短縮英語をマスター!ネイティブがよく使う省略スラング15選!
海外に行った時や映画・ドラマを見た時、「自分が学校で習ってきた英語とちょっと違うな」と思ったことはありませんか?
様々な要因があると思いますが、理由の一つは短縮英語が頻発されているからかもしれません。
ネイティブは日常会話の中で単語と単語を合わせ、カジュアルな英語表現を使うことがよくあります。
今回はそんな「短縮英語スラング」を学んでいきましょう!
【基本系】よく使われる短縮英語
I wanna do it.
それやりたいな。
“wanna”は「やりたい」という”want to”の短縮形です。
短縮英語の中では比較的に有名なものかもしれませんね!
“want to”の用法と全く一緒で、その後に動詞の原型をつけることで「(動詞の行為)をしたい」と表現することができます。
日常会話でよく使われるカジュアルな言い方です。
That was fun! I wanna do it again.
(楽しかったね!もう一回やりたいな。)
否定形にしてももちろん使えます。
I don’t wanna go home yet.
(まだ家に帰りたくないよ。)
I wanna ○○.
○○が欲しい。
“wanna”は他にも使い方があります!
“want a”の略で「○○が欲しい」という意味にもなるのです。
I wanna new bag.
(新しいバッグが欲しい。)
この場合”a”が前につくような単数形のみに使われますので注意しましょう!
I’m gonna do it.
それやる予定だよ。/それやるよ。
“gonna”は「しようとしている」、「するつもりだ」という意味である”going to”の短縮英語です。
しかしこの省略にはbe動詞は含まれていません。
そのため予定などの意思を表す時は”I am”や”She is”というように、必ず”be gonna”の形で使うようにしましょう!
A: Don’t be silly, you know it’s not a good idea.
(馬鹿言うなって、いいアイデアじゃないことぐらい分かるだろ。)
B: I’m serious. I’m definitely gonna do it.
(真剣だよ。絶対にやるさ。)
否定形の場合も使い方は同じです!
You’re not gonna make it on time!
(間に合わないよ!)
I gotta do it.
それやらなきゃ。
“gotta”は”got to”を略した英語です。
これは”have to”とほぼ同じ意味で、「しないといけない」という訳になります。
動詞の原形を後ろに持ってくれば、その行為をしなくてはいけないという表現をすることができますよ。
I gotta do my laundry today.
(今日は洗濯をしなきゃ。)
“get”が過去形になっていますが、決して既に起こったことの話ではありません。
むしろこれは過去分詞で、”have got to”の”have”が省略された形と言われています。
現在の「やらなきゃいけない」ことに対して、問題なく使えますよ!
友達との会話の途中で「もう行かなきゃ」と話を切り上げる時にも便利です!
I gotta go now.
(もう行かなきゃ。)
I gotta ○○.
○○を手に入れた/買った。
“gotta”は”wanna”と同様、もう一つの使い方があります。
“got a”という短縮英語でもあり、「○○を手に入れた」という意味になります。
I gotta new car last week.
(先週新車を手に入れたよ/買ったよ。)
こちらも”a”が前にくるような単数形に使われますので、注意してください!
I ain’t ○○.
○○じゃないよ。
“ain’t”は様々な言葉の短縮英語ですが、役割としては否定文を作る打ち消しと覚えておきましょう。
“am not”、”are not”、”is not”、”have not”、”has not”というように、主語などに関係なく使われる短縮形なのです。
みんなが使う言葉ではなく、一部地方の人間が使う傾向があります。
そしてどちらかというと少し下品な印象もある言葉ですので、その点を覚えておいてください。
I ain’t saying anything.
(何も言ってないよ。)
しかし不思議と”ain’t”は非常にリアルな言葉に聞こえ、パワフルで生き生きとした性質も持っています。
こういった理由から、よく歌詞などに使われますね。
エルビス・プレスリーの有名曲『Hound Dog』にも!
You ain’t nothin’ but a hound dog.
(お前は何者でもない、ただの猟犬だ。)
この場合は”You are not nothing but a hound dog.”の短縮ということになります。
ちなみに”not”と”nothing”で否定が重なっており文法的には誤りですが、一部ネイティブはあえてこのような言い方をすることもあります。
I dunno.
分からないや。
「分からない」という意味の”don’t know”を1単語に短縮して”dunno”と表記することがあります。
“don”t know”を早く発音すると、まさに”dunno”の音になるのでやってみてください。
テキストメッセージ等でよく見る英語ですので、是非覚えておきましょう!
I dunno what she’s saying.
(彼女が何を言っているか分からないよ。)
Gotcha.
分かったよ。
相手に対して「分かったよ」、「理解したよ」、「了解」という時、英語で”I got you”や”Got you”と言うことがあります。
この表現を短縮したのが”Gotcha”です。
友達や家族などの親しい間柄で頻発する表現ですね!
A: Can you feed her twice a day? Oh and she only eats wet food.
(1日に2回エサをあげてね。あ、そう彼女ウェットフードしか食べないから。)
B: Gotcha, Mom. Don’t worry, I’ll take care of the cat while you’re away.
(分かったよ、母さん。居ない間は僕がネコの面倒みるから、心配しないで。)
Gimme that.
それちょうだい。
「私にちょうだい」という意味の”give me”が短縮されると、”gimme”と表記されます。
これも歌の中でよく登場する書き方ですね!
Hey, gimme my phone back.
(もう、携帯返してよ。)
Lemme do that.
それやらせて。
「させてください」という許可を求める”let me”を短縮して、”lemme”と表記することがあります。
“gimme”の時とパターンは一緒ですね!
A: Lemme do that. I’m good at mixing.
(それ私にやらせて。混ぜる得意なの。)
B: Well, that’s something no one can fail.
(まぁそれって誰も失敗しないけどね。)
A: Shut up! Lemme focus.
(黙って!集中させて。)
【質問系】聞く時に使う短縮英語
Sup?
元気?/最近どう?
親しい間柄、特に若者の間でよく耳にするこのスラング。
実は”What’s up?”の短縮英語なのです。
ほぼ”what”部分を飛ばして言っている感じなのですね!
A: Sup? How’s everything?
(元気?色々どうよ?)
B: Hey, not much.
(やぁ、特に何もないよ。)
“Sup?”に対して”Sup, man!”で返す人も多くいます。
「元気?」といった訳ですが、必ずしも内容に返答をする必要はないようです。
「やぁ」という感覚として、”Sup?”同士でやり取りしてもアリですよ!
“What’s up?”と同じ意味ですが、”Wudup?”と発音して言う人もいます。
一緒に覚えておきましょう!
Whatcha doing?
何してるの?
疑問形の”what are you”と短縮して”whatcha”と言うケースがあります。
「何してるの?」という時などによく使われますよ!
Whatcha doing? Have you lost your mind?
(何してんだよ?頭でもおかしくなったか?)
“whatcha”の他にも、”whatchu”と言う人もいます。
どちらも同じですので、困惑する必要はありません!
【曖昧系】明言を避ける時の短縮英語
I’m kinda ○○.
ちょっと○○なんだよね。
“kinda”は”kind of”の短縮英語です。
“kind of”は口語でよく使われる表現で、「ちょっと○○」、「なんていうか○○」、「どちらかといえば○○」というように、断定を避けるために言葉を和らげる効果があります。
発言を曖昧にしておきたい時に便利ですね!
I’m kinda sad to be honest.
(正直ちょっと悲しいかな。)
I’m sorta ○○.
まぁ言ってみれば○○なんだよね。
こちらも”kinda”と似た英語表現です。
“sorta”は”sort of”を略したもので、口語で「まぁ言ってみれば○○」、「○○みたいな」、「どちらかといえば○○」といった表現の時に使われます。
はっきり断定できない時やぼかしたい時、ピッタリの言葉が出てこない時に使ってみましょう!
I’m sorta missing my old house.
(前の家がなんというか恋しいよ。)
Sorta kinda.
まぁそんな感じかな。
上の2つを組み合わせた英語が”sorta kinda”で、「まぁなんと言うか」、「そんな感じかなぁ」とぼかす際に使われます。
A: So what, do you like him then?
(で、何、結局彼のこと好きなわけ?)
B: Sorta kinda…
(まぁなんと言うか、そんな感じ…)
“sorta kinda”でも”kinda sorta”でも順番はどちらでも構いません!
おわりに
いかがでしたか?
日常会話ではこういった短縮英語がよく使われるため、リスニングが難しいと感じてしまうのかもしれません。
でも一度それらを認識してしまえば、次からは聞き慣れた言葉に変わるはず!
そしてこれらのスラングはあくまでも「喋る英語」です。文章として書く時は短縮せず、しっかりとした英語を使うように心がけてください!