日付の英語!前置詞「at・in・on」をしっかり覚えて文法力を上げる!
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“at” “in” “on”の使い分け、みなさんはご存知ですか?日本語にはない感覚なので、難しいと感じてる方が多いのではないのでしょうか?
前置詞を使うときには、それぞれの言葉のイメージを感じることがとても重要になってきます。
今回は「日付」というポイントに絞って、この3つの前置詞のイメージと正しく使うための基礎知識をご紹介していきます!
「on」の使い方
前置詞”on”のイメージは「接触」で、何かにくっついてる感じです。カレンダーにポンッとスタンプが押してあったり、マークがついてたりするイメージを描いてみましょう。
日付
“on”というのは、今回のテーマ「日付」を表現するのにピッタリの前置詞!カレンダーの日付の部分に「接触」してる感じです。
We’ll have a meeting on December 14th.
(12月14日に会議をします。)
日付は以下のように表現することもできます。
on the 5th of February(2月5日に)
曜日
「曜日」を表現するときにもこの”on”がピッタリ。カレンダーの曜日の部分にくっついてるイメージですね。
We’ll have a party on Sunday.
(日曜日にパーティーを開く予定だよ。)
ある曜日の中の時間帯を指して、以下のように表現することもできます。
on Friday morning(金曜日の朝または午前中)
on Sunday afternoon(日曜日の夕方)
on Wednesday night(水曜日の夜)
特定の日
「誕生日」や「クリスマス」など、ある特定の日を指すときにも”on”という前置詞が使われます。
I had a great time on my birthday.
(誕生日に素晴らしい時間を過ごした。)
on Christmas (Day)(クリスマスに)
on New Year’s Eve(大みそかに)
後の”at”の説明でも紹介しますが、”at Christmas”という言い方もあります。しかし、これは少しニュアンスが変わります。
“on Christmas (Day)”というと「12月25日」しか意味しません。”on”という前置詞のイメージは「接触」なので、完全にそこに固定されている感じですね。
ですが、”at Christmas”というと「クリスマスの時期」を指すので、必ずし「12月25日」だけを意味するわけではありません。
他に、特定の日として「晴れの日」など天気を表す単語を使って言うこともできます。
on a sunny day(晴れの日に)
on a rainy day(雨の日に)
「in」の使い方
前置詞”in”のイメージは「空間」で囲まれている感じです。特定の日付1日を指すのではなく、日付がたくさん集まってできる一定の期間を指します。
月
「○月に○○した」のように、ある月の中で行われたことなどを話すときに”in”を使います。
I bought a new car in June.
(6月に新しい車を買いました。)
他に”in”を使って「○月上旬」「○月下旬」などいうときにはこんな表現方法があります。
in early November(11月上旬)
in the middle of July(7月中旬)
in late May(5月下旬)
季節
「季節」はいくつかの「月」でまとまってできています。それらをぐるっと囲むイメージで前置詞の”in”が使われています。
I’d like to go to the U.S. in spring.
(春にアメリカに行きたいです。)
年
「月」が12個集まっている「年」という「空間」の中での出来事を話すときにも”in”を使って表現します。
We got married in 2000.
(私たちは2000年に結婚しました。)
「○年前半」「○年後半」というときには、”in”を使ってこのように表現することができます。
in early 1995(1995年前半)
in late 2011(2011年後半)
「月」で「上旬」などを表すとき同様、”early”や”late”を使います。
「at」の使い方
前置詞”at”はある1点を「ここ」と指さしているようなイメージです。「日付」というポイントに絞ると、実はこの”at”を使うことはありません。
ただし、「日付」がいくつか集まってできるある一定期間を大まかに指すときにはこの”at”が使われます。それが以下の使われ方です。
時期
1年の中の行事に関係する時期に関して言うときに”at”を使います。
まずは、以下の例文を見て下さい。
I’ll go on a trip at Christmas.
(クリスマスの時期に旅行に行くつもりです。)
「ここ」という1点を指すイメージを持つ”at”ですが、この使い方をする際は少しイメージを広げる必要があります。
例文では「クリスマスの時期」を表現しています。「あれ?それって一定の範囲で囲まれるから”in”じゃないの?」って感じもしますよね。
確かにそれもそうなのですが、前置詞の”in”を使って一定の期間を表現するときは「月」「年」のように区切りがハッキリしています。
一方「クリスマスの時期」というのは、大まかな時期というのはイメージができますが、きちんとした区切りはありませんよね。1年の流れを考えたときに、人によって「この辺」と指すポイントが変わってきます。だから”at”を使うんです。
他には「○○の時期に」という意味でこんな例もありますよ。
at Halloween(ハロウィンの時期に)
at New Years(お正月の時期に)
おわりに
今回は前置詞の”at” “in” “on”を「日付」というポイントに絞って使い方の違いを紹介しました。いかがでしたか?
厳密に言うと、「日付」に対して使うことができる前置詞は”on”だけなのですが、「日付」に関連した表現をするときには”at” “in” “on”を使い分ける必要があります。
少し分かりずらい部分もあるかもしれませんが、いろんな使われ方を調べたり意識的に探したりするようにして、1つ1つ身につけていきましょう!