてしまうので、「良い意味」になるのは本当に内容次第ということですね笑!

We are committed to ○○.

私たちは○○にこだわりがある。

ポジティブな意味で使われる「こだわる」の英語表現には、”be committed to”もレパートリーとして挙げられるでしょう。最近は日本語でも「コミットする」というカタカナで知られるようになりましたね!

これは「○○に熱心である」、「○○に尽力する」、「○○することを確約する」といった意味があり、よく企業などが会社精神を表す時に使っていたりします。

つまり「熱を注いでいる方向」、そして「実現を約束しようとしているもの」などを英語にしたい時にピッタリな言い方になるんです。日本語の「こだわる」という姿勢に近いですよね!

We are committed to quality workmanship.
(私たちは質の高い出来映えにこだわっています。)

She is particular about ○○.

彼女は○○にこだわりがある。

「良い意味でこだわる」とまではいかないかもしれませんが、必ずしも「悪い意味」ではないのでコチラも紹介しておきましょう!

こだわっているポイントを表現したい場合は “be particular about”という英語がオススメ!これは「○○に細心の注意を払う」「○○の好みにうるさい」といった意味があります。

「好みにうるさい」という日本語訳にはなっているものの、これを人に対して使ってもそこまでネガティブな感じにはなりませんのでご安心ください。ただ単にこだわりの強さを示すことができます。

また大雑把に言うと「気にする」というニュアンスの英語表現なので、必ずしも日本語でいう「こだわる」の訳になるわけではないことは覚えておきましょう!

She is particular about her coffee.
(彼女はコーヒーにこだわっています。)

自分がこだわっている内容を話すので、○○の部分には主語の所有格が入るケースが多くあります。この例文だと “she”が主語なので、”her ○○”というわけですね。

所有格を使わない場合でも、こんな言い換えをして「彼女自身がこだわっている」ことを強調します。
She is particular about the coffee she drinks.(彼女は自分が飲むコーヒーにこだわりがある。)

ちなみに否定文で使うと、「こだわりがない」、「細かいことは気にしない」といったスタンスを表現することもできます。
I’m not particular about anything.(特にこだわりはありません。)

I’m not particular about this.(これに関してこだわりはありません。)


悪い意味での「こだわる」

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次にあまりいい意味ではないネガティブなニュアンスで使う時の「こだわる」を紹介します。

She is picky about ○○.

彼女は○○にこだわりがある。

先ほど紹介した “be particular about”と使い方は似ているかもしれませんね。今回はワードが少し変わって “be picky about”です。意味は「○○の好みがうるさい」になります。

なんか好みがありすぎで面倒くさそうなイメージです。

そもそも “picky”自体が「えり好みする」や「うるさい」という意味があるので、「そんなこだわるなよー。」と相手に言いたい時は、こんな英語表現をすることができます。
Don’t be so picky.(そんなこだわるなよ。)

ということで「口うるさい」印象が強いので、ネガティブな印象が強い言い方ですね。

She is picky about her shoes.
(彼女は靴にこだわりがある。)

より「悪い意味」での印象を強めたいなら、”too”をつければOK!
She is too picky about her shoes.(彼女は靴にこだわり過ぎ。)

I am fussy about ○○.

私は○○にこだわりがある。

“be fussy about”も”be picky about”に似た感じですね!「うるさい」「神経を使う」「念入りな」という意味合いです。こだわりが強過ぎて、細かいところにまで神経質な人のことを言い表す言葉としてピッタリ!

ということで過度にこだわる様子を言い表しているので、あまり良い意味で使われません。

I am fussy about my hair.
(私は自分の髪型にこだわりがある。)


ポイント

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最後に「こだわる」の英語表現に関して少し考え方のポイントをお話させてください!

柔軟に言い換えを考える!

冒頭で既に言いましたが、日本語の「こだわる」をそのまま簡単に英語にできるわけではないのです。そういう意味では「こだわる」は日本語独特のワードなのかもしれませんね。

魔法の言葉が無いという事は、その都度自分たちで近い表現を導かなければいけません。そうするには柔軟に言い換えを考える姿勢と練習が大切になります!

「こだわる」のトピックだけに留まらず、英語を話す際「これって日本語だったらこう言うけど、別の表現方法で同じようなことは言えないかな?」と考えてみましょう。

こういった思考回路を常に持つことで、グンと英語力も伸びるはず!

具体的な表現を意識する!

よく考えてみると「こだわる」って実はふんわりした表現だと思いませんか?少しぼんやりした日本語だからこそ、良い意味だったり悪い意味だったりニュアンスが色々変化できるわけです。

なので「こだわる」に近い英語表現を探す際は、必ず具体的な言い回しを意識しましょう!

例えば「○○に情熱を注ぐ」、「○○のために何時間でも使う」、「○○に細心の注意を払う」など、「こだわる」内容に対してより細かな表現を考えてみると、色々他の言い換えができそうな気がしませんか?

おわりに

いかがでしたか?
今回は「こだわる」を英語で表現したい時の方法についてお話をしました!直訳と言えるようなものがなく、なかなか難しいトピックでしたね。

しかし英語と日本語は全く違う特性を持った言語です。こういうもどかしさは珍しいことではないでしょう。「英語を日本語に言い換える練習」の1つと思って、自分なりの「こだわる」表現を考えてみるのも楽しそうです!

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