「機嫌が悪い」は英語で?ムスッとご機嫌ななめな時の表現10選!
いつもにこにこ機嫌がいい時ばかりではありませんよね。なんとなく虫の居所が悪い時は、誰にだってあるものです。
ご機嫌ななめで「機嫌が悪い」ことを、英語ではどのように伝えたらいいのでしょうか。
今回は、そんな「機嫌が悪い」を表すイディオムやよく使われる表現をご紹介します!
形容詞編
まずは、機嫌がよくないことを意味する様々な形容詞を使った英語フレーズを見ていきましょう!
She’s cranky in the morning.
彼女は、朝は機嫌が悪い。
“cranky”は、「不機嫌な」、子供などが「むずかる」という意味の形容詞です。
不機嫌な様子にも色々ありますよね。この”cranky”は、ぐずったりキーキー怒ったりしているニュアンスを伝えることができる英語フレーズです。
A: She’s cranky in the morning.
(彼女は、朝は機嫌が悪い。)
B: It’s better to come back in the afternoon.
(午後に出直したほうがいいですね。)
He gets grumpy when he’s hungry.
彼はお腹が空くと機嫌が悪くなる。
“grumpy”には、「不機嫌な」、「気難しい」という意味があります。”grumpy”の持つニュアンスは、ムスッとして口数も少ない様子です。
白雪姫に出てくる七人のこびとの一人、いつもムスッとしている「おこりんぼ」の名前をご存知ですか?そうです、”Grumpy”です!イメージを結びつけると覚えやすいかもしれません。
A: He gets grumpy when he’s hungry.
(彼はお腹が空くと機嫌が悪くなるね。)
B: That’s childish.
(それは子供っぽいね。)
She’s been grouchy all day.
彼女は、今日ずっと機嫌が悪い。
“grouchy”も、「不機嫌な」、「不平たらたらの」という意味の形容詞です。
小言や不平不満をぐちぐち言い続けているような場合にぴったりの英語フレーズです。
A: She’s been grouchy all day.
(彼女は、今日ずっと機嫌が悪い。)
B: It looks like things aren’t going her way.
(彼女の思い通りにいってないみたいだね。)
I’m feeling a little crabby.
私ちょっとご機嫌ななめなの。
“crabby”は、「ご機嫌ななめ」、「不機嫌な」という意味の口語表現です。
”crab”=「カニ」が由来の表現ですが、はさみを振り上げている様子が怒りっぽいイメージに繋がったのかもしれませんね。
A: Leave me alone. I’m feeling a little crabby.
(ほっといてよ。私ちょっとご機嫌ななめなの。)
B: Come on. Give me a smile.
(なんだよー。ほら笑って。)
My baby gets fussy in the evening.
私の赤ちゃんは夜になるとご機嫌ななめになるの。
“fussy”には、「小うるさい」、「神経質な」という意味があります。「無用に騒ぎ立てること」、「けんか」という意味の”fuss”から派生した英語フレーズです。
特に、赤ちゃんがぐずっている様子を表す時によく使われます。
A: So, how’s parenting going?
(それで、育児はどう?)
B: It’s hard as you said. My baby gets fussy in the evening.
(あなたが言ったとおり大変。私の赤ちゃんは夜になるとご機嫌ななめになるの。)
イディオム編
次に、機嫌がよくないことを意味する英語のイディオムをご紹介します!
She’s in a bad mood today.
彼女は今日、機嫌が悪い。
機嫌がよくないことを表すお馴染みのイディオム、“in a bad mood”を使った英語フレーズです。
日本語で「ムード」という時は「雰囲気」のニュアンスが一番近いと思いますが、その意味に加えて”mood”には、「機嫌」や「気持ち」という意味もありますので覚えておいてくださいね。
A: She’s in a bad mood today.
(彼女は今日、機嫌が悪い。)
B: Yeah, I want to keep away from her today.
(うん、今日は彼女からは離れておきたいんだよね。)
“bad”の反対”good”を使えば、「機嫌がいい」の表現も簡単です!
She’s in a good mood today. (彼女は今日、機嫌がいい。)
My boss seems to be in a bad temper.
上司は機嫌が悪いみたい。
”in a bad mood”に似たイディオムに”in a bad temper”があります。
“temper”は、「気分」、「機嫌」という意味の名詞です。
A: My boss seems to be in a bad temper. What’s wrong with him?
(上司は機嫌が悪いみたい。どうしたのかな?)
B: I have no idea.
(全然思い当たることがない。)
It looks like she’s out of sorts today.
彼女は今日、ご機嫌ななめみたいだね。
“out of sorts”は、「不機嫌な」、「ご機嫌ななめ」を表すイディオムです。他にも「元気がない」、「気分がよくない」という意味でも使われます。
普段とは調子が違うというニュアンスが伝わる英語フレーズです。
A: It looks like she’s out of sorts today.
(彼女は今日、ご機嫌ななめみたいだね。)
B: She’ll come around soon.
(すぐに機嫌直すよ。)
I’m still ticked off.
私まだ機嫌悪いんだけど。
“ticked off”は、「怒っている」、「いらいらしている」という意味の英語のイディオムです。怒りの度合いが強い印象を持ちます。
A: I’m still ticked off.
(私まだ機嫌悪いんだけど。)
B: Hey, don’t take it out on me.
(ちょっと、僕に当たらないでよ。)
He got up on the wrong side of the bed.
彼は今日一日中、ご機嫌ななめだね。
直訳すると「ベッドの違う側から起きた」となります。
いつもとは違うことをやってしまってなんだか具合が悪い、本調子ではないイメージから派生して、「機嫌が悪い」、「ご機嫌ななめ」を表す有名なイディオムとなりました。使ってみてくださいね。
A: He got up on the wrong side of the bed.
(彼は今日一日中、ご機嫌ななめだね。)
B: Yeah, he gets upset over little things.
(そうなんだよ、ちょっとしたことで怒ってる。)
おわりに
いかがでしたか?
今回は、「機嫌が悪い」と言いたい時の表現やイディオムをご紹介しました。
人の態度や気持ちを表すフレーズの引き出しが多いと、会話の幅が広がると思います。ぜひ覚えて使ってみてくださいね。