英語「either」の使い方!例文付きの解説でしっかりと身につける!
英語学習中の人達を悩ませる言葉は色々ありますよね。その中の1つが”either”という言葉ではないでしょうか?
この”either”には、いくつかの使い方があり、それぞれで微妙に意味が違っているんです。
今回は、英語の”either”の使い方について、例文付きでバッチリ解説したいと思います!
使い方別「either」の意味
最初に述べたように、英語の”either”という言葉には、いくつかの役割があります。
まずは、その役割と意味を簡単にまとめておきましょう。
①「形容詞」 ⇒ どちらの○○でも
②「接続詞」 ⇒ ○○か△△のどちらか
③「代名詞」 ⇒ どちらでも
④「副詞」 ⇒ ○○も△△でない
なんと、英語の”either”には4つの役割があるんですね。しかも意味がそれぞれ微妙に違っています。
何だかややこしく感じるかもしれませんが、役割とその使い方を理解すれば、そんなに難しいものではありません。
それでは、”either”の使い方について、例文と共に確認していきましょう!
「形容詞」としての使い方
どちらの○○でも
「名詞」の前に”either”をつけることで、英語で「どちらの○○でも」を意味することが出来ます。
「名詞」を説明する形になりますから、「形容詞」としての役割になるのです。
それでは、例文で使い方を見てみましょう。
We can sit on either side.
(どっち側に座ってもいいよ。)
「側」という意味の名詞である”side”の前につけると、「どちら側でも」という意味になります。
もう1つの例文です。
You can eat either cake. Please choose the one you like.
(どっちのケーキを食べてもいいよ。好きな方選んで。)
“cake”という名詞に”either”を付けて、「どちらのケーキでも」というニュアンスを出していますね。
「接続詞」としての使い方
○○か△△のどちらか
2つの事柄について、「どちらか一方」という表現をする場合の英語”either”は「接続詞」の役割になります。
正確に言うと、“either”と”or”を使って、2つのものをつないで「接続詞」の働きをする使い方です。
つなぐものは、「名詞」でも「動詞」でも何でもOK。ただし、同等のものじゃないといけません。話の流れ上で関係ないものや「名詞」と「動詞」などをつなぐことは出来ないので気をつけましょう。
Either email or call me when you get any information about the incident.
(このことについて何か情報が分かったら、メールか電話して。)
上の例文は「メールする」という意味の”email”と「電話する」という意味の「動詞」をつないでるパターンですね。
Either you talk to her or Jack does.
(あなたが彼女に話すか、ジャックが話すかよ。)
この例文では、「あなたが彼女に話す」と「ジャックが話す」という、【「主語」+「動詞」】で成り立っているものをつないでいます。
ちなみに、”Jack”の後に来ている”does”は、”talk(s) to her”のことです。同じ内容の言葉の繰り返しを避けるために、”does”を使っています。
「代名詞」としての使い方
どちらでも
英語の「代名詞」というのは、前に出てきた固有名詞を指すときに使われる”he”や”it”のような言葉のこと。
実は、英語の”either”には、その役割があるんです。
会話の中で挙がった2つの事柄について、それらを指して「そのうちのどちらでも」という意味で使われます。
例えば、こんな風に使うことが出来ますよ。
A: Which restaurant would you like to go?
(どっちのレストランに行きたい?)
B: Either would be fine.
(どっちでも大丈夫だよ。)
この例文の場合、2人の間である2つのレストランが候補として挙がっていたことが考えられます。
そして、「そのうちのどちからいいか?」と尋ねられたBさんが、”either”を使って「そのうちのどちらでも」というニュアンスで答えているんですね。
否定文で”either”を使うと、「そのうちのどちらも○○ない」という感じで言うことが出来ます。
その場合の例文を見てみましょう。
A: Do you know those boys?
(あの男の子たちのこと知ってる?)
B: No, I’m afraid I don’t know either.
(ううん、どっちのことも知らないな。)
この場合、ある男の子たちのことを聞かれたBさんは、どちらの男の子のことも知らないということです。
直訳すると、「どちらでも知らない」、つまり「そのうちのどちらも知らない」という意味になります。
「副詞」としての使い方
○○も△△でない
英語”either”が「副詞」としての役割をするのは、否定文に対しての同意をする時です。
相手が否定文で何かを言った時、「私もそうじゃない」とか「あの人も違うよ」のようなニュアンスが表現できます。
そして、この場合は必ず文末に“either”をつけなくてはいけません。
いくつかの例文で使い方を見てみましょう。
A: I can’t play the flute.
(フルートは吹けないよ。)
B: I can’t play the flute, either.
(私もフルートは吹けないな。)
相手の「フルートを吹けない」という否定文の内容に、”either”を使って「自分もそうじゃないんだ」という否定文で同意をしています。
A: He has never been irritated with others.
(彼は人にイライラしたことがないんだよ。)
B: She has never been irritated with others, either.
(彼女も人にイライラしたことないのよね。)
この例文の場合は、「彼」に関する否定文を聞いたあとで、「彼女もそうじゃないんだ」という否定文で同意しているケースです。
おわりに
今回は、英語”either”の使い方について、例文を使いながら解説しました。いかがでしたか?
慣れるまでは難しく感じるかもしれませんが、使いこなせるようなれば、とっても便利な言葉です!
それぞれの役割ごとの使い方を例文でたくさん練習して、バッチリ身に付けちゃいましょう!
ちなみに、”either”については、以下の記事でも解説しています。
too/either/neitherの違いとは?言葉の使い方を理解してマスターしよう!