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goal/objective/targetの違いとは?「目標」を意味する英語を使いこなそう!

 

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英語には「目標」を意味する言葉がたくさんあります。その中の一部が”goal”、”objective”、そして”target”です。

これらの言葉の違いや使い分けが分からない!そんな悩みを抱える学習者は多いかもしれませんね。

今回はそんな悩みを解消するべく、英語の「”goal”、”objective”、”target”の違い」を紹介します!



「goal」「objective」「target」の違い

今回のテーマである3つの言葉の詳しい使い方を解説する前に、大まかな違いを紹介します。

これらの単語はどれも「達成したいこと」、つまり「目標」を表す言葉です。

「あまり違いはない」という人もいますが、実はそこには細かな違いというのが存在しています。

それぞれの言葉が表す「目標の大きさ」に違いがあるんです。

“goal”         ⇒ 大きな目標
“objective”中くらいの目標
“target”      ⇒ 小さい目標

これらの違いから、どのくらいの期間で達成したい目標なのかという違いが出てきます。

“goal”       ⇒ 長期的な目標
“objective”短期~中期的な目標
“target”      ⇒ 短期的な目標

ここまでの違いをまとめると、次のような流れが考えられます。

“target”を達成⇒“objective”を達成⇒“goal”を達成

「”goal”に辿り着くための”objective”」があり、「その”objective”を達成するための”target”」がある。そんなイメージです。

それでは、”goal”、”objective”、”target”の使い方を、詳しく解説していきます!


「goal」の使い方

長期的な目標

英語の”goal”が意味する「目標」というのは、「最終的に達成したいこと」です。

「ゴール」という言葉でイメージすると、分かりやすいですね。最後に辿り着く場所という感じです。

長い時間を掛けて成し遂げるような目標であれば、”goal”を使って表現するのがピッタリ。

Our goal is to win the championship.
(俺たちの目標はチャンピオンになることだ。)

To be the leader of this field is our company’s goal.
(この業界でのリーダーになることが我々の会社の目標です。)

ただし、「こういう目標だから”goal”を使わないといけない」というわけではありません。どのような内容でも、それがその人にとっての大きな目標であれば”goal”を使うことができます。

His goal is to be a gold medalist in the Olympics in the marathon.
(彼の目標はオリンピックのマラソンで金メダリストになることです。)

His goal is to run 10 kilometers every day.
(彼の目標は毎日10キロ走ることです。)

「最終的な」という意味を表す英語”final”と共に使うこともあります。

この後、紹介する”objective”や”target”にはこのような使い方はありません。

His final goal is to be a gold medalist in the Olympics in the marathon.

His final goal is to run 10 kilometers every day.

“final”をつけることで、より「最終的に達成したいこと」という意味合いが強くなる印象ですね。


「objective」の使い方

短期~中期的な目標

“objective”は、長期的な目標を表す”goal”と短期的な目標を表す”target”の中間のような感じです。”goal”に行くまでの中間地点で達成しておきたいことを表せます。

先ほど、”goal”の項目で“Our goal is to win the championship.”という例文を紹介しました。

その”goal”を達成するために必要なことを”objective”を使い、例えばこんな風に表現できます。

Our objective is to win every match with the teams that are supposed to be weaker than us.
(俺たちの目標は格下相手の試合に全て勝つことだ。)

「格下相手の試合に勝つ」という中間での目標を達成していくことで、最終的に「優勝する」という目標に辿り着くというイメージですね。

もう1つ、”goal”を使って、“To be the leader of this field is our company’s goal.”という例文を紹介しました。

それを達成するために、このような目標を”objective”で表現することもできます。

To make this product more popular is our objective.
(これを人気商品にすることが我々の目標です。)

「人気商品にすること」を達成することが、「業界でのリーダーになる」という目標のためには必要なことという感じです。

この”objective”も”goal”と同じように、「こういう目標は”objective”」と決まってるわけではないです。

何か別の最終的な目標を達成するための途中の目標であれば、”objective”を使います。

なので、先ほど”goal”の項目で紹介した内容を”objective”で表現しても構いません。

His objective is to be a gold medalist in the Olympics in the marathon.
(彼の目標はオリンピックのマラソンで金メダリストになることです。)

このように言うと、あくまでもこの目標は、最終的な目標を達成するための通過点という感じになります。

His objective is to run 10 kilometers every day.
(彼の目標は毎日10キロ走ることです。)

こんな風に言うと、これを達成した先に「マラソン大会に出る」とか「プロのランナーになる」など別の目標があるような印象を受けます。

ただし、この”objective”という言葉には硬い印象を持つ人もいるので、ビジネスで好まれて使われることが多いです。

「target」の使い方

短期的な目標

“target”は、短期的な目標を表すときに使われる英語です。

中間地点である目標を達成するために、さらに細かく目標を設定するときに使うことができます。

“goal”の項目で紹介した“Our goal is to win the championship.”を達成するために、”objective”として“Our objective is to win every match with the teams that are supposed to be weaker than us.”という設定をしました。

そして、さらにその”objective”を達成するために、このように目標を設定することができます。

Our target is to get at least two goals in each game.
(俺たちの目標は、一試合で少なくとも2得点することだ。)

「格下相手の試合に勝てる」ようにするためには、「一試合で少なくとも2得点する」というさらにピンポイントの目標を決めたという感じですね。

もう1つ、”goal”として“To be the leader of this field is our company’s goal.”があり、”objective”として“To make this product more popular is our objective.”がありました。

その場合、”target”としてこのような目標を立てられます。

To sell 3 million yen in total of this product is our target this month.
(この商品の売り上げを3,000,000円にすることが今月の我々の目標です。)

「業界のリーダーになる」ために、「この商品を人気商品にする」、そしてそのために「今月の売り上げを3,000,000円にする」という流れですね。

この”target”も、他の言葉と一緒で「こういう内容は絶対に”target”」ということではありません。

大きな目標を達成するために、細かく設定された目標について言うときには”target”を使うことができるんです。

なので、このように言うこともできます。

His target is to be a gold medalist in the Olympics in the marathon.
(彼の目標はオリンピックのマラソンで金メダリストになることです。)

何か大きな目標を達成するための中間地点での目標があり、さらにそれを達成するための細かな目標が「マラソンで金メダリストになる」という印象です。

His target is to run 10 kilometers every day.
(彼の目標は毎日10キロ走ることです。)

最終的な目標、その途中での目標があり、それを達成するための目標として「毎日10キロ走る」と言っている感じになります。

おわりに

今回は、「目標」を意味する英語の”goal”、”objective”、”target”の違いについて紹介しました。いかがでしたか?

目標の大きさやそれを達成するまでにかかる時間に応じて、それぞれの言葉を使い分ける必要があります。

人それぞれの感覚による部分もありますが、これらの違いをしっかりと理解して使いこなせるようにしましょう!

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